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部下や後輩から本心で話てもらうには?

こんにちは。貴方の持つ身体知を行動へつなぐプロコーチ、岩舟佑有士(いわふねゆうじ)と言います。

あなたは、職場の部下や後輩の話を真剣に聞くことができれば、心を閉じている相手は少しずつ心を開いてくれると思っていませんか。

今回は、部下や後輩がどうやると心を開いて話をしてくれるのか書いてみようと思います。


導入されている研修や1オン1ミーティング
コーチングの研修を導入する企業、あるいは「1on1ミーティング」の導入している企業も年々増えてきているようです。

あたなも、コーチング研修で習ったとおりに合槌を入れて聞く、あるいは、会社で導入した「1on1ミーティング」を定期的に続け、頑張っていますよ。それにもかかわらず部下や後輩が心を開いていない…というように感じていませんか。

若ければ若い人ほど、人口減少にともなう労働人口の減少が顕著になってきています。

若い人のほうがネットから得られる情報も豊富です。そして、テレワークも普及して働き方も多様化しています。

評価をしてくれる会社が増えれば転職に対する心理的ハードルも下がっています。

そんな若い人は、日ごろから上司や先輩に評価されていることは百も承知です。

若い人は、素直に話したことで評価に影響するなら、何も言わない方を選択するでしょう。


真剣に聞ければ、相手の心を開くことはできるのか?
真剣に部下や後輩の話を聞くのに対し、彼らの心が開く、開かないというのは、どこに違いがあるのでしょうか?彼らの性格の問題や人口構造の変化が原因なのでしょうか?

いいえ、それらは僅かな原因に過ぎません。

本当の原因は、話を聴く側のマインドにあるのです。

上司という立場上、評価・判断も持ちつつ話を聞く、もっと言うと、本心や感情を部下や後輩には出さずに話を聴いているからです。

大体、評価・判断する時は、それらの思考は目に現れてきます。貴方も評価者の目を見たことありますよね?どんな眼差しでしたか?

話を聞く人が心を包み隠しているのに、話す側が閉じている心を開いて話すことはありません。

部下や後輩の立場からすると、心を開いて話すよりも、黙るまではなくても、どこからか借りてきた言葉を使って話す、あるいは、取り止めのないことを話す方が、自分の評価に影響を及ぼさないからからです。


心を開かせる聴き方とは
では、どうしたらいいか?

「心」から相手を尊重しながら話を聴くことです。これだけです。

クライアントの方で、チームメンバー5名を抱えてお仕事をされている方がいらっしゃいます。

コロナ禍なのでテレワークの中、チームメンバー全員へ「1オン1」を定期的に行って、メンバーの話を積極的に聞くようにしています。

しかし、その中にAさんという部下がおり、他のメンバーに比べると指示を出しても反応が薄く、チームの中で盛り上がる話にも、距離を置き、入ってきません。Aさんのパフォーマンスは低いままです。

セッションを通じてお話しを伺うと、クライアントの方は、そのメンバーに、いつもモヤモヤを抱えています。

「どうして心を閉じたままなのか?」「どうしたらもっと話してもらえるのか?」を良く考えていました。

部下思いである一方で、よく聴いていくとクライアントの方は常に不安があるということです。

セッションでは、それら不安の感情をしっかりと味わってもらいました。すると、クライアントの方は、Aさんと「1オン1」を行うときに、不安を出さないようにしていたことが、逆に自分自身の心を閉じていたことに気がつかれたのです。


聴く側の心を開ていくこと
その後、クライアントの方は、コロナ禍ではあるものの、Aさんを思い切ってランチに誘ったそうです。

心から話す相手を尊重することで、話す方の心を開くことは容易になります。そのマインドに気づかれたクライアントの方はAさんの本心を聴けるようになるには、そう時間はかからないでしょう。

そもそも「聴(く)」という漢字には、耳片も心も目も入っていますね。しかし「聞く」には心がありませんね。

しかも門の中で耳が引きこもっていますよね(笑)。

最後に、聴き方を身に付けたい人、あるいは、聞きいている時の癖を認識したい人、ずばりそれらを得るには、プロのレッスンを受けることです。

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岩舟佑有士(いわふねゆうじ)のProfile
・気づいていない貴方の自然体を引き出す専門プロコーチ。武術空手のエッセンスを取り入れた、自然体で成果が出てくるコーチングにより、お客様から評価を頂いている。
・CTIジャパン(コーアクティブ・コーチング養成機関)で延べ200時間の実技コース終了、お客様へのコーチング150時間を超える。コーチングのプロ資格CPCC(Certified Professional Co-Active Coach)を取得。
・空手道の修行歴25年。23歳からスポーツ空手を始め、武術空手の師匠との出会いをきっかけに武術空手へ転向する。現在も武術空手の稽古に日々邁進している。

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