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動物たちの無人島

子供の頃から、今に至るまでの私の夢のひとつが、無人島を買い取って、日本各地の保護猫たち、保護犬たち、施設で殺処分待機の貓や犬たち←この言い方、すごく嫌いです。処分って生き物なのに。

これらの猫や犬たちを無人島に放して、管理人と世話人と、私も在住して猫や犬たちの島にすること。

ただ、現実に考えるほど、増えすぎたらどうするか、全部、去勢したら、みんな天に召される未来があるだけなど、とても難しいことだと思えてきます。

人間も動物ですが、どんな生き物でも、心は伝わるものだと信じています。
逆に、人間同士のほうが心が伝わらないのかもしれません。

小学生の頃、お祭りで、イモリが販売されていました。小さなケースでたくさんイモリがいて、かわいそうだと思い、友達とお金をだしあって、数匹買い、私が代表でお世話をすることになりました。

ところが、翌日、ケースからみんな脱出していなくなっていました。
焦ってさがすと、数匹、ひからびて死んでいました。

私はそのとき、イモリのためによかれと思って買ったけれど、イモリたちはあのごちゃごちゃいたケースのほうがよかったのだと。自分だけの勝手な気持ちで、自分だけの物差しで判断して、イモリたちを死なせてしまったと、号泣しつつ、謝っていると、一匹のイモリが私に向かって歩いてきたのでした。すぐに水に浸して、その後は寿命が尽きるまで共に過ごすことができました。

今も、道路で車にはねられ死んでる虫たちを大地に移動させる、ひかれて死んだ猫たちを土に埋めるなどしています。川に流れるカブトムシをみつけて、動かないカブトムシをポケットに入れていたら数時間後に蘇生したこともありました。

日本には、noteでも日々、発信されておられる、『NPO法人あおぞら』さんの杉原さんのように、猫や犬たちを保護されている、ありがたい方々もおられます。
せめて、一時の想いで、ペットと暮らそうとはしないで、生涯、ペットたちと共に生きてほしいと心から願っています。

               (了)

気にとめていただいてありがとうございます。 今後ともいろいろとサポートをお願いします。