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【大学とは】

もう大学4年の11月後半というだいぶ終わりの時期に差し掛かってきたため、一体なんだろうということを書いていきます。

まず

勉強した「内容」はマジで覚えてない

です。1年生のころにスペイン語やった記憶はありますが、「ヤ メテ!」が逆に「私を犯してください」という意味になることぐらいしか覚えてないです。マジで。でも成績は90点とかとってました。でもいかんせん覚えてない。

大学の勉強なんてせいぜいそんなもんです。勉強した内容はどうでもいいんじゃないかと思います。

ただ、勉強の内容「以外」の部分はすべて大事です。大学で学びとれることについて、外山滋比古という大学教授が『思考の整理学』で次のように言っています(意訳)。

大学で学んだ「内容」なんかほぼどうでもいい。大事なのは、論文やレポート、成果物をだすときに「どういうプロセス」を経たか。成果をだすまでの「考え方」や「動き方」についてなにか学べたことがあれば、それこそが大学で得られる学びである。

非常に鋭く、かつシンプルな指摘です。かくいう私もスペイン語のヤメテみたいに、内容はほぼ忘れてます。歴史や文学のこともやりましたが、せいぜいオタク的知識が深まってエンタメ作品をより楽しく見れるようになったぐらいです(でもこれも価値あるかも)。

大学にいって細かい知識とか歴史的事件とかを余すとこなく身に付けなくてもよくて、大事なのは「プロセス」だというわけです。

実体験からいうと、自分は一ヶ月前からレポートの構想とかひねり出して、ちゃんと書く内容決めてから書いた方が評価高い文章かきやすい、とか、1ページの資料をつくるときはすくなくともその2~3倍の分量の調査とかメモをかかないとできない、といった知識が、頭でっかちではなくちゃんとした「生きた経験」に基づいてあるわけです。それでもまだまだ指導教授からダメ出しはされるし、発展途上なわけですが。

あと、何も大学から学べるのは学問的なものだけじゃなくて、教授やら友人やら先輩後輩やらありとあらゆる人との関わり方、バイトする中で感じる世界の闇の深さ、進路を決める時期になっての更なる闇深さの垣間見、などなども大学ならではの経験かと思います。基本的に「あそぶ」とめちゃんこ大事な気付きを得られたりします。

また具体的な話を出すと、サークルでは後輩のおごり云々で金銭トラブル未遂が起こったり(これは自分がうるさくしすぎた節がある)、塾のバイト先で塾業界のブラックさとヤバさを知ったり、「社会人」と「社会」のおままごと感だったりします。どれもとても濃く、強烈な体験でした。いろんなことを見てきたなかでざっくりまとめるとすると、「社会はおままごと」だという感じですかね。本音と建前をいかにうまく使い分けるかのゲームがわりと中心なんじゃないかと思います。

まとめると、大学は遊びと学びを通してよりよい気付きが得られる、けっこういい場所なんじゃないかということです。※

※ただし、勉強をちゃんと真面目にやってるときに限る

※ただし、他人との関わり方に問題がない場合に限る

みかわ

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