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コピーの型vol.1「事実を見つける」
ひよっこコピーライターが、過去の名作から、
自分なりの型を抽出していく連載、第1弾。
実質備忘録やから、読みにくさはご勘弁。
まず、これ。
ケーキは
3時に食べるのが、
実はいちばん太りにくい。
(アトレ/アトレ恵比寿 プレミアムフライデー/ポスター)
2016か17年の、TCC新人賞。
コピーライターは、jekiの西川侑希さん。
これにはボディコピーが続いていて、
ある代謝の研究によると、脂質の吸収が
最も抑えられるのは、午後3時なのだとか。
甘いものは別腹でも、下腹は出したくないもの。
たまには早く帰って自分にご褒美を。
月末金曜は午後3時に帰ろう。
アトレはプレミアムフライデーを応援します。
ちゃんとアトレに、
プレミアムフライデー推進に、
オチているのがいい。
次これ。
母乳を与える。
それだけで、
ラグビー1試合分の体力を
消耗してしまう。
(NPO法人マドレボニータ /ブランド/ポスター)
前述のアトレのコピーと同じ年に、
同じく、TCC新人賞。
コピーライターは、電通の河合佐美さん。
ラグビーをしたことない自分には、
どれくらい疲れるか、想像つかないけど
"ラグビー"ですげぇハードそうなのは、伝わる。
〜〜〜
ここから抽出できるのは、
強い事実さえ発見したら、いいコピーになる(可能性がある)ということ。
かつ、
その発見しに行くモチーフを、
みんなが知っていれば知っているほど効く。
※今回でいうと「3時のおやつ」と「母乳」。
翻って、toCでは使える型だけど
toBで使えるかどうかは怪しい気がする。
(モチーフを知らない可能性が高いから。)
この型は、
コピーライターが学びがちな、
①What to say = 何を言うか
②How to say = どう言うか
で考えると、前者が強い(=新発見)から、
②でこねくり回さなくても、いいコピーになれる。という仕組み。
この型に当てはめられる、
他のコピーを挙げるなら、これ。
英語を話せると、10億人と話せる。
総じて、数字が出てくる。
やはりファクトを伝えるときは数字が強いんだろうか?
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