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街の駄菓子屋さんから広がる共生社会
駄菓子屋横さんち オープン 2019.11.18
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店長のチョイ自己紹介
静岡県の西部に位置する掛川市在住の今年63歳になる横山博則です。
病名は、昭和30年代に流行した脊髄性小児麻痺 (ポリオ) です。人は不良身体障害者と呼ぶ。
【苦手】
子供の頃からニンジンが苦手で、どんなに小さくカットして料理に入れられていても、絶対に見つける自信があります。 (笑)
【趣味】
鉄道模型やジオラマを見るのが好きです。没頭すると時間を忘れてしまいます。
【現在】
掛川市内で障害者11名と駄菓子屋を運営しています。(在宅含む)
取材記事
SNS情報
インスタグラム
公式オンラインショップ
https://yokosanchi.official.ec/?fbclid=PAAaZYnOvD4uWQ-Exi3Y9us42PegYtosB4d1yRH9xd0C3_qBms8Ke4PtM1hBE
note
是非 覗いてみて下さい。よろしくお願いします。
駄菓子屋 横さんち
電動車椅子に乗っている身体障害者が運営する駄菓子屋さん。
障害者の皆さんが制作したアート作品の展示や販売、地域の子供達との交流の場となる新しいコミュニティです。
障害者と子供達とのふれあいを目的としております。障害のある人はもちろん、どんな人にも優しい場所にしたい。
自然に交流できる場所。手話をしているお客さんの横で、お菓子を買いに来た子供達が自然と手話を学べるような、そんな場所が理想です。
働く場として、地域交流の場として、福祉教育の場として、障害者の居場所として、様々な人々が集い認め合える空間を広げていきたい。
2019年11月18日にオープンしました。
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イシヅカマコト作
お店情報
\だれもが使命のある場所🧑🦼/
インクルーシブな駄菓子屋【横さんち】
★静岡県掛川市城下7-10
★TEL 0537-28-7653
★駐車場 4台完備
★平日 13:00-17:00 土日祝 11:00-17:00
★定休日 水曜日
みんなのトイレ✨ オストメイト完備✨
介護用ベッドあり✨
【YouTubeチャネル】
① EXSIDスペシャルライブ 2020.03.25
② 後藤啓介 駄菓子屋1日店長 2023.07.11
③ 【IN静岡】ボスキングTV 2023.11.04
横さんちの足跡
20.09.30
横さんち女性スタッフがラッピングを始めました。大変でしたが頑張りました。
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20.10.19
もっち~との出会い。
かねてから静岡に寄る機会がある際は、横さんちを訪れたい、横山さんとお話しをしたいと考えておりました。昨日、新しい出会いが一つ増えました。
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20.10.27
とっても嬉しい出来事が起こりました。横さんちに、いやいや横さんに会いに来てくれました。横さんちTシャツも購入していただき 3人でパシャリ。良い日でした。
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21.07.13
横さんち、モルク始めました。貸出やってます。フィンランド生まれのスポーツで、なんやかんやで50点ぴったり取れたチームの勝ちです。
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21.07.22
子供達も夏休みに入り、横さんちも騒がしくなってきた。そんななか草薙球場での花束贈呈を見て今日来ましたと。二人ともチョコナナのリスナーであった。わざわざ訪ねて来てくれた事に嬉しくなった店長であった。
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21.08.02
横さんちでの1コマ。スタッフに片手がマヒして動かないスタッフがいる。子供達に商品を持ってもらいバーコードを通している。自然と覚えるサポートの仕方。何だか嬉しくなった。
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21.11.02
分身ロボットで駄菓子屋さん体験。
21.11.10
the NEXT ステキなあしたへのロケが、横さんちで行われた。ロケ内容は掛川城付近情景撮影、 店内インタビュー 外観内観撮影 子供との触れ合いシーンなどであった。
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21.11.20
キャラバン・ストリングス Vo1.2 掛川ツアーに先立ち横さんち2周年記念並びに私達の結婚記念日を祝して演奏会を開いてくれました。狭い空間に響く楽器の迫力ある音。生で聴く演奏に感動ものでした。
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22.01.18
横さんちと和田岡小学校5年生とオンライン授業。「学校・地域と横さんちをオンラインや動画でつなぎ、相互交流する」という新たな取り組みに繋がりました。
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22.03.14
土曜日、親子連れのお客様が静岡から来てくれた。オープン当初二人で来てくれ、私がTシャツをプレゼントした、若いカップルであった。その後、結婚し子供も産まれ、顔を見せに来てくれたそうです。とても嬉しかった出来事でした。
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22.03.14
