松本国一@富士通シニアエバンジェリスト

IT全般、働き方改革分野を得意分野とし、年間250回を超える全国各地での講演活動や年間…

松本国一@富士通シニアエバンジェリスト

IT全般、働き方改革分野を得意分野とし、年間250回を超える全国各地での講演活動や年間200社を超える働き方改革相談を通じ、IT全般の活用やデザインシンキング・ワークショップを用いた各企業・団体での働き方改革・DX支援活動を実践。 様々なメディア、業界紙への執筆なども務めている。

マガジン

  • 松本シニアエバンジェリストの「DXに関するTips」

    2018年から日本で推進されているDX、本質が理解できないと取り組みが進まなかったり、失敗したりすることが多く、5年で16%の企業しか成功していません。 まずは本質を捉えてみませんか?

  • 松本シニアエバンジェリストの「プレゼン上達のTips」

    プレゼンをうまく行うためのヒント集です。

最近の記事

DX人材はデジタルの熟知が必要か?

 「地域でDX人材育成を行いデジタル化を促進したい」という話から講演依頼を頂く機会も非常に多いのですが、DX人材=デジタルの熟知なのか?というところを今回は書いてみます。 DX人材とは? よく依頼を頂く方に「DX人材のイメージってどんな感じですか?」をお聞きすることがあります。  「エクセルなどのオフィスツールを熟知していて、自らデジタルツールを操れる人」  と答えられる方々も多くおられますが、これは「IT人材」です。  ITを使いこなせば現場のDXが実現できるのでは

    • AIの立ち位置

       AIについて講演で話すと「AIに支配されるのでは?」「AIが判断を誤るととんでもないことになるのでは?」という質問を頂きますが…というのが今回の話です。 皆様とAIの関係性 書き出しのご質問を頂く方々の場合、AIは人間の上位者であり、彼らが独立して動く存在となり、自分たちから遠い存在に感じている様にも思えます。  そもそもAIについてはある意味ソフトウェアプログラムやサービスの一つであり、人との関係性からするとツール、手段でしかありません。しかしながら最近のAI動向を見る

      • プロフィールシート2024年下期版公開

        日頃は講演依頼を頂き誠にありがとうございます。  「そろそろ新しいテーマはないですか?」と聞かれることが増えてきましたので半年ぶりにアップデートしました。  DX、AI、働き方改革、プレゼン講座など多岐にわたる講演に対応できますのでプロフィールシートをご覧ください。  また、講演依頼については、講師派遣会社各社または、直接メールやSNSでご連絡ください。 【連絡先一覧】 メールはこちらまで first.creative.agent@gmail.com または、以下

        • 何気ない会話が視座を高くする

           今週は南は福岡、北は札幌と南北に移動しています  その間は東京でカンファレンスと日本をあちこち巡回しています  それほど飛び回っていてどのタイミングで情報収集とかしているんですか?と聞かれることも多いのですが、隙間時間での情報収集と合わせ「あること」をやっています  今回はその辺りの収集方法のお話です  インタビュー動画を作成しに九州へ ある自治体のインタビュー動画を作成しに、九州へ伺い、撮影&トークをしてきました  当然ながら移動時間も長いですが、最近では機内でのネット

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        • 松本シニアエバンジェリストの「DXに関するTips」
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          16本

        記事

          柔軟な選択が必要な時代

           今週も引き続きあちこち転々としていますが、気掛かりなのが台風10号です  実際影響を受けましたがなんとか乗り切りました  こんな時代には「柔軟性」がもっと必要だなと感じました  今回はそんな話です 先が読めない台風10号 もしかしたらこの記事を読まれている人も様々影響が出たのではないかと思われる台風10号ですが、あちらこちらを転々としている私も当然?影響をうけました  ただ、影響を受けない様にするため、「先回り」をしています  例えば、火曜日は仙台、木曜日は名古屋、金曜日

          テレビの表現力

           色々なコンテンツが溢れかえる中、映像コンテンツについてもYoutubeなど様々なコンテンツが掲載されています。当然、素人クオリティから放送クオリティに近いものまで存在しますが、そんな中でも、やはり放送局で任されているスタッフがすごいな。というのが今回のお話です。表現の仕方も含め、改めて学ぶことがありました。 編集して時間内に、の難しさ 当然ではあるのですが、スタジオで収録となると身が引き締まります。私の場合緊張というのはあまりないのですが、普段よりも2割り増し位テンション

          いよいよ本日公開です。 先月テレビ東京スタジオで撮影していた番組1本目が公開されました。 「円卓コンフィデンシャル」配信限定スピンオフです。 私はDXの専門家として登場しています。 #円卓コンフィデンシャル https://youtu.be/1q07u6lgVQg

          いよいよ本日公開です。 先月テレビ東京スタジオで撮影していた番組1本目が公開されました。 「円卓コンフィデンシャル」配信限定スピンオフです。 私はDXの専門家として登場しています。 #円卓コンフィデンシャル https://youtu.be/1q07u6lgVQg

