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桜晩夏 SakuraBanka

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このマガジンの俳句の記事は、縦書きでも出版できる形で執筆しています。創作大賞2024~20??の応募作品たちです。
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2024年7月の記事一覧

十七と、九つのこと

十七と、九つのこと

この作品集と、作者について、箇条書きにしてみました。

作品集の名前は『桜晩夏』。「さくらばんか」と読みます。

晩夏(ばんか)は、7月のことです。

「創作大賞」に応募した俳句のみを集めました。

マガジンのタイトル画像にある、桜、風薫る、紫陽花、夕焼けは、「創作大賞」の応募期間である晩春(4月)~晩夏(7月)の季語です。

私の初めての句集です。自分のために作りました。

私が俳句を始めたのは

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「桜晩夏」の著作権と、創作大賞

「桜晩夏」の著作権と、創作大賞

創作大賞2024

応募については、以下のバナーからご確認ください。

「桜晩夏」の表紙にあるタイトル画像の著作権

アイコン©CHARAT
背景©PAKUTASO

「桜晩夏」の表紙にある文章と、記事内の俳句、文章の著作権

俳句、文章©雪待月 田猫

「桜晩夏」の記事内で使用している画像の著作権

note内で提供されているフリー画像を使わせていただきました。

“Photo by”の横のリン

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「熱狂」七月十七日

「熱狂」七月十七日

オールスター闘志熱狂涼しき目

待ちに待った球宴。闘志を燃やす選手たち。テキサスのドームは、熱狂に包まれました。素晴らしい対決でした。

六十九句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「ひしめける」七月十七日

「ひしめける」七月十七日

ひしめける湿度に飲み干され暑し

私たちは、とうとう湿度に飲み干されてしまいました。

六十八句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「ポン酢一秒」七月十四日

「ポン酢一秒」七月十四日

ポン酢一秒さくと仄かや湯引き鱧

はも。小皿のポン酢に一秒だけ触れさせ、そっと噛むと、少しさくっとして、ほのかな味がしました。

六十六句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「滴りに」七月十一日

「滴りに」七月十一日

滴りに踊る光のここちよさ

したたり。美しい季語です。よく見ようとして手を添えると、したたりの中の光も、ゆらゆらと動きます。

六十四句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「オーブンで」七月十一日

「オーブンで」七月十一日

オーブンで地球を灼くや温暖化

加速する温暖化。
「灼く」は七月の季語ですが、おそらく九月になっても続くでしょう。地球を思いやりつつ、適度に冷房を入れてお過ごしくださいませ。

六十三句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「水温を」七月七日

「水温を」七月七日

水温をみる手にキッス目高かな

三十度を超え、水温を心配する飼い主。ビオトープの水面にそっと触れると、えさだと思ったのか、めだかが口づけました。応募していませんが、七月十四日のNHK俳句のお題「目高」に挑戦しました。

五十八句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「曲げストロー」七月七日

「曲げストロー」七月七日

曲げストロー猫をじゃらすや蛇のごと

うちの猫は、ストローが大好き。
野生の経験がない彼は、蛇を知りませんが、本能的に「蛇つかまえごっこ」をしているのだと思います。応募していませんが、今日のNHK俳句のお題「蛇」に挑戦しました。

五十七句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「ナイアガラの」七月五日

「ナイアガラの」七月五日

ナイアガラの汗に仄かにシートの香

汗っかきな私だからこそ、汗拭きシートを活用。滝のような汗でも汗くさい臭いはせず、汗拭きシートの香りが、ほのかに漂います。

五十六句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「七夕は」七月五日

「七夕は」七月五日

七夕は来月の季語青葉闇

あさっては、七月七日。ウェブ句会の〆切がせまり、七夕の句がいくつか浮かびましたが、検索したら「七夕」は八月の季語でした。今月の季語か、三夏の季語でやり直しです――。

五十五句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「星祭」七月四日

「星祭」七月四日

星祭アメリカ東部夏時間

人々の希望の星。スターたちの球宴。
オールスターファン投票に、パソコンで参加しました。投票はアメリカ東部標準時で運営され、今はサマータイム。推しの選手数人と、ライバルの選手にも投票。すでにお祭り気分です。

五十四句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句