社会人3年目が独立を決めるまで。
2021年の4月で社会人3年目に突入しました。
店舗設計施工の会社に就職してからデザインの部署で働いていましたが、今年の1月からデザインから現場管理まで一貫して行う営業部に移動しました。
それなりに仕事の流れも分かってきて、周りの人とも馴染め始めた今年の4月頃...
僕は上司に退職する旨を伝えました。
理由はフリーランスになりなかったからです。
退職日は6月末。
7月からフリーランス一本で活動します。
正直僕はフリーランスの実績も経験も浅いです。
そんな中でなぜ独立を決めたのか。
社会人3年目の僕が独立を決めるまでに辿った経緯、感じた事を文章にまとめてみました。
独立への憧れ
僕は芸大に入るまで「デザイナーになりたい」なんて思ったことは一度もなく、ただ絵が好きだったからなんとなく芸大に入りました。
しかしデザインを勉強していくうちにどんどんデザイナーと言う職業に憧れを抱くようになりました。
そんな時に憧れていたデザイナーはみんな独立して自分の事務所を構えて活動している人たちばかりでした。そんな人たちのことを知って自分を独立したいと思うようになりました。
その頃からずっと独立する事が憧れであり夢でしたが、独立は夢というには少し大袈裟なのかも知れません。
独立なんてやろうと思えば誰でもいつでも出来ます。けどその頃は食べていける自信がありませんでした。だからこの頃は憧れであり夢でした。
フリーランス一本で活動するまでは副業感覚でフリーの活動をしていました。お金がもらえるようになったのもつい最近のことですが、収入はピンキリ。
フリーの仕事だけで食べていける月もあれば、バイトよりも低い収入の時もあります。仕事が無ければ収入0円の厳しい業界です。
とてもフリーランス一本で生活できるとは思えませんでした。
そんな僕が初めて案件をもらったのは大学1年生の頃。案件と言っても最初はお金なんて発生しませんでした。
きっかけは友人から「友達がロゴ作って欲しいらしくで出来る人いない?」と言われたことでした。その依頼主は学生で起業したいという想いがありその企業のロゴを作って欲しいという依頼でした。
この頃はロゴなんて一回も作った事がなかったしソフトを使うスキルも全くありませんでしたが、これはチャンスと想い挑戦してみることにしました。
最初は色んなデザインを調べて見よう見真似で作って行くことに精一杯で自分のデザインを考える余裕なんてありませんでした。
けど何案か見せながら修正していくにつれてどんどん自分でデザインできるようになってきたのです。
最終的に出来たロゴは今見れば大したことないデザインですが、あの頃依頼主からめちゃくちゃに褒められたのが今でも忘れられなくて一番愛着と思い出のあるロゴになっています。
ちなみにこれがその時作ったロゴ▽
学生の課題はクライアントはいなく、作って終わりのものがほとんどでした。しかし実際仕事をもらってやるとクライアントが必ずいます。
そのプレッシャーは課題とは比べ物になりませんが、デザインが完成し見せた時の喜んでくれる姿を見るのがとても好きで、今でもそれがやりがいにつながっています。
独立のきっかけ
独立を決めたきっかけは結論だけ言うと独立できるチャンスがあったからです。
先程お話ししたはじめての仕事から周りが僕を紹介してどんどん人との繋がりが増えて行くようになりました。
人脈が広がるとそれだけ実績と信頼がついてきます。そうすると案件の規模はどんどん大きくなってチャンスだと思える案件が増えてきました。
今はこれといった実績があるわけではないですが、少しずつ声をかけてくださる方も増え、自分のやりたかった仕事も少しずつやれそうな兆しが見えてきました。
しかし兆しがあるだけで実際やれるかは定かではないのが現実です。
だから独立することに対して不安が無いわけではないです。
いろんな方に相談しても「まだ早いんじゃない?」と言われる事がほとんどでした。
確かに社会人になってまだ3年です。
もう少し会社で勉強してから...とか、
もう少し副業程度でフリー続けようかな...とか、
考えたりもしました。
一人で考えていてもキリがないと思い、上司に退職することを伝えた時にこの時不安を打ち明けました。
その時上司から「チャレンジは早いほうがいいよ。チャンスの波が今度いつ来るか分からないから波が見えたらすぐに乗った方がいい。」と言われたのです。
チャンスの波が小さくてもとにかく乗って自分で大きくしていけばいい。とにかくチャレンジしてチャンスをいっぱい掴もうと思い独立する事を決めました。
最初から何も出来ないのは当たり前です。
僕はチャレンジしながら出来る様になっていけば良いしと思ってるし、出来るようになるまでやるしかないと思っています。
万が一の事が起きた時のためにリスクは常に把握し回避できるようにしていきますが、リスクばかり考えてチャレンジが出来なくなってしまうのは避けていきたいと思っています。
今回の独立で独立という夢は叶ったかも知れませんがこれからが勝負だと思っています。
初めはとにかく作品作って、営業して、背水の陣で頑張っていくしかないなと感じています。
全てはチャンスに乗るかどうか
今も昔も変わらずにやっている事はとにかくチャンスと思った話には乗るようにしている事です。
それがたとえ成功しなくても、自分の成長には必ず繋がります。
多少無理してでもチャンスと思った事は挑戦してみる事が大切だと考えいます。そんな事を繰り返していると自然と自分の周りにはチャンスと人がいっぱいやってきます。
今はまだ小さなチャンスかも知れません。
しかしそれはやがて大きなチャンスを呼ぶと確信しています。
一つずつ汲み取りながら、大きく成長していきたいと思っています。
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