第17怪~いらっしゃいませ、ようこそ秘密倶楽部アニマアニムスへ!一杯目
皆様、よくぞお越しくださいました。
当店は秘密も秘密、フリーメイソン・イルミナティ・テンプル騎士団・薔薇十字団、クークラックスクランにシオン修道会、黄金の夜明け団に真言立川流なんてグロテスクな魔術的秘密結社もありましたが、当店は俗世間一般でいいますところの、そういう下世話な会員制倶楽部なんかではございません。
当店は邪まな会員様を一斉排除、限られた会員様だけがご入店出来ます、
秘密倶楽部・アニマアニムスでございます。
さて、当アニマアニムスの説明を簡単にさせていただきましょう。
人間、誰しも何かしらの仮面を被って生きておられる事かと思います。
職場では上司としての仮面。家に帰れば家族として父親の仮面を被り、亭主の仮面を使い分けて生活しておられる事かと思います。
それが楽しければ宜しい事でしょう。
だがしかし、この不況現代社会、大劇場帝国日本の三流階級労働者の間では、その仮面を被り続ける事に嫌悪、恐怖さえ生み出している事に気が付いていない被害者が多々おられるのが事実でございます。
関わりたくもないサークル。
コミニュティでの無理強いの同調。
臭い息を吐きながら熱弁する、会社の上司に対しての作り笑いという仮面劇。
もう一体幾つの仮面を着けては外し、外しては着け、虚構だらけの悪弊を繰り返すのでしょうか?
そこで私は考えました。
仮面を外し、素顔を曝け出し、虚構だらけの世界とは程遠い現実の世界、そう、何からも縛られない反隷属の秘密倶楽部の結成を!
いらっしゃいませ!
ようこそ秘密倶楽部アニマアニムスへ!
共犯者諸君は一度は耳にしたことがあるであろう、どこぞで聴いた事あるフレーズ。
共飯者諸君に至っては一度のみならず、週5で聴いている猛者迄居る筈だ。
そう、今怪のnote定期購毒マガジン【仮分数のヒトビト】は、お酒も呑めて美味しいお料理、時折素敵なライヴやショーを繰り広げるエンタメワールド、見よ!これがストロベリーソングオーケストラのアンテナショップだ!、、の筈だったが、今ではすっかり生(いき)ビール馬鹿が集い、座長のお母さん食堂、時折酔っ払げた座長が床に火を放ったり、酔っ払げた飴彩が包丁を齧ったり、甲子園の漫画を読みながらひたすら謝り倒すブルース司、そんなブルース司に「てめえがやれよ!」と暴言を吐き散らす暴君ハバネロこと北摂卍ギャルたかこ、といった塀の中の懲りない面々が織りなす土着感溢れる酒場に成り代わった『秘密倶楽部アニマアニムス』の話をして逝こうかと思う。
ストロベリーも今年で23年。その間にこの秘密倶楽部アニマアニムスも約10年と続いて(火の車)るのだから、まあ話せばタウンページ位の分厚さの容量になるので、少しずつ分けて書いて逝こうかなと思う。
知ってる人は多いと思うが、この『秘密倶楽部アニマアニムス』通称、アニアニは実店舗よりも先にストロベリーの演劇作品があって、その劇中に登場する店舗がモデルとなっている。
で、この実店舗開店に至るまで、どのような経緯があったのか、こちらを今怪は紹介して逝こう。まあ毎度の如く、ラヴェルのボレロばりに長いよ。
実録!アニアニが出来るまで!
登場人物
・宮悪戦車 (僕デス)
・社長 (A商事社長・専務の兄・家族あり)
・専務 (A商事専務・社長の弟・家族あり)
・Y井さん (営業担当)
・M田さん (倉庫番兼トラックドライバー)
・Y下さん (マフラーを改造したりしてるトラック野郎)
・Y川さん (同じくトラック野郎)
・Kさん (元同僚)
・Vちゃん (元同僚)
・事務員 (女性)
・息子 (事務員の息子。夜間高校1年生)
・石川君 (味園ビル・BARプラセボの店主)
・B司 (Bはバッファローでも無けりゃババロアでも無い)
今からここに記す内容はすべて実話に基づいたものである。
お憑かれ様デス!やってて良かったnote! アナタのお気持ち(サポート)宜しくお願いします! いただいたお気持ちは今後の執筆活動・創作活動にドバっと注いで逝きます!!褒めたら伸びる子なんデス(当社比)