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斎藤真理子さんアトロク出演まとめnote

2024年1月8日(火)放送のライムスター宇多丸×宇垣美里『アフター6ジャンクション 2』(TBSラジオ)に斉藤真理子さんが出演され、ご自身の読書遍歴に加えて、沈思黙読会についても紹介してくださいました。

斎藤さんがご出演されるのは、 ビヨンド・ザ・カルチャー「ブック・ライフ・トーク feat. 斎藤真理子」で、16:11あたりから、約43分もトークされています!

韓国で斎藤さんの詩集が刊行されていることや、そもそも韓国に興味が向かったきっかけなどの話に続き、宇多丸さんの「最近の斎藤さんがやってることも面白いですよね」というフリから、沈思黙読会についてのお話がスタート。

「普通、読書会というのはみんなで同じ本を読んで、その本についての感想を共有するわけですけども、この会はそうではなくて、各自が勝手に読みたいものを読んで、読んだ内容ではなくて、読んでる間どうだったかということ、文章を読むときに自分の脳内で何が起きていたのかということを共有してみようかな、という試みです」

ちなみにこれまでの2回は、読む本は斎藤さんの「韓国文学の中心にあるもの」か「本の栞にぶら下がる」、さらにそのなかで取り上げられている本でも可、というゆったりとした枠がありましたが、3回目からは完全フリーで、自分が読みたい本ならなんでも、ということになりました。

そしてもうひとつ、沈思黙読会の大きなルールが「読書中はスマホの電源を切る」ということ。「皆さん、たいしたことじゃないと思うだろうけど、これが結構、大きいんですよ」と斎藤さん。

「スマホがない状態で読み出して何十分か経つと、なんかモゾモゾしてきてね。普段、集中して本を読んだり仕事をしているようでも、やっぱりしょっちゅう触ってるんです。スマホって現代人にとっては自分の“陣地”っていうか、どうしてもそこに戻っていくんですよね。本の世界に潜って読んでるけど、気がつくと“陣地”を手探りしている。そこでスマホを切ってみると、正面から本と向き合う感じになるんです」

ただ、あまりにもしっかり向き合いすぎると逃げ場がなく閉塞感が生まれてしまうので、沈思黙読会のように周りになんとなく人がいて、その気配のするところで本と向き合うとどこか安心できるのではないか、と。そこから会場である神保町EXPRESSIONについて、さらに沈思黙読会=猫の会議をイメージしているという話へと続きます。

「猫の会議って何を相談しているかわからないじゃないですか。この沈思黙読会もよくわからないことを話し合ってるんですけど、それが面白くて。本の読み方って、こんなに人によって違うんだなって初めてわかったんですよ。一字一句、脳内音読する人もいれば、目でさーっと追っていく読み方もある。で、話をしていくと私は音読しかできませんとか、私はページが絵として見えるので、とかもう訳がわからない。とにかくすごく多様で、その度におーっと思っています」

この多様な読み方の一端は、このnoteでも少し紹介しているので、興味のある方はぜひご一読ください。

そして、この後に続く「ブックライフトーク」本編では、斎藤さんの読書遍歴がたっぷり聴けます。また、斎藤さんが日記本について語るポッドキャストも後日、配信予定だそうです。

沈思黙読会の詳細はこちらをご参照ください。月1、第3土曜日に神保町expressionで行われます。オンライン配信はありません。


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