「テーマを持って生きる」とは?
コーチングでは、クライアント自身がコーチングの時間にその日の「テーマ」を持ち込みセッションを始めていきます。
コーチはセッションの冒頭で必ず「今日のテーマはなんですか?」とあなたに聴きます。これはすなわち、
「今日は何について話しますか?」
=「今、1番の関心ごと、心を占めていることは?」
=「今あなたの人生に何が起きていますか?」
ということを聞いているわけです!
これを読んでくださっているあなたにも聞いてみたい。
「今のあなたのテーマは何ですか?」
テーマは、「私とはどんな存在か?」「セカンドキャリアについて」というような大きなものや抽象的なものを持ってくる方もいらっしゃれば、「いつも同じ場面で失敗しちゃうのです、例えば・・」というように、日々のとるに足らないことにカテゴライズされがちなものを切り取ったり、掴まえたりして持ってくる方もいらっしゃいます。
今日のこの記事は「とるに足らない」「敢えて話すようなことではない」ことごとにフォーカスして書いています。
実はこれ、めちゃくちゃ大切なもの、宝ものです!
小さいと感じる、日々出てきては消えていると感じている、いや、下手したら気づいてもいないその「テーマ」たちは、実は大きな川に繋がっているのです。それが、あなた、あなたの人生そのものになっている。
どういうことか、わかりやす〜く言っている有名すぎる格言がこちら。
小さな小さなササクレのように感じる「テーマ」。これらは毎秒毎秒、あなたの心に静かに、そしてパワフルに影響しているはずです。無意識の大きさを表すときによく使われる氷山のイラストですが、テーマに意識を向けるということはまず、水面に出ているところの氷山を観察すること、感じてみること、と言い換えることができるかもしれません。
前述で「大きな川」と比喩しましたが私たちの「側面」というのは見尽くすことは不可能で、ずっと拡大と変化を続けているものだと思っています。それが人生であり、あなたそのものです。
見えている部分も見えていない部分も、全てひとつ。つながっています。
さて、改めて。
「今のあなたのテーマはなんですか?」
ずーーっとササクレたまま、「こんなもんだ」としてきたソレも。ついさっき出来てしまった絆創膏を貼るまでもない、と放置しそうになっている小さなササクレは、テーマとして扱う価値が十分にあるでしょう。取るに足らない、誰に話すでもないような小さなことと決めつけていることを切り口に、大きな人生に繋がろうとする時間がコーチングです。
コーチングは、あなたの人生を見に行く体験となります。
聞いたことがある、何となく知っているのと、体験してみることの差はもうご存知ですよね!
コーチングを受けている人たちは、人生を自分ごとにする勇気を行動に起こした人たちです。
余談ですが、「コーチです」と名乗るとき、次のように言われることも。
うむ。それはコーチングじゃないよ!笑
あなたの人生の主導権はあなたにありますからね!
人生のテーマ、コーチングの時間に何を持ち込むか、そのテーマを選ぶことでどうなりたいのかはあなただけが知っていること。
テーマを持って生きる、とは自分の人生を引き入れるということ。コーチングを受ける時、とても大切な鍵の役割を担っているのがテーマです。とはいえ、そんなに頭を抱えて考え込む必要はありません。深呼吸をして、リラックスをして、ご自身の「今」に起きていることをたっぷりと感じてみてください。テーマがない、ということもテーマになるかもしれませんね。
最後にもう一度。
「今のあなたのテーマはなんですか?」
コーチング、受けてみたい!と思われた方はこちらから。
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