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桜晩夏 SakuraBanka

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創作大賞2024~20??の応募作品を集めた句集。晩夏(ばんか)は7月。応募期間の季語である桜(4月)、風薫る(5月)、紫陽花(6月)、夕焼け(7月)を合わせたphotoです。選…
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「#創作大賞2024」の応募方法・手順をわかりやすく解説します!

「#創作大賞2024」の応募方法・手順をわかりやすく解説します!

日本最大級の創作コンテスト「創作大賞2024(第3回)」を4月23日から開催 中です。この記事では、作品の応募方法について解説します。

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1. 小説関連部門の応募方法募集部

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「虹」六月十八日

「虹」六月十八日

次の虹待つざわめきや青嵐

空に架かる虹。美しい「あの形」を、アーチと呼びます。

アーチのもうひとつの意味。それがすべてではありませんが、私たちは彼に期待してしまう――でも無理はせず健康に、末永く活躍してほしい。
今日の大活躍。とても元気そうでした。

四十九句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「明易い」六月十六日

「明易い」六月十六日

明易いけれど日曜遅く明け

朝型の私は、日曜日は朝四時過ぎに季語の検索などをしています。寝坊できる人、疲れを取りたい人への気遣いもあるのか、十時が近くなっても周りは静かです。

四十七句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「走り梅雨」六月十六日

「走り梅雨」六月十六日

走り梅雨大音響のミストかな

今朝未明。キッチンで水を飲むと、雨の音が聞こえました。庭に出てみると、雨は驚くほどの大音響。多湿なのに肌が仄かに涼しいのは、雨のミストが混じった空気のお陰でした。

四十六句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「マスカラや」六月八日

「マスカラや」六月八日

マスカラやレジは朝から五月晴れ

コンビニで朝勤メインで働いています。近くで工事があると、六時台か、七時台が忙しいです。お客様に喜んでいただけるように、どの時間帯も皆で笑顔で接客をしています。

四十三句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「珈琲や」六月七日

「珈琲や」六月七日

珈琲や窓は白雨傘の列

雨のカフェ。
窓の向こうに見えたのは、すべり落ちてゆく雨粒、白雨(しらさめ)にかすむ街、傘をさす人の列。幻想的で、どこか神秘的でした。

四十句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「庭にひとり 」六月六日

「庭にひとり 」六月六日

庭にひとり夏の星たちかくれんぼ

「夏の星」を実感して一句、と思って庭に出ましたが、あいにく曇っていました。宇宙では瞬いているのに、残念。

三十九句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句

「彼待つや」六月三日

「彼待つや」六月三日

彼待つや薄桃にじむ七変化

初デートの日。待ち合わせ場所に立つ女性。残業とバスの遅れで10分ほど遅れて彼氏が到着すると、見覚えのある傘をさした彼女と目が合いました。
七変化(しちへんげ)は紫陽花の別名。

三十五句目
#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門 #俳句