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教本としてのポルノ作品の多様性について。

最近、様々な男性向けのアダルトコンテンツを見ていた。
ポルノとか、AVとか、エロ漫画とか、エロゲームとか、まあ、いろいろですね。

あるアメリカのセクシャル研究者は、「アダルトには、そもそも教本がない。だから、私たちは常に創作物から、ファンタジーを得て知ってゆくしかない。それを実際にやるか、やらないか、は個人差があるが、誰もが心に性的な幻想を持っている」と、言っていた。

日本は特にその幻想が発展しやすい国なんだろうな、と、著作物を眺めていると、ついそんなことを、口にしてしまう。笑

大多数の人は大丈夫だと思ってるんですけどね。
少数の大丈夫じゃない人たちが、アダルト著作を実際にやってしまう怖さは、後を絶たないんですよね。
特に、相手の体から、性を学ぶ意識の低い人ほど、実はこういう幻想に陥りがちで、とりわけ男性に多いような気がするかな。

「AVで見たけど、これ本当に気持ちいいの?」とか、言う男子たまにおるんやけどね。AVはね、皆さんプロなんですよ。つまりですね、素人さんより体を鍛えているって話です。
いや、これね、真面目な話。アダルト著作のほとんどは、身体に多大な負荷をかけている訳で、これを日常生活をおくっている普通の女性に求めちゃダメですよ、ってある時、話したんですよ。
そしたら、ある男子は、目からうろこが落ちたみたいに、「そうなんですか!どうしよう、だから、彼女痛がるんだ」と、言ってましてね、これは、と思ってしまいました。

つまりですね、現在これほど性が多様化している中で、未だに日本って、アメリカもそうですけど、セクシャルの公的な教育問題が全然進んでいないんですよね。これって、後期高齢者社会云々より、けっこう、地味に重要な問題だと、私はいつも思うんですよ。
性の正しい知識をつけていないと、多感な子供は失敗します。にも関わらず、教本がない。あるいは、正しい性教育(どこに何をしたら、どうなるとか。病気の種類とか)にさ、もっと時間を割かなきゃいけないんですよ。

でもね、それってパブリックな空間で議論する話じゃないですよね、とか、平気で言う大人がいるから、危ういんですよ。
性って、食と同じくらい、実はすごくパブリックなところで話さないとダメなんですよ。むしろ、どこで話すの?って、話でさ。
睡眠のメカニズムと同じくらいには、すごく重要だし、そういう意味では、睡眠に関しても、あまり教育を受けないでしょ。

だから、みんな自分で情報取りに行くしかない。けど、その真偽は確かめられない。とりわけ、性とか、相手が必要なものは、実証のしようがない。
異性がみんな正直に教えてくれたら良いけど、たぶん、そんな恵まれた環境あんまり無いし、どこまでやったら、人間が壊れてしまうかって話をしないと、アダルト作品も楽しめないし、刺激ばかり求めてしまいがちになる。

だから、セックスって実は非常に高度なコミュニケーションツールなんですよ。相手の様子や、状況や、反応から、労りあわないといけないし、お互い、正直じゃないとダメなんです。
そういう意味では、日本人にとっては、すごくハードルが高いんだろうなって、思うんです。恥とか、奥ゆかしさとか、そういうものを美徳としてきた社会だからね。なおさら、男女で、「ここはこうだよ」とか、話し合いながら、できないんでしょうね。でも、たぶん、それが一番現実的なセックスの風景です。笑

男性は想像つかないほど、女性の体はもろくて、敏感なので、気持ちよさそうだからって、執拗にやっても駄目ですよ。
女性は、感じていても、アドレナリンがずっと出ていて、あまり正気では無いし、その間、すっごく体は疲弊している。疲弊していてもね、アドレナリンが出ていると、鈍麻して、その時は疲れを感じないんですよ。
だから、お互い時間を決めて、休憩を取って、ゆっくりしてください。
それが、一番、理想的なセックスなんだけど、個人差もあるから、そこはやっぱり、相手のことをよく見ていてあげてね、としか言いようがないですね。笑

だから、まあ、アダルト著作を鵜呑みにしないで、ネット情報もあまりあてにしないで、一番はパートナーの言うことを信じましょう。って、お話です。笑

ちなみに、エロ漫画とかにあるように、子宮やアナルを痛めつけるようなものは、基本的にやめた方がいいです。
子宮内膜炎とか、子宮内膜症とか、婦人科通いにならないように、気をつけましょうね。笑
性教育がここまで遅れてる国って、日本くらいらしいですから。笑
コンドームもあまり避妊具としての機能は低いし、避妊だけの要素ではなく、感染症とか、女性の子宮内を汚さないためにも、勃起したら、つけた方がいいですよ。
本当に相手が大切ならって話ですけどね。

女性の体を大切にしましょう運動。笑
特に啓蒙的な活動ではなく、至極、常識的な話なんですがね。

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