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インディーズ小説家の作詞

     遠  い  星

君の笑顔を見る度に  僕の心は癒される
君が困った顔をすると  僕の眉間に皺が寄る
友の前では泣かない君は  屋上(ここ)で1人で泣いてたね?
いつも僕だけの特別な場所で  君の涙を見ていたんだ
何かあるなら話してくれよ  僕なら君の助けになるから
悲しい時は笑えば良いさ  全てを忘れて大きな声で
それが駄目ならどうするか  美味しいものでも食べに行く?
僕は君が思っているより  ロマンチストな男なのさ
だけど不器用なんだよね?  それを上手く伝えられない
頭の良い君なのだから  そこは察して欲しいけれど
それは僕から言えないよ  だって君は遠い存在

いつもこんなに近くに居るのに  一度も話した事はない
僕の仲間は揃って言う  話さなければ始まらないと
そんな事は分かっているさ  いくら不器用な僕であっても
どうしても言えない理由がね?  君達にだってあるんだよ
僕はもう直ぐこの街を  離れて行ってしまうのさ
だから恋する想いだけは  静かに閉じて行くんだよ
君達は仲間なんだから  そこは察して欲しいけど
それは僕から言えないよ  だって永遠(とわ)の別れになるから

もう直ぐ僕は旅立つけれど  皆の事は忘れない
だけど皆は忘れて良いよ?  僕は遠い星になるから
君の笑顔を見る度に  僕の心は癒された
屋上(ここ)で泣く君の姿を  もう見る事は無いけれど
悲しい時は歌えば良いさ  全てを忘れて大きな声で
遠く離れた星からも  ずっと応援してるから

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