見出し画像

『小説』永遠に宇宙に 完結編 ~さよならからの始まり 絆は永遠に~ さよならからの始まり

らら「パパァ〜早くゥ〜」
テケテケテケテケ
優司「危ないから走ったら駄目だよ?」
加奈「フフフ、すっかり父親が板に付いて来たじゃない」
優司「いやァ···娘に引っ張り回されてばかりですよ」
有衣「ちょっとららちゃん待ちなさいってば」
加奈「ねェ······本当にいいのね?」
優司「はい、あの時に覚悟は出来ていましたし、少しだけですが共に居られましたから」
加奈「そっか」
スタスタスタスタ

美奈「パパママ、本当に色々とゴメンね?でも私は充分満足出来たよ?パパ昔言ってたよね?私の人生は私が決めればいいって···あれ?違ったっけ?アハハまァいいか、パパとママには沢山」
らら「お婆ちゃん!!」
美奈「ん?···お?ららちゃん来たのね?」
タタタタタダキッ
美奈「よ?優司」
有衣「お久し振りです義母さん」
美奈「うん、どォ?優司は確り父親はやってる?」
有衣「えェ、とても助かっています、ららの面倒もちゃんと見てくれて」
美奈「へェ〜ちゃんと育メンしてるんだ」
優司「そりゃそォだよ、親父の様には絶対になりたくないんでね?」
美奈「アハハ相当嫌われたわねェ優也君は」
優司「当然だ!!あんな奴」
加奈「はいはいそれくらいにしてあげて?有衣ちゃんが困っているし、それに一応私の元彼なんだからさ」
美奈「加奈!!」
加奈「よ?私も小父様と小母様に挨拶してもいいかしら?」
美奈「うん!!絶対喜ぶから」
スタスタスタ
加奈「それじゃ··········小父様、小母様···最後に会いに来れなくて御免なさい、それと私とミーナはこの指輪のお陰で今があります、でもそっちに行くのは······ねェどれ位?」
美奈「さァ?寿命が無くなっちゃったからねェ」
加奈「そォ言う事らしいので、まだまだそっちには行きそォもありません、だけどこれだけは約束します、もォ二度とミーナとは離れません、ね?ミーナ」
美奈「だね?もォ二度と」
優司「さて、らら?お婆ちゃんにさよならしなさい」
美奈「ちょっと優司!!誰がお婆ちゃんよ!!言っとくけど私の方が若いんだからね?」
優司「いや、肉体だけじゃん」
らら「お婆ちゃん怒ってるの?」
美奈「ん?お婆ちゃんは怒って無いよ?ウフフららちゃんはパパ好き?」
らら「うん大好き!!」
美奈「そっか」
らら「お婆ちゃんどっか行っちゃうの?」
美奈「そォなのよ、お婆ちゃんは遠い···お空のお星様になっちゃうのよ」
らら「お星様に?」
美奈「ららちゃん今幾つだっただけ?」
らら「4つ」
美奈「そっか、じゃァまだ分かんないか」
有衣「もォ直きお姉ちゃんになります」
美奈「今何ヶ月?」
有衣「7ヶ月です」
美奈「そっか、大事にしなさいよ?」
有衣「はい、あ!!因みに」
美奈「男の子でしょ?」
有衣「分かるんですか?」
美奈「何となくよ?お腹の出方とか顔付きとかね?」
加奈「私産んだ事無いから分かんな〜い」
美奈「フフフ、2人はちょっと大変かもしれないけど頑張るのよ?」
有衣「はい」
美奈「優司!!」
優司「分かっているさ、俺は大切な家族を壊したりはしない」
美奈「あちゃァ···それ胸に刺さるわァ」
優司「当然だろ?そォ思って貰わなきゃやってらんないよ」
スタスタスタハグッ
美奈「優司、寂しい思いをさせちゃって本当に御免なさい」
優司「いいよ、俺は今凄く幸せだから」
美奈「そっか······で?たまには会ってるの?」
優司「まァね?親父も引退してから大夫老け込んで来てさ、嫌がったって俺の父親だから」
美奈「うん、亀太郎と楓ちゃんも大切にしなさいよ?」
優司「あァ·········なァ、もォ行くのか?」
スッ
美奈「そォだね?パパとママにはお別れの話しは終わったし、加奈は迎えに行く予定だったけど来てくれたし」
らら「お婆ちゃん」
美奈「ららちゃん?パパとママ、それに弟を大切に出来る人になってね?お婆ちゃんからのお願い」
らら「うん!!らら約束出来る!!」
美奈「じゃァママの所に行きなさい」
らら「お婆ちゃん」
優司「らら」
スッ
美奈「ゴメンね?もォお別れなの、バイバイららちゃん」
らら「バイバイお婆ちゃん」
加奈「それじゃ行きますか」
美奈「あ、その前にさ、一箇所だけ寄って行かない?地球で最後の食事って事でさ」
加奈「これからァ?折角哀しいお別れをしたのに?」
美奈「いいじゃん、どォせ私達は飛べるんだからビュ〜っと行ってサッと食べてさ、ね?行こォよ加奈ァ」
加奈「ハァ···そのお気楽は変わってないわね?」
美奈「だって学生の時までしか加奈と楽しめなかったんだよ?」
加奈「分かったわよ、で?何を食べるの?」
美奈「あのね?⤴⤴BAKERYって言うのがあってさ··················」
加奈「何それ!!絶対行く!!」
美奈「だよねェ〜、でさ、食べたらどこの星に行くの?」
加奈「まだ決めて無い、でもいい男がいる星にする」
美奈「えェ〜!!私男はもォいいよォ」
加奈「駄〜目、私はまだちゃんとした恋はしてないんだから」
美奈「そっか、んじゃそれで」
加奈「今度は取らないでよね?」
美奈「別に取ったって言う訳じゃァ」
加奈「だね?それにしても真逆爽が健太とヨキをねェ」
美奈「ウフフ、今2人は新しい命を手に入れて楽しくやってるよ?じゃ行こっか」
ヒュ~~ヒュ~~
優司「············さよなら母さん···お元気で」
有衣「アナタ?」
優司「ん?あァゴメン、じゃァ俺達も帰るか」
らら「パパァ、ららお腹空いたァ」
優司「お?そォだなァ、パパもお腹空いたから何か食べて帰るか」
らら「わァ〜い!!ららフリカッセが食べたァ〜い」
優司「よォし!!じゃァ急いでお店に行かないとな?」
有衣「その前に予約が先でしょ?」
テケテケテケ
らら「パパママ早くゥ〜!!」
優司「走ったら危ないぞ?」


