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沈思黙読会、初回はこんな感じでした!その①

11月18日土曜日、神保町expressionで開催された沈思黙読会の第1回目にきていただいた方々、どうもありがとうございました。 
まずはみなさん、ご満足いただけたと思います。ご感想をいただいたので、一部、アップいたします。スマホやNetflixなどを遮断して、長時間読書することの、どこか瞑想に近い特別な感じが伝わっています。
また斎藤真理子さんがお話になった「読書論」、来場者の方々がお話になっている「脳内音読派」「黙読派」など、詳しい実況は、後日またご報告します。

●umimiさん(女性)
「スマホを切って読む」これだけのことがとても難しくなっている今、貴重な機会を得られたことが嬉しく、濃密な時間でした。
家にいたらきっとSNSやTV、配信などの誘惑に簡単に負けていたであろう土曜日の数時間がずっしりした手ごたえのものになりました。
韓国語を学びつつ翻訳にも挑戦しているのですが、『韓国文学の中心にあるもの』のp.302シン・ヒョンチョルが『されどわれらが日々-』を評している言葉の中に「この小説の長点は~」という件がありました。
「長点」とは〝정점″だったのかと思います。日本語ではあまり使わない表現だと思いますが、では何と訳せばいいかと考えれば「長所」も「良い点」もしっくりこない。
「長点」が最も合っていると感じます。翻訳をしていると、どこまで原文を生かし、どの程度日本語としてスムーズにすればいいのか悩みます。
その塩梅みたいなことも、お聞きできる機会があればなと夢想しています。
本日はありがとうございました。

●Aさん(男性)
「読む」という行為がこれほどまで千差万別だと思わなかった。
脳内音読派と黙読派で同じ本を読んでも受け取るものがかなり異なるのではないか。
読書会は読んだ本の内容を語り合うのがふつうだと思うが、「読む」行為について思考するのも新鮮で楽しかった。

●Bさん(女性)
久々にじっくり本を読む機会になってよかったです。普段はあまり集中力が続かないので、半強制的に本に集中させられるイベントはありがたいです。お昼に他の参加者の方々とお話できたのも楽しかったです。1日がかりで長くなるかと思いきや、時間が足りないような感じもしました(笑)。今度、友人と時間を決めて本だけに集中する時間をとってみようと思います。ありがとうございました。

●原田里美さん(女性)
企画・準備・当日のサポート等ありがとうございました。
スマホを手から離し、本に没入できたのがとても楽しく新鮮な喜びがありました。
映像には映像の楽しさがありますが読書は自分と物語、自分と著者(エッセイや人文書の場合)との時間であり、自由に感じて想像をふくらませていける世界。
それが読書の良さだと改めて感じる時間でした。
脳内音読派、目読派、使い分ける派、そのやり方も人それぞれで、それを語り合う時間も大変貴重な機会となりました。

●Dさん(女性)
ケータイやパソコンを開かずに本を読むと途中で調べ物をしたり、友人から相談を受けたりと中断されることがなくてよかった。
調べなかったことも、わからないまま進むので逆に不思議なものとして頭に残った。
昔はこんなふうに本を読んでいたと思った。

●二見さつきさん(女性)
読むことに集中する時間はあっという間に過ぎました。
小学生の時に通いつめた図書館のようでした。スマホなしのルールは快適です。

●Fさん(女性)
普段の生活空間では、スマホ等を使用せず読書に集中することが難しいと感じていましたが今日やってみて自分でも「出来た!」という満足感がありました。
読書会は初めてで、本の感想を話す(アウトプット)のは大変そうかなと思っていましたが、斎藤先生の編み物語、読書話、(夏の読書)や他の参加者の方の感想も大変面白くて参加して良かったです。
今後もっと韓国文学やハングル語の勉強にも挑戦してみたいと思います。ありがとうございました。

●Gさん(女性)
思ったより自分がめちゃくちゃ検索ぐせがあるなとはじめて気付きました。
気になることをすぐ調べるのと調べないのと、実はたいした差はないのかもしれない…。
なんでも知ってればいいってわけでもないと。
広い会場ではないけど、どこに場所取りするかで体験が変わるから、場所選びを少し迷った。
案外、早く時間がたったのが、本当に不思議だった。
他の会場でやるのもおもしろそう。たとえば外が見える所とか…。一軒家とか。

(その②に続きます)

沈思黙読会の詳細はこちらをご参照ください。ゆったりと長時間、本を読むのが目的なので、ある程度広い会場とはいえ、定員があります。申し込みはお早めに。


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