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「問いの力」で見える世界が違ってくる

「問い」があるから「答え」は意味を成します

コンサルティングの仕事では常に答えや解決策を求められます。しかし、ここに大きな落とし穴があります。答えや解決策は「問い」があって初めて意味を成します。「何を問うか」で現状のとらえ方は大きく変わります。

同じ分析結果を見ていても、「答えを考える人」と「問いを考える人」がいます。前者は現状をそのまま継続することを前提として、部分的な修正や見直しを考えます。前提である現状を疑うことはそれほどありません。

しかし、後者は目的から考えます。「いまの現状は何のためにあるのか?」を問うわけです。すると現状のフレームそのものを変える必要があることに気づきます。そうでないと本来の目的や目標を実現することはできません。

メンバー全員が問いを立てられるチームをつくる

わかっているつもりでも「問いと答え」を見誤ります。文言や表現やデザインを変えても結果は出ません。「おかしいなあ」と首を傾げて、また部分修正に取り組みます。小さな枠で考えているとこの落し穴にはまります。

とくにサブスク的な契約では、ここに気をつけないと費用対効果が見えてきません。何のために契約したのか?それで何を得ようとしたのか?いまの現状はどうなのか?・・常にこれらを自問自答する必要があります。

まあ、経営者ならば当たり前かもしれません。理屈でなくヒリヒリするような肌感覚で問いに気づきますからね。もちろん、経営者だけでなく、関わるメンバー全員が問いを立てられるチームならば変化に確実に対応できます。

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