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世界はヲタクでできている

こんちくわ〜
間が空いてしまいました。
時間の使い方がへたっぴなので、なかなかどれも中途半端です…

さて!

私、常々思うことがあるのです。
それがタイトルの『世界はヲタクでできている』
好きのパワー溢れるみなさんによって、世の中が廻っていると言っても過言ではない。
世の中の有名な人やすごいと言われる人はだいたいヲタク気質。空を飛びたくて飛行機を作ってみたり、納豆大好きさんが納豆菌を発見してみたり。
おかげで美味しいお料理も生まれていくわけで。
そして、お料理にも表れているお店も見つけるとうれしくなっちゃう!そんな事を思うお店。

東京・西荻窪
よばなし

和食をベースにしたお料理。和食なんだけど、色々な要素を程よく、センスよく、かつ面白く取り入れたお料理のラインナップ!ナチュラルワインがメインで、ワインリストはなく、相談するとお好みを選んでくれます。
偶然前を通りかかって、メニューを見た時のワクワク感。以前書いた、『何頼んでも120%な店』はおそらくこの類。

こんな感じにメニューを見てハート鷲掴み

では、お料理!お酒はみんなで瓶ビールシェアしたら写真忘れちゃった。

前菜盛り八寸


割烹のようなメニュー構成で、八寸がお通しとして、それぞれに1人前ずつ来ます。これがまた季節感があって、くすぐったい工夫があって良いのです〜

この日は

モロヘイヤのすり流し、焼きオクラのゴマ和え、冬瓜のいりこ煮、プラムとアーモンドの白和え、ズッキーニもち、ピーマンの葛豆腐、枝豆の南瓜和え

このちょっとずつが良い。食欲スイッチオン!

焼きオクラの香ばしさと凛と苦みが残ったピーマン葛豆腐が新鮮!どれも掛け合わせた素材が消えてしまうことなく、しみじみ素材の美味しさを味わえます。

続いては、行く前から楽しみにしていたすり流し

とうもろこしの冷製すり流し 蒸し鶏

美しき白さ

上に乗った黒っぽい物体は、素揚げした赤紫蘇。これが噛むとパリッとした食感にほわっと香りが抜けて大人爽やか〜!揚げた赤紫蘇なんて初めて!
歳取ってよかったー(謎)
下にいる蒸し鶏も柔らかく、しっとり。
うまみが抜けてない、抱えたまま汁に浸っていらっしゃる。

器も気取らずかわいいものばかり

ビールが終わったので白ワインをお願いしました
詳しくないので、軽めのものでお願いしたこちら。すっきりしていてお料理によく合い、飲みやすかった

ワインは好きだけどすぐまわる

続いてのお料理、いらっしゃいませ

生ウニのせ揚げ出しゴマ豆腐

なにこれ、好きなものの集合体。揚げ出しがごま豆腐?しかもウニ乗ってるの?ウルトラCやん。もはや、ずっちーな!

出汁も飲み干す一杯

とろっとしたごま豆腐にたまーにカリッとした衣。そして、磯の香りを引っさげてウニさん登場。お出汁もちょっと濃い目だった感じがして、ボヤッとしないお味に感動。

続いて、おそらく名物じゃないかと思われる焼売

とうもろこしと手切り豚の焼売
パルミジャーノレッジャーノ

前回伺ったときは九条葱と胡桃。季節で具が変わるのがまた楽しみ。
手切りの粗挽きジューシー感にとうもろこしのつぶつぶ、フレッシュ感で口の中、潤いまくり。
ひゅー!と心の中で歓声をあげる。

マーブル種のとうもろこしを使っているのか、白い粒と黄色い粒がいた。夏は狂ったように蒸したとうもろこしを食べちゃうのですが、こうやって丁寧に焼売になるのも、さぞや幸せなことぞ。。。もろこしくん。

こなーゆきーよりGLAYのBGM
ごらんあれ、このフレッシュの嵐

この辺りでお客様も賑わってきたのでゆっくりペース。早食いグループなので、あっちゅーまに食べちゃって、待ちぼうけ〜

ヤングコーンと大葉のフリット

まだヤングコーンに会えるとか神か

大葉やパクチー等、香りの良い葉物って意外と加熱して残念…なことが多いのですが、こちらはちゃんと香りがある!そしてとうもろこしの時期にヤングコーンがまだ食べられるなんて、盆と正月みたいな喜び!(たぶんちょっと違う。)
ひげも一緒に揚げてあり、サクッと瑞々しいフリットでした。

白茄子と白ゴーヤの炭火焼 バジル味噌

照りも旨み

最強お気に入りの白茄子に白ゴーヤ。甘めのお味噌で味噌田楽的ですが、バジルだから特有のお味噌の香りと共にバジルが香ります。
強すぎず、よく馴染む

かわいげなおじさん3名様

お料理のラストを飾るのは、

牛ハラミの炭火焼

前回もいただいてました!
その時のまだ寒い春の始めで、付け合せが菜の花や蕪でした。いつの間にか季節は巡っている。。。

付け合せの味が濃〜いお野菜

炭火焼ならではの香ばしさに、焼いて中に閉じ込められた赤みの旨みが、噛むと口の中でぐっと感じられる。何度食べても美味しい。シンプルな味付けながら、メインがダブルかと思うほど、野菜もお肉に負けない存在感。

大食いオバサン(オバアサン含む)たちも、さすがに満腹。でも、デザートも匠の技が満載で食べないわけにいかない…!!!
と、言うわけで3人で1人前をお願いしました。

一口甘味五種盛り

3人用で提供してくださる心遣いもまた素敵

桃のプリン、ルバーブとチョコのテリーヌ、ラズベリーとアーモンドの浮島、赤紫蘇ゼリー紫蘇餡包み、ブルーベリーの羊羹

八寸のように1プレートで提供されるデザート。
文字からは想像できない、和食ならではのアイデアがふんだんに取り込まれた5品です。
どれも想像を遥かに超えていく味、食感、素材の組み合わせと生かし方。
今回はブルーベリーの羊羹が特にお気に入りです!

とにかく、お野菜が好きでお料理が好きなんだろうな!とお料理から感じます。前回、料理を担当される方と少しお話できたのですが…
東京の、しかも比較的近郊の農家さんから、きちんと旬の美味しい素材を会話して仕入れている様子でした。
お料理も元々日本食をやっていて、系列のイタリアンで働かれた後、こちらのお店をオープンされたとのこと。だから、こんなにも視野が広くお料理が思いつくのかな〜と想像して…
「むむむ、ヲタクだ(笑)」と勝手に喜んでおります。

お料理は月のメニューや2週間ほどで変わるものもあるそうで、初秋も晩秋も気になる。なんなら、今は何があるのですか!?と鼻息荒く聞きたいくらいです。

ごちそうさまでしたー!

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
次回もぜひ読みに来てー!!


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