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迷ったら苦しい方を選べ!

人間は、嫌なことからは逃げたくなり、楽な方に行きたくなる生き物だ。

ここからは、大手の会社の社員になったとして想像をしながら、ぜひ読んでいただきたい。

私の目標は、この会社の社長になることだ。
この目標を胸に、この会社に勤めて3年。
私の働きを認めてくれて、次期社長候補として社内では私の名前が上がっている。

そんなある時、私は社長からK会議で使用する超重要書類を作るようにと任された頼まれた。
K会議当日。
私は、いつものように会社に出勤した。
そして、いつものようにデスクの前に座って、今日のK会議で使用する書類に不備がないか、確認しようと思った。
そこで、鞄の中から書類を出そうとする。
「あれ、ないぞ」
必死に鞄の中をすみずみまで探した。書類が入るはずもない外ポケットまで確認したが、書類は見つからなかった。
もしかしたら、家に置いてきてしまったかもしれない。
会議は10時からで家に取りに帰る時間もない。

もう一度鞄の中を探してみた。
どうしよう、どうしよう、どこだ。と焦って探している時、ちょうど社長が私の横を通る。
そこで、社長は私に問いかけた。
「おはよう。今日までの書類今もらっていいか?」
(今探しているところですなんて言えないし。)
ものすごく焦っていた私は、思わず
「おはようございます、社長。書類なんですが、最後に確認しておきたいところがあるので、確認してからお渡ししてもよろしいですか?」
とありもしない書類を確認すると嘘をついてしまった。
そして、そのまま書類は見当たらず、時間だけが経過した。

午前10時。
遂に会議がはじまった。

そして、社長から
「例の書類がまだ私のところにきていないんだが、まだか?」
と、社員全員がいる前で問われる。
それはそうだろう。その書類がなければ会議は進まず、しかもそれがまだ社長のところに届いていないのだから。
もう逃げ道のない私は、社員全員の前で、書類を家に忘れてしまったことを告げた。

結局、書類がないため会議は中止となり、その後社長からは
「もう二度と会社に顔を出すな!」
と言われてしまった。
それはそうだろう。私は、超重要な書類を家に忘れ、それに加えて、ありもしない書類をあるように嘘までついたのだから。

家に帰ると、机の上に超重要書類が置いてあった。

その翌日の朝。

私はいつもの時間に起きた。
しかし、会社には本当に行きたくない。行くのが怖い。
なぜならば、ただ会社に行って何事もなかったかのように、いつものようにしていては、許されないことがわかっていたから。
私がとらなければいけない行動は、朝一番に書類を持って、会社へ行き、まず社長に謝罪をしてから、もう一度会議の時間をつくっていただくためにお願いすることと社員全員に自分の軽率な行動で貴重な時間を奪ってしまったことを謝罪することだと頭では分かっていた。しかし、体が怖くて動けない。

ここから逃げてしまったらどうなるか?一瞬はその方が楽だ。でも、社長や周りの社員からの信頼は一生なくなり、ただいるだけの幽霊社員となり、目標である社長になれる可能性がゼロになる。今までいろんな方々に支えられてきて今の自分がいる。なのにこのまま逃げて、終わってしまっていいのか。この行為は、支えてくれた人に対して裏切り行為ではないか。そして、自分には一生逃げたという記憶が残る。
さぁ、どうする?

**迷ったら自分にとって厳しい、辛いほうの道を自ら選べ! **

私は覚悟を決めた。どうせ倒れるならせめて進むべき正しい方向に前に倒れてやる。やってやる。やるしかない。

もう吹っ切れていた私は、朝一番に書類を持って会社に行き、社長室といつも使っている部屋を掃除してから、社長室の前で社長を待っていた。

そして社長が顔を出した。
社長を見つけた私は、すぐさま向かい、社長に書類を忘れて会議を中止にしてしまったこと、嘘をついたことを全力で謝り、会議の時間をとってほしいと全力でお願いした。

どれくらいの時間謝罪いたのだろうか。
社長は、
「分かった。今回のことは許す。でも、次はないぞ?これからも頑張ってくれ。」と許してくれた。
その後、社員全員の前で謝罪し、社長からも話をしてくれた。社員全員が納得してくださった。
そこで突然、1人の社員が、いつもと比べて部屋が綺麗なことに気がついた。察しがよく自分がやったのだと気づき、
「このくらい綺麗に毎日掃除してくれたらいいのになぁ。」
と言い、社内は笑い声で響き渡ったのであった。
〜END〜

自分にとって厳しい、辛い方を自ら選択する。

ということをわかりやすく説明しようとしたら、スカッとジャパンのようなストーリーができてしまいました笑

私は、会社員ではありません。笑 

まだついこの間、高校を卒業して、4月に大学生になったばかりです。
そして、このストーリーは私が説明しやすいように作ったフィクションです。
本当にあった話ではありません。

ストーリーを読んで分かっていただけたでしょうか?
もし翌日の朝の場面で、逃げていたら、誰からも信頼されなくなり、社長になるという目標を達成できないまま会社を辞めることになっていたと思います。

あそこで自ら厳しい道を選んだことによって、会社を辞めずにすみ、終えることができた。

しかし、厳しい、辛い方の道を選んだとしてもダメなこともあります。全部がうまく行くなんてことは決してありません。

これは、

日常生活や、勉強、部活動など

『人生の選択する全ての場面』

でいえることです。

でも、もし嫌なことから楽な方に逃げてしまったら、その人は一生、どんな時も逃げ続けるでしょう。

逃げるということはいつまで経っても、何も成功を掴むことはできないということです。

さぁ、では、みなさん、ここで質問です!
何もしないで終わる人生といろんなことに挑戦する人生どっちが楽し買ったり、かっこよくなれますか?

答えは自分自身の行動で見つけてください!


長い文章を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
少しでも読者の方々の心の支えになれていたら幸いです。これからも発信していくので、ぜひ見てください。
よろしくお願いします。

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