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いい子にしていてね、を封印した話

娘が産まれてから夫婦のどちらかが家で娘の子守りをして、もう一方が外に買い物へ行くことが増えた。そんな時、私たちは決まって「行ってくるね!いい子で待っててね。」と言い、帰ってくれば「いい子にしてた?」と聞く。
何気なく、そして定型文のように使っていたこの言葉に違和感を感じたのは、産後すぐの事だった。

いい子って、なんだろう。

娘がお留守番をするに当たり、いい子で居る必要はどこにあるんだろう。いい子?それってつまり大人にとって育てやすく都合のいい子ってことかしら。でも私はまだ私のお腹の中に居た時間の方がずっと長い娘に、泣かずに待っていてなんて思っていないし、パパを困らせないでねとも思っていない。ただ、出来るなら楽しい時間を過ごしていて欲しいと願っている。


だから我が家では、娘を誰かに預ける時は元気に待っててね!とか楽しく待っててね!とか、おばあちゃんと仲良くしててね!とか。そんな言葉を使うことにした。

叶うなら、いい子な私で居ようとかお利口な私でありたい、なんて他人の評価を気にしない子になってもらえるように。

自己効力感は、日々の些細な言葉掛けから創られると思うから。

とはいいつつも、きっと数年したらサンタクロース査定を導入しちゃうんだろうな。



いい子にしてないとサンタさん来てくれないよ!!って。


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