      C      A      S      T
       屋中 美奈
       崎谷 加奈 (バル)
崎谷 優司  サザン(日向 健太)
ヨキ  アシュリー
       安倍 晴明(生命)
大手町 有衣  金田 真
神楽 獅牙  鷹村 龍牙  鷹村 虎牙
大手町 太陽  峰 香瑠羅  御鏡 亜利愛
グラン(豹牙) ガイム アカシア ソル
デット  デウス  爽
       怨皇(玄庵)
崎谷 優也 神楽子龍 鷹村龍次 鷹村虎次
鷹村 ニーナ 鷹村 サラ 神楽 凰華
ポプラ  ヤム  弥生
大手町 亀太郎 大手町 楓
田所 摩紗斗   矢野 麻子
高木 帝尊  高木 天 
高木 巫子  高木 琴音
ガン  ポップ  ソルド  キルト  
山下 佐藤 担任 岡本 学 黒い戦士
       崎谷 らら 


      永遠に  宇宙に
小さな希望を見守る為に 私はこの世に生まれて来たの
大きな役目を果たす為に あなたの傍に居るんだよ?
あなたはそれを知らないけれど ずっと仲良くしていてね?
You are my Best friend  あなたの為なら頑張れる
Thank you my Best friend あなたが居るから頑張れる
悲しい顔はしないでね? 私も一緒に悲しくなるから
苦しい時は話してね? 私も一緒に苦しみたいから
さよならだけは言わないよ? それは永遠(とわ)の別れの言葉
だから「またね」と言わせてね? 私が宇宙(そら)の星になっても

気付いた時からあなたはいつも 私の傍で微笑んでたね?
優しいあなたの笑顔をみる度 私はいつも助けられてた
ちょっと気取ってクールで決めて 中々言えない感謝の言葉
You are my Best friend あなたが居たから頑張れた
Thank you my Best friend やっと言えたよ感謝の言葉
悲しい顔はしないでね? 私も一緒に悲しくなるから
苦しい時は話してね? 私も一緒に苦しみたいから
あなたと私はいつでも一緒に それは永遠(とわ)に変わらない
どんな時でも傍に居てね? 二人が宇宙(そら)の星になっても
You are my Best friend あなたとならば何かが出来る
Thank you my Best friend あなたとだから何でも出来る

悲しい時は我慢しないで 二人で一緒に悲しもうよ
苦しい時は話してね? 私もあなたに相談するから
You are my Best friend それが私とあなたの絆
Thank you my best friend 絆は続く永遠に宇宙に




ピュゥ~~···カサカサカサ······トボトボトボ
真「おォ〜〜〜い······誰か居ねェかァ〜〜······俺はどォすれば帰れるんだよ······誰でもいいから話し相手になってくれェ〜〜······ハァ···もォ涙も枯れちまった···亜利愛···俺はどォすりャいいんだよォ」
トボトボトボ、ガッ
真「うォ!!躓いちまっ······どわァ!!」
ドシャッ!!パキィン!!
真「あァ!!指輪が砕け」
フッ

             f  i n

この記事が参加している募集

#私の作品紹介

96,427件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?