          今時必要な「柔軟性」

           人間どうしても、「こういうもの」「こうでなければならない」と決めつけてしまうところがありますが、今時はそれらをリセットして柔軟性を身につける必要がありそうです。 お盆中の台風 8月16日、関東に台風7号が再接近しました。お盆休み期間の後半にあたるので、旅程を大きく変更せざるを得ない人も多かったのでは無いでしょうか?  実際12万人に影響が出たとのことですが、そのうちの一人は私でした。  前日の15日、松江にて講演があり現地に入っていました。  当然ながら戻りは翌日の午前

          システムが先か、行動変革が先か

           最近DX関連のお話しで「基幹システムがDXの足枷になっている」ということが言われていました。今回はこの辺りの私の見解をお話します。 長年運用されている「基幹システム」が原因なの? 多くの企業において、アナログな時代からデジタルへとシフトされた1990年代、この頃からデジタルで情報を管理する仕組みや組織は企業の中で次々立ち上がっていきました。部門でいえばそれまで存在しなかった「情報システム部門」、システム自体は企業情報を管理する「基幹システム」です。  この「基幹システム

          システムが先か、行動変革が先か

          AIはブームで終わるのか?

           生成AIは2022年11月末に登場したChatGPT3により世界的に取り上げられることになりました  それから1年半が経過し未だにブームの様な状況が続きますが、ブームが去れば生成AI自体も消え、また新たなものが登場するのでは?と聞かれることが多いです  私的な見解を今回は書いていきます AIブームは度々訪れている AIって度々聞くけど。と思っている人も多いでしょう  今回の生成AIが登場するまでの間、実は3回のブームがありました  第一回目は1960年代、AIに特化した

          紙が必須ではない世界

          先日、あるトークの中でまだまだ日本は紙重視、現場では大きな図面を広げFAXで書類を送信している。という話が出ていましたが、その常識、変わりつつありませんか?というお話です。 紙は一覧するために最適?約10年前、まだまだガラケーが主流でインターネットのパケットも潤沢に使えない時代、朝の通勤電車の風景でよく見かけたのが新聞を読むサラリーマンの姿です。  多くの人たちが紙による新聞の紙面は一度に多くの情報を見る事ができ、ガラケーの様なものでは変わりにならない。という意見が主流でし

          フラットになる世界とフラットにならない現場

           デジタルによりフラット化が進んでいます。誰しもが情報を発信し、その声が大きくなれば商品やサービスが生まれる。まさに情報のやり取りが簡単にできるようになった現在だからこその世界観です。今回はこんな世界の中でも遅れをとっているように思える場所がある。というお話です。 トレンドは個々人から生まれる時代 今のトレンド変化は本当に読みにくいです。従来であればある程度マスメディアなどが想定するトレンドを情報発信することで、ファッショントレンドやトレンドワードなどが生まれてきました。提

          フラットになる世界とフラットにならない現場

          ITとDXを明確に分ける

          IT導入とDXは何が違うんですか? こういう質問がいまだに多いのはデジタル活用…よりはデジタルそのものがいまいち理解されていないことに起因しているかもしれません。 今回はこの辺りを紐解いていきましょう。 IT導入の初期 ITが本格的に働き現場に展開されたのは今から約30年前、Windows95登場によりインターネットが普及し、企業に中にもパソコンが導入されました。 この時代の使い方は紙で行っていた作業をパソコンに「置き換える」  まさにIT活用でした。例えば手紙はメールに

          古いデジタルと新しいデジタル

           講演などで話していて気づいた事などを毎週執筆していますが、今回はデジタルの捉え方のお話です。どうも一括りで捉えてしまうとうまくいかないのではないか。と感じています。 なんでも「デジタル」で括る デジタルは「わからないもの」で「難しいもの」。だから全てをデジタルと括る。  そういう質問やお話を頂くことが多いですが、全てがデジタル。で括られてしまうことに違和感があります。  例えば、最近やっと情報媒体として取り扱いをやめようとしている「フロッピーディスク」、1980年代に登場

          デジタルに期待しすぎない

          デジタルは万能ツール、故に完璧でなければならない。止まることなく24時間365日働き続ける・・・デジタルにまだまだ幻想を持っている人も多いかも。今回はそんなお話です。 デジタルは休まず永遠と働き続ける? デジタルにどんなイメージを持っていますか?と伺うと「正確」「休まず稼働する」「なんでも叶えてくれる万能な存在」・・・そういうイメージを持たれている方が非常に多いです。ですからデジタル機器やサービスを導入さえすれば、うちの会社はより効率化が進み、新しい市場を攻略でき、365日

          自分事にする

           年間250回も登壇をしていると「松本さんの話は聞きやすいし理解もしやすい。なぜそんなことができるのですか?」と聞かれる機会が多くあります。  今まで聞いた中で一番わかりやすかった。  そんな声を頂く秘訣を今回は書きます。 自分の言葉にする プレゼンテーションなど想いを伝えるためには「自分の言葉にする」ということが非常に重要です。  案外単純なことなのですが、一方でかなり難しいと感じる人も多いかもしれません。  「話しているのだから自分の言葉になっているのではないか?」とお