今時必要な「柔軟性」
人間どうしても、「こういうもの」「こうでなければならない」と決めつけてしまうところがありますが、今時はそれらをリセットして柔軟性を身につける必要がありそうです。
お盆中の台風
8月16日、関東に台風7号が再接近しました。お盆休み期間の後半にあたるので、旅程を大きく変更せざるを得ない人も多かったのでは無いでしょうか?
実際12万人に影響が出たとのことですが、そのうちの一人は私でした。
前日の15日、松江にて講演があり現地に入っていました。
当然ながら戻りは翌日の午前便で予約していましたが14日の20時、欠航の連絡が来ました。
行きはいけるのでお客様へ迷惑をかけることは無いので一安心しましたが、当然帰りのルートを変更せざるを得ません。松江の場合、山陰という土地柄もあり、選べるルートはそれほど多くありません。
まずは、近隣県である岡山や広島に移動してそこから飛行機でと考えましたが、20日までの間全便満席、若干遠くの博多も満席です。新幹線もお盆はのぞみ全席指定のため、こちらも全滅でした。
となると、次に想像できるのが普通に乗ることが難しい場所にある空港の便を確認したところ、17日の早朝便に唯一の空きがありました。
関西空港6:45発の羽田行きです。
関西空港は関西の人たちからも少し遠いと思われている空港でまた、早朝便はいつも人がまばらです。空港に入るにも府内からは少し遠く感じることから朝一便は不人気なのですが、今回はそれが功を奏しました。
これで松江〜米子を鉄道で移動後、米子〜なんば〜りんくうタウン経由で関空のメドが経ちました。
選択肢を狭めない
今回の場合、不人気路線を最初に考慮し結果的にはルートを確保することができました。
21日まで待って移動する。なんて手もありますが、19日には講演が入っており、その準備もあるため、そこまでのんびりもしてられません。
柔軟に関東へ戻る最短ルートの範囲を広げ考えてみましたが、本当に行き着くルートは無限にあります。
羽田空港&東京駅というハブ側への運休ということ、またお盆でほぼ満席だったということもあり、選べる選択肢は限られていましたが、少し目線を変え様々な可能性やパーツを考慮することでなんとかなりました。
イマドキはこの柔軟性や様々なものを組み合わせて実現する発想力や柔軟力が本当に必要な時代になったなと感じています。
便利なものが次々生まれ、それらを組み合わせることで自分にとってさらに便利になる。そんなことが気軽にできる時代です。
「あれはこれ専用では無いから選択肢から省いてしまう」
ではなく、もしかしたら工夫して組み合わせれば便利になるかも。という感覚で多くの選択肢を俯瞰して見てみることも必要です。
DXは豊富な選択肢を柔軟に選び使うこと
DXの推進に必要なのは使い方を知ることではなく、物事を分解し、世の中にたくさんある便利なものを組み合わせ「ありたい姿」を実現することだと考えています。
選択肢を狭めると実現できそうなこともうまく見出せないことになってしまうことも多くあります。
様々な便利なものが豊富にある現在だからこそ、選択肢を狭めず、「ありたい姿」を分解し「様々なパーツ」を当てはめ、実現することが必要です。
最初から直行便や一般的な手段しか想定していなければ、解が見出せないことも多くあります。関係ないような色々なものを知り、柔軟な目を持ち、分解したブロックに柔軟に当て嵌めていくことが変化の激しい現在には必要不可欠です。