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あ~。そろそろ就活「「「やらなきゃ」」」。

就活を直前に控えた大学生は、こういう謎のフレーズをいいがちです。

卒業要件に「就職活動」は入っていないよ?
だから別に強制されてなんかないよ?

なので「やらなきゃ」っていう謎の強迫観念が出てくるのはおかしいよねってことを主張したい。文句だオラ!!!

じゃあ、

①就活「しなきゃ」という強迫観念はなにが原因で出てくるの?
②「しなきゃ」という考えがだめならどういうスタンスがいいの?

という2つの疑問が出てくると思うので、持論を書いていこうとおもう。

ちなみに私は、大学3年生の6月からいわゆる「就職活動」をいわゆる「スタート」させて、夏休みは1dayのインターンシップほぼ毎日入れて40~60社入れて、今年の1月には選考うける会社3つにしぼり、2→最終的な1社に決めたというかなり効率のいいいわゆる「就活」を進めていました。ほかの同級生はまだいわゆる「スタート」すらさせていないなかです。つまり、同級生にはだれにもたよらず、自分の力によって内定を勝ち取って、入社先も納得して決められたわけです。取り消されるようなことがなければ、とい条件付きですが。

しかもそうしたいわゆる「就活」をいわゆる「していた」時期に、ほかのこともバリバリやってたのであんまり「やっている」感じをしませんでした。10月には普通に選考&インターンシップ受けながら英語論文20枚くらい書いてたし、毎日アサシンクリードとかウォッチドッグスとかゲームしまくってたし、家族とCOSTCOに出掛けたりしてました。

「就職活動」だからって、
なーにも日常に特別の変化を取り入れなかった。

そんな私が周りの就活生や世間一般の風潮を見ていて「いやいやなんかズレてね???」と思うことがあまりにも多いので、ここで文句を言っていこうというわけ。

ここがヘンだよ「就職活動」!!!
①「解禁」「スケジュール」の存在

いわゆる「就活」のいわゆる「スケジュール」はこんなかんじ。
大学のキャリアセンターでもにたようなスケジュールが紹介されてました。

大学3年生からいわゆる「早い人」はインターンやったり早い人はすでに選考として面接とか受けてたりします。自分はこの部類でした。

ただ、厄介かつ学生を勘違いしてしまうのは

「解禁」

という概念。就職活動の「解禁」というのは、国から「この時期からならおおっぴらに採用活動すすめていいよ~」と各企業にお許しが出る時期です。なので、「真面目な人」はこの「解禁」を律儀に待ってしまいます。

ですが、この「解禁」は絶対的なものではありません。

私がインターンシップとかやってきた経験の範囲内からいえることは、

ほとんどの会社はこの「解禁」時期を守ってない!!!

ということです。もう、大学3年生が3月を迎える(ちなみに4月から大学4年生に進級します)のをみんな待ちません。コロナの影響もあるかもしれませんが

私がみてきたなかでは、「スケジュール」なんて存在しません。
会社が100通りあれば100通りのスケジュールがあります。
もうカオスです。
それらのカオスな集合体は、
上に出したシンプルな「スケジュール」にまとめることは
不可能です。

すくなくとも、私が体験した「カオス」はこんなかんじです。

はい。めちゃくちゃです!!!

しかも「解禁」前の6月~翌年2月には採用活動はもうぐちゃぐちゃにつまってます。

まずは、このように
「解禁」という概念には一切の意味がない
という現実を受け入れることが
「変な就活をしない」ためのコツだとおもいます。

.

.

.


ここがヘンだよ就職活動!!!
②「真面目」にやらなきゃいけない

みんな真面目すぎます。なぜならば

・前述の「意味のない解禁」「意味のないスケジュール」を律儀に守っている
・「やらなきゃいけないもの」と勝手に解釈している
・受験と勘違いしている

からです。以下1つづつ説明していきます。

【前述の「意味のない解禁」
「意味のないスケジュール」を律儀に守っている】

さきほどいったとおり、「就職活動の解禁」という概念にはいっさいいみがありません。その前から企業みんな「はやく人材とりたいとりたい!!!ウワアアアアアアアアアオレモイッチャウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!」と早漏になっています。

あーそれなのにそれなのに!!!

はやくイってしまった企業にペースをあわせない人が結構いる!!!!すでにイっちゃう企業があるのに、謎の「解禁時期」という概念に囚われて、企業を放置プレイしてしまっている。

これはなぜかというと、本当にみんなまじめなんだと思うんですよね。

「時期」がきまってたら、その時期のなかだけでしか動いてはいけないという強迫観念があるんだとおもいます。いうなれば義務教育のなかでまだ習ってない範囲とかにいこうとすると「まだやってないからできない」というのと同じ。

「学習カリキュラム」に無条件に追随して、
効率よく勉強内容を頭に叩き込む努力をしない。

めちゃくちゃ頭いいメンサ入れるような小学校1年生が、一般相対性理論を理解しようとしたら先生から「まだやってないので勉強しちゃだめ」といわれる。彼はその言葉をうのみにして「来るべき時期」をずっと待つ。みたいな感じです。

同じく

「就職活動解禁時期」に無条件に追随して、
効率よく職探しと卒業後の進路確保をする努力をしない。

のだとおもいます。だからみんなとーーーーっても真面目。みなさん本当に優秀です。尊敬します。私はものすごく不真面目なので。

そもそも、
「職探し」に「確固たるスケジュール」なんて存在するのか?

