変質者と闘った話
こんにちは。
なんの変哲もない平和なこのご時世でも、その水面下で世の女性はいつもセクハラに遭っています。
この記事によって、女性の勇気づけになれれば、男性には、日々女性はこんな目に遭っている現実をお伝えできればと思います。
先にお伝えしておきますが、この記事は私の口の悪さが出ています。ご了承くださいませ。
■□■□
これは駅周辺での変質者についての話となります。
私は今年の4月に勤め先の病院を辞め、
それ以降は自分の活動のために午前中から外をうろつくことが増えました。
うろつくといっても用事なので、
毎日のルーティンとして駅周辺に行くという感じです。
それで気がついたのですが、
駅周辺に変質者がいます。
やたらと自転車をゆっくり漕ぎ、
女性を見つけると自転車を止め、
女性が視界から居なくなるまでじっと見続ける70代くらいの男性です。
私は毎度遠目から注意して見ていました。
その男性は、どうやらいつもその行為を繰り返しているようです。
競馬場に入り浸っているおっちゃんのような、
そんな雰囲気を醸し出しています。
しかも、自転車が倒れそうなほどゆっくりと漕いでるので目立ちます。
そして数人はいるようでした。
その人たちに時間を取られたくないのでわざわざ足を止めて観察まではしていませんでしたが、
少なくとも彼らが視界にいる間は、動向に注意していました。
□■ついに私にへ■□
とある日、私は信号のある横断歩道を渡っていました。
横断を渡り出すと青信号が点滅し始めました。
それと同時に、向こう側でゆっくり止まる自転車が視界に入りました。
顔を上げなくても、なんとなく2台いるのは把握できました。
この横断歩道は、一車線の小さい道路です。
青信号が点滅したばかりだったら十分に渡ることができます(交通法は別として)。
でも、視界に入ってきた自転車たちはそれをしませんでした。
怪しい雰囲気が漂ってきます。
(こっちを見てる…。)
私はその人たちと視線を合わしたくありませんでした。
気持ち悪いですからね。
しかし、去るまでじっと見られているのも、めちゃくちゃ気持ちが悪いもんです。
お風呂に入ってるときに、覗かれていたら嫌でしょう?
まさにそれとおんなじ気持ちになります。
私は、泣き寝入りは嫌いです。
なので、私はその人たちに接触することにしました。
バッと顔を上げると、やはりバチッと目が合いました。
彼らはニタニタしています。
私はとっても気持ちが悪かったですが、視線を離すことなく彼らに向かって行きました。
そしてある程度の距離が詰まった所で言いました。
「人の顔いちいちみてくんじゃねーよ」
彼らは、更にニタニタしました。
普段女性と話す機会がないのでしょう。
相手にされて嬉しいんです。
しかし、こうなることは想定内です。
大事なのはここからです。
私がここでこのまま去ったら彼らが喜んで終わりということになります。
なので私はその逆をしたら良いのです。
人は自分の予想と違うことを相手がしてきたときに怯みますからね。
彼らは満足したのか、ペダルを踏み込もうとしました。
なので私から引き止めます。
もちろん視線はまだ合っています。
「用もないのに顔見るのって迷惑だからな」
彼らは足を止めます。
「見てんじゃねーぞ」
そして彼らはニタニタしままらまたペダルを踏み込もうとしました。まだ私を見たまま。
(今だ。)
そんな彼らに私はグイッと詰め寄ります。
「なぁ」
ここでようやく彼らのニタニタ顔が引き攣り始めました。
まさか見物していた女性が食いついてくるなんて、思ってもいなかったのでしょう。
もうこっちのもんです。
「おぃ」
ここでようやく彼らは私を見るのを辞め、本格的にペダルを漕ぎます。
私はもういっちょ食いつきます。
「見てくんじゃねーぞ気持ちわりぃ」
そう言い放つと、彼らは完全に去って行きました。
■□■□
闘いは以上です。
あれから2ヶ月が経ちましたが、このゆっくり自転車おっちゃんたちはあれ以来見なくなりました。
こんなことに時間を割くのはもったいないからスルーが一番!という考えもありますが、
ケースバイケースだと私は考えています。
放っておいて良いこと良くないことが、
人それぞれの基準で存在しますから。
彼らも人間ですので、今後もしまた女性をジロジロ見ようとしたときに、無意識で今回の経験を思い出すこととなるでしょう。
ありがとうございました。
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