おほしさまとすずめちゃん。①「宇宙から来たすずめちゃん。」
今日から自作の物語(絵本的な)を連続note絵本(笑)にしていきたいと思います。
今夜は満月ですね。
そんな満月の日に満月の夜にはじまる物語です。
どうそ。
タイトル「おほしさまとすずめちゃん。」
さく•え ウタホシスズメ
1、宇宙から来たすずめちゃん。
満月の夜、静かな海にフシギな乗り物がプカプカ浮かんでいます。
お魚たちはフシギそうに見つめています。
乗り物には誰か乗っているようです。
その子はなんだか悲しそうな顔をしています。
お魚たちは「どうしたの?」と聞きました。
その子はシクシク泣き出してしまいました。
その時です。大きなお魚さんがやってきて「おいら、見たよ。その乗り物があのお月さまの方からピカピカして降ってきたんだ!」と言いました。
お魚たちはびっくりです。
この子は一体何者なのでしょうか?
「君はだあれ?」お魚たちが聞きます。
その時です。その子が乗り物から出てきました。
フシギなことにその子はキラキラ光りながら海の上に浮かんでいます。
乗り物が大きくてわからなかったけど、その子は思ったよりも小さくて赤ちゃんみたいに可愛い子でした。
「すずめちゃんだよ。」その子は言いました。
「すずめちゃん?たしかにスズメみたいに小さいけど、なんか違うぞ。どこからきたんだ?」
「あそこ」すずめちゃんはお月さまの方を見上げて言いました。
「お月さま?」
「うううん。もっと遠くだよ。」
「もっと遠く?」
「うん」
お魚たちは目をまんまるにしました。
◯つづく◯
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