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職業『ファン』で生きていく②/サービスを作る側の目線で魅力を発信する

10年の会社員生活を離れて、好きな人と仕事をすることになりました。

仕事をすることになったのは、自分が今まで受講生としてついていた著者の先生でした。

1受講生から『一緒に仕事をしよう』と声をかけていただくまでの間、どんなことをやってきたのかを振り返って書いてみようと思ったのは、昔担当していたある生徒のことがきっかけでした。

韓流スターとファッションが大好きだったその生徒さんから、ある時もらった手紙の中には、こんなことが書かれていました。
『私が勉強する理由は、才能が何もないからです。だからせめて勉強だけは頑張って、学歴を自信にできるようにしたいです』

その時、彼女の好きなものを知っているにも関わらず、『あなたの好きなものも仕事につなげられるよ』と確信を持って伝えてあげることができませんでした。
自分自身もずっと、一つの会社に入り守られた環境の中でしか、働いたことがなかったからです。
仕事を作った経験がなかったことから、どうにかしてその経験を積んで一つでも『それも仕事になるよ』と伝えてあげられることが増えればと思い、一年半の間会社員をしながら、無償でお手伝いできるところからスタートして自分のスキルを誰かの役に立てられるように自ら手を挙げるくせをつけていったのです。

そして、好きな人と好きな場所で仕事をするための一つの方法が、『この人と思った人と仕事をする側になる』ということだと知りました。

一年半の時間をかけて、
・一緒にオンラインサロンを立ち上げ、運営や雑誌の作成、ネットショップのモデルとして起用していただく
・旅行イベントに撮影スタッフ・記事作成担当として同行する
・オンラインでのプログラムに運営スタッフとして参加させていただく
・講演会の主催や当日の運営を任せていただく
など、徐々にファンからスタッフとしての仕事を担うようになりました。

 『この人と仕事をしたい』と思う人がいる方に、一緒に仕事がしたくなるポジションになれるようにしてきたことをお伝えしていきたいと思います。


今回は、

・サービスを作る側の目線を持って魅力を発信する
・相手が思っていそうなことで、自分ではできないことを先回りして動く
・やったことがなくても、『やります』と引き受けてからできるようにする
・絶対にこの人のサービスや思いが広まったら、世界が良くなるという確信を持ってひたすらgiveする
・メンタルが安定している
・レスポンスが早い

の中の初めの段階、『サービスを作る側の目線を持って魅力を発信する』という部分についてのお話。

『この人と仕事がしたい』
そう思った時に、まず意識して行うことは
・その人が作る商品やイベントに参加する、購入する
・その人が話していることや書いていることを何度も体に染み込ませて理解する
(YOUTUBEや書籍などを通して、理念を理解する)
・どういう時にどう思っているかが手にとるようにわかるようになる


ということです。
『あの動画でこんなお話をされていた』
『この講演会でこんなことをはなされていた』

そこに対して、『感動しました!』だけだと、1人のファンで止まってしまいます。
講座や講演会、イベントに参加してよかった、だけではなく
『そこからどんなふうに自分が変わったのか』を言語化してしっかり周りに伝えると、自分の発信によって変わったファンのストーリーはまたつぎの顧客の呼び込みに繋がるクチコミになります。
・初めてその人に関わる顧客はどんなことに悩んでいるだろうか
・一歩を踏み出せない人は何がハードルになっていたり、気になっていたりするのだろうか
・どんな成果の事例があったかその商品を買いたくなるだろうか
・取りこぼしている層はどんな層か
→これらを考えた上で、シェアやクチコミ、投稿をする

その人が発信している理念を理解できていれば、自分の成長できたストーリーを通してその人の思いを代弁する広告塔になることができます。
絶対的に味方でいてくれる、自分の提供しているサービスの価値を一番体現してくれている存在になる、作り手側になるための第一歩はそこからスタートします。





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