答えは「否、否、3たび否!!!!」

転職活動してる人とかどうなるの?あれは基本的にスケジュールなんて「職がなくなってから(もしくはやめる決意をしてから)次の職を見つけるまで」ぐらいのもんでしょ?しかも時期はみんなばらばら。20代でするひともいれば30代でするひともいる。期間も、ひとによっては長引いたり逆に短かったりする。「絶対にこのスケジュール守れ」というフォーマットはもはや存在しない。

【「やらなきゃいけないもの」と勝手に解釈している】

就職活動は別にやらなくても卒業できます。

だって、大学の卒業要件に入ってないんだから。

だから、就活やりたくなきゃ卒業後ニートになるかバイトしながら自由に生きるのもありだとおもうんです。または、自分なりにこれからの生き方とマネタイズの仕方考えて、就活をせずに自分の道を進むのも全然あり。

だから「理由もなく」就職活動をしなきゃいけないなんてことはないんですよね。じゃあどうしてみなさん「やらなきゃ」という強迫観念にとらわれるのか?その原因が次の

【受験と勘違いしている】

まじめさがあるのではないかと思います。

受験勉強はまさに真面目さが大切です。毎日コツコツ勉強して志望校にとどく偏差値と点数をめざしていく。ちゃんと勉強すればそれが結果として報われるし、学校もそれを望んでいる。

ゴールは既に用意されている。

しかし

就職活動はまったく違います。「活動」なので、1つのことにまじめに取り組みすぎたら逆にだめなんですね。複数の選考ルートやら選考やら自己分析やらを平行してすすめて、最終的に自分が「終わり」と定義する部分までもっていく。なので、

ゴールは自分で用意するもの。

が、就職活動というやつなのです。

また、そのプロセスも

受験勉強では

予備校・学校の先生・ほかの受験生と同じこと

をすればそれなりにできますが、就活は

ほかの人と同じこと

をしてもあんま意味がない。なぜならば、ぶっとんでいなくては面接官の印象にのこらないし、内定ももらえないから。

ですがみんなは「ほかのひとがやってるから」「みんなこの時期に始めてるから」という思考停止甚だしい動機からダラダラと就活していくわけです。

こうともいえます。

「教科書」があるのが受験勉強
「教科書」がないのが就職活動

です。残念ながら、就活するうえでのバイブルはないです。インターンシップとか選考うけながらフィードバックもらって、それをもとに自分のこと分析して言語化できるようにしたり、書類と面接のスピーチマナーを独学していく。このプロセスに決まったルートはないです。

もともと自宅浪人して大学うかってたのですが、ここらへんの「全て自己責任のもとにおいて行う」というプロセスはけっこうなれてます。それが今回の就職活動でもいかされたのかもしれません。

あーそれなのにそれなのに

「答え」「正解」をみんな求めすぎてしまう!!!なので、やれ「面接ではこれを答えれば絶対合格だ!!!」だの「就職活動はこれをすればバッチリ!!!」といった情報に惑わされてしまう。

「絶対」なんてないよ。
なぜなら大部分が企業都合と人事の主観で決まるから。

世には「自己分析対策」「面接質問対策」「就活対策」についての本がたくさんでまわってますが、そんなの使ったことありません。なぜなら、教科書がないことを知っている、完全に正しい正解ルートなんてはなから存在しないことを知っているから。

私が就活に結果的に役立ったと思うのは、就活にはあまり関係しない自己啓発書やビジネス書などです。記事の最後に私が「使えたな」と思う本をのせますので、興味のあるかたは是非みてください。

というかその気になればなんでも教材になる。塾でのアルバイトだと生徒へ複雑なことをいかにわかりやすく伝えるかの試行錯誤が、そのまま面接の練習になるとおもったし。それと大学での発表も面接練習みたいなもんだとおもったし。おもえば本格的な面接練習なんてのもしたことなかったです。毎回大学での発表やらバイトやら選考やらで「いかに質のいいプレゼンをするか」を考え本気でとりくんでいたらけっこう大丈夫でした。あと、面接1週間前ぐらいから、毎日日記をかいて、それを面接官に説明するかんじにロールプレイしてしゃべりの練習したりしてました。

ここでいいたいことはシンプル。

「答え」を探すな。
自分でなにもかも学びに変換しろ。

就職活動にいちばん遠そうにみえる、かつ、自分が普段やっていること
これらをつなぎあわせる頭の柔軟さ。それを鍛えればたぶん何も怖くないとおもいます。教科書通りに動くのはやめろ。薬物はやめろ

【まとめ】

就活「しなきゃ」という表現、
次の観点からとことん突っ込みをいれてきました。

①就活「しなきゃ」という強迫観念はなにが原因で出てくるの?
②「しなきゃ」という考えがだめならどういうスタンスがいいの?

①就活「しなきゃ」という強迫観念はなにが原因で出てくるの?
→これについては
・「解禁」という概念のややこしさ
・前述の「意味のない解禁」「意味のないスケジュール」を律儀に守っている
・「やらなきゃいけないもの」と勝手に解釈している
・受験と勘違いしている

という原因がありました。

②「しなきゃ」という考えがだめならどういうスタンスがいいの?
→これは私がめちゃくちゃ習慣化とか遊び感覚にものごとを解釈しなおす能力が高いので、一概にすべてのひとにあてはまるわけではありませんが

「答え」を探すな。自分でなにもかも学びに変換しろ。

というスタンスでいくといいかとおもいます。大切なのは、「まわりがしていること」「いわれたこと」「よくわからないけどやらなきゃいけないもの」を思考停止してすすめないことです。それをするとどんどん頭が悪くなるし、就活も効率よく進められなくなるので。

美川

【付録】

私が就職活動で使った本はここにまとめています。







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