こども店長による、横さんちが土曜日からスタートした。一人目は、りんかちゃん。ポスター作成、駄菓子の陳列、駄菓子の袋詰め、レジのお手伝いなど、一生懸命してくれました。チャレンジできる「きっかけ」と、その周りが、温かく「見守る」これからも子供達が自信と楽しさを、持ってくれれば嬉しいです。
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22.04.04
4月2日 にじいろフェスタ2022ロータリー奉仕デーに横さんちも参加させていただきました。駄菓子もお昼頃には完売し大盛況でした。お天気にも恵まれて、素敵なイベントに参加でき良かったです。
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22.06.07
掛川市の公式キャラクター茶のみやきんじろうの、ぬいぐるみが完成しました。やっとの思いで完成した自信作でした。
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22.06.26
草薙球場で行われたプロ野球公式戦「日ハム対楽天戦」にて、駄菓子の販売、セレモニー出演など横さんちメンバーが活躍しました。
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22.07.06
横さんちとして初となる写真展「言祝ぎ」を開催。児童養護施設で生活する子供達の七五三の記録と、お祝いの言葉を展示しました。
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22.07.22
バリアフリーな横さんちの日常風景です。
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22.10.30
子供達の、フェイスペイントを行いました。その日は、おばけメイクして、掛川の街を歩き回りました。
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22.11.10
静岡のイベントへ、横さんち出店してきました。DJが会場を盛り上げるクラブイベント。車椅子ユーザーも楽しく参加していた。10人位いたし、みな若い。62のおじんには場違いに思えた。
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22.12.24
横さんと一緒にスカイランタンを飛ばす。幻想的で綺麗でした。
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23.02.18
今日のお客様は、りょうくん。何故か店長のことを家ではパパと呼ぶらしい。店長が載っていた社協だよりを手にして会いにきてくれた。会いたくて夢が叶ったと満面の笑顔。こちらが感激したよ。ありがとう りょうくん。
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23.03.11
掛川Player'sFes 2023掛川城下のこだわりっぱで開催。横さんち駄菓子販売しました。
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23.03.13
掛川まで、足を伸ばして横さんちへ。
イシヅカさんの仲間が来てくれました。
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23.03.16
浜松にある自立生活センターこねくとの萩田さんがお見えになりました。萩田さんは天竜浜名湖鉄道の全ての駅のバリアフリー状況を調査しておられ今後の取り組み方について相談に。鉄道会社へのアプローチの仕方、議員さんとの関わり方、行政との関わり方など意見交換が出来ました。
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23.06.11
不良と呼ばれてる障害者&高校生と東大生&京大生。横さんちにて。
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23.11.16
茶のみやカフェ桜木店。横さんち2回目の出店。11月16日(木)桜木ホールで開催された茶のみやカフェに、スタッフ4人でお邪魔しました。
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思い出のフォト (子供達)
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店長より
きっかけ
店長には、小さい頃に駄菓子屋へ行った記憶がない。何故なら障害者の施設に入所していて外出が出来なかった。だから皆が言うような駄菓子屋さんの良さや思い出を語る事が出来ない。そんな私が、横さんちの店長として4年が経過した。
子供の頃から足が不自由だった私は、駄菓子屋という言葉さえ知らなかった。だから憧れもなかった。そんな私が駄菓子屋の店長をやっている。不思議な事だと思う。
ひょんなことから、弊社の社長である野中さんと知り合い、障害者が駄菓子屋を運営する事になった。駄菓子屋に懐かしい思い出がある社長と全くない私がタッグを組んで誕生したのが駄菓子屋横さんち。何故?、駄菓子屋?って聞かれる。
答えは、場所さえ有れば、仕入れた駄菓子を売るだけで良いからである。あと、私が取り組んでいた福祉教育は子供が対象であり、子供と言えばお菓子が頭に浮かんだからである。酒と勢いで出来た駄菓子屋であった (笑)。儲けは度外視。障害者が生き生きと働ける場所を創ろういう事でスタートした。
握りしめた僅かな小遣いの中で、お金の遣り繰りを考えて店内をあれもこれもと歩き回ったりする姿。くじ引きをして、大当たりが出るか、ハズレ なのかと興奮している姿。これが、古き良き懐かしい「駄菓子屋文化」なんだと思った。そんな姿を見てると楽しくなってきた。
福祉教育
福祉教育を続けるうちに、色々な学校や子供達と接点が出来る様になりましたが、授業が一回限りで終わってしまう事が、ひっかかる様になり、これでは、学びや、ふれあいが、途切れてしまい、段々と記憶が薄れ忘れてしまう事が、もったいないと思えてきた。
何故、小さい頃から福祉教育を行う事が大事なんでしょうか?
