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頑張り過ぎないこと(介護での気づき)

先日 こんなことがありました。

私は毎週日曜日 実家に顔を出します。

認知症の母に会いに行きます。

母は兄夫婦と同居しています。

ご飯や薬の管理は兄がいつもやってくれています。

兄嫁さんも見えないところで頑張ってくれている様子です。

私は 同居してくれている家族に頭が上がりません。


食事したことも 洋服をいつ着替えしたのかも

洗濯も いつやっているのか わかりません。

母は自分の管理ができないのです。



2階から兄が降りて来ました。母の昼食を持って来ました。

私はいつも実家に行く時間を午後1時半と決めています。

お昼が終わっただろう頃に行きます。


しかし その日は 遅い昼食のようです。

母は朝昼逆転し 夜中にお腹が空くと 兄達に
ご飯を訴えるようです。

そして 昼の時間も当然 狂ってきてしまいます。

兄も疲れと怒りが溜まっているようです。


そして 兄から もうバックは買わないで!と言われました。


どうやら いろんなバックを持ってデイサービスに行っている母。

いつも決まったバックに鍵をつけています。


デイサービスに行った時に いつものバックが(バックつけている鍵が)見つからず

家の鍵を閉めないまま デイサービスに出かけることがあるのです。


デイサービスのスタッフさんも 困ることでしょう。

家族全員 外出していて どうしようもありません。

鍵が空いたまま 母をデイサービスに連れて行きます。


以前も 毎日のように 鍵をかけず出掛けていたこともあり

デイサービスから よく電話がかかって来ました。(姉も母のデイサービスから連絡が来るようにしています。姉にも家族があり お姑さんと同居しています)


その時の改善策に 鍵ボックスを用意して欲しいと デイサービスから提案されました。


しかし一緒に住む 家族しかどうするかを決められません。


兄夫婦は鍵ボックスをつけないと決めました。(デイサービスの都合でつけたくなかったそうです。)



母は 月曜から金曜まで デイサービスに通います。

週2日は お風呂に入るためリハビリパンツを持って行きます。

リハビリパンツは以前から 母が尿失禁 便失禁があることを知っていたので 無くなる前に買って行きます。


歳をとると 病気にもなるし 自分のことも分からなくなります。

できることもだんだん減って行きます。

もちろん お金もかかります。

同居してくれている家族も 見えないところで

食費や生活費を母の貯金以外で 補填しているかもしれません。


母は国民年金をずっとかけていました。

ずっとパートだったので 厚生年金を掛けていません。

今は昔よりも 厚生年金に入りやすい時代になりました。


しかし 母が働いていた頃は フルタイムで働いていても

 厚生年金をかけてくれる会社が少なかったのだと思います。


年金で生活する母は2ヶ月に1回 年金が振り込まれます。


生活保護受給者の1ヶ月分の半分よりも

母に支給されている年金額は低いものです。


母もずっと必死で働いて来ました。

せめて お金で困ることがないように私なりに考えました。

リハビリパンツや 洋服も下着もバックも

毎日困らないように できる限り 必要だと思う物を母に届けていました。


しかし やりすぎもいけないと思いました。

兄が声を上げたことで 有り難迷惑を かけていたのです。


兄はバックも いくつか捨てたと言っていました。

結局 たくさんの物が溢れ過ぎて 母も 家族も混乱していたのです。


私は今回のことで反省しました。

今まで母だけでなく 兄夫婦にもストレスを与えていたのです。


兄がもう何にも持ってこないで!と言う気持ちが 伝わって来ました。


ストレスの原因を私が作っていました。

私は自己満足の押しつけを 母にも 兄夫婦にもしていたのです。

どうやら 私は間違っていました。

同居する家族の気持ちを考えもしない 自分勝手な私でした。

兄に もう買ってこないと言いました。


私はやりすぎて 有り難迷惑な行動をしていました。


毎週日曜日に母に会いに行くことも 私のノルマになっていたのかもしれません。

母の言うことを間に受けてしまう自分にも反省しました。

母は認知症で自分の言ったことに責任を持てないのだから

真に受ける自分がいけない。

病人の話をまともに聞いてはいけないと反省しました。

母は もう昔のしっかりしていた頃の母ではないのだから。


私も 今回のことで頑張りすぎを止めようと思いました。

本当に自分の心が動いた時に 母に会えばいいじゃないかと。

お互い程よい距離で いるのが一番いいことなのだと思いました。


やり過ぎは 心の距離が近すぎて見えなくなって 

ストレスを発生するものだと よく理解しました。

そして 次に繰り返さないように。

相手の立場で考えたいと思いました。


介護を実際している方も これからされる方も 続けるために頑張り過ぎませんように。

無理の無い範囲で続けられることを願います。

何事も 程々が ちょうど良いのかもしれませんね。

今日も誰かの気づきになりますように。

今日も必要な言葉が届きますように。


最後まで読んでくれてありがとうございます♥♥♥

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