障害者を知っているか、障害者に触れた事があるかは、大人になった時の、考え方や関わり方に大きく拘わってくる。
子供達が、少し大きくなると、余計な詮索が始まり、「これはやっちゃいけない、聞いちゃいけない」とか、親が「関わらないように」と、言ったりする事もある。
子供達が、将来に様々な人々と出会った時に、どの様に考え、動く事が出来るのかを、一緒に探し自然と身につけて欲しい。その基本は、知ってもらう事から始まります。
そういう点で、幼い頃から福祉教育をすることは大切だと思います。
普段生活していても、あまり出会う事のない福祉の体験。横さんちで日常の中で交わる小さな体験が、未来の子供たちを育む種になると嬉しい。
スタッフ
スタッフは、それぞれ障害や特性や悩みなどが違う。落ち込んだり、ぶつかったり、体調が悪くなったりするけれど、スタッフ一人一人が頑張れる事を頑張っていこうっていうのが「横さんち」。
色々な事情を持った人々が関わって、様々な可能性を生む。ごちゃまぜな世界を目指し、みんなが集える様な駄菓子屋。そんな場所にしたい。それが全国展開できれば最高だねと、スタッフみんなで話してます。
一人一人、欠点や苦手な事、出来ない事はある。人間って、悪いところに目が行きがちで、良いところに目がいかない。だから、長所に気が付かない。出来て当たり前と捉えてしまう。だから、横さんちでは、良いところに目を向けていこうと、声を掛け合っています。
スタッフの中には、在宅勤務をしていたり、会話によるコミュニケーションが出来ない人や苦手な人もいたりするので、その場合は手紙やメッセージカードを活用しています。
それぞれに合った方法で、意見を伝えあう工夫を大事にしています。最近ではお店の方針や、今後やりたい事などを話しています。
後は、スタッフが、私みたいに人前に出るのが得意かというと決してそうではありません(笑)。地域の人と関わりを持つにも、ハードルを感じてしまうので、なるべく軽く出来る様にするのが課題ですね。
バリアフリー
様々なバリアがある為に、本当に入りたいお店に入れない人達もいます。そんな辛い思いをさせたくない。
車椅子利用者は少しの段差や階段や店内の狭さなどで行きたいと思っても、躊躇したり諦めたり、悔しい思いを味わう。そんな事が無い様にバリアフリーには力を注いだ。
まだまだ完璧ではないが、車椅子利用者の目線を生かした事が、子供の目線と同じと言う事から、とっても見やすい店内にもなっています。
誰もが来やすいお店を、これからも目指していきます。お買い物ついでに、横さんやスタッフとお喋りも楽しめますよ。
最後に
・福祉教育の架け橋となる駄菓子屋
・多様性を考え尊重しあう駄菓子屋
・楽しく笑顔が一杯に咲く駄菓子屋
これからも、昔ながらの良き駄菓子屋を継承しつつ、横さんちオリジナルの駄菓子屋をスタッフと一緒に造り上げていきたい。
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