春芽

元精神科看護師 拒食症・うつ病・産後うつ経験者 言葉でも体でも表現することが好き。詞も…

春芽

元精神科看護師 拒食症・うつ病・産後うつ経験者 言葉でも体でも表現することが好き。詞も載せたい。 自分の人生、意外と辛いことが多かった。でも苦しんだ事に意外と意味はあったと思えるようになったから、言葉に残して誰かの何らかのパワーになればと思って始めました。きっと自分の為にもなる。

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はじめまして、はじめました。

今まで色んな人と関わってきて、私の過去の経験がその人の安心や支えになったって言ってもらえることが多かったので、言葉で残せば誰かの何かに変わるのではないかと思って。 ただの興味でも共感でも哀れみでも良いので、気になれば私の人生を見て行ってください。 軽く今までことを。 一人っ子でぬくぬく育ち、自己中な性格を小学校で叩きのめされ、自称繊細に生まれ変わる。 思春期にいじめも何もなかったにもかかわらず拒食症とうつ病を患い、転校し通信制卒業。 患いながらも看護大学を卒業し、看

    • 作詞/詩 「混濁の夢」

      「混濁の夢」 わざと横を通り過ぎたってこと 気付かれないように 全部いつも通り過ぎ去って行って 無かったことになるし それでも 高い靴をはいて それでも 足りない背をなおして あなたとすれ違う毎日 何色に溶けたらいいの? 夜の黒 昼の青 どこでもいいから混じらせて そしてあなたに映りたい こぼした言葉以外に 想いがあるけど 飲み込んだ こぼれた言葉 意外に重い 言った側から 落ちてった それでも 拾って胸にしまい それでも 泳いだ目を戻して あなたの背中を見つめ

      • 人生の⑦私の経験を誰かの何かに。(看護師と養護教諭一種免許への気持ち)

        メンタル面の疾患は体験者しかわからないことがほとんどだと思います。 本を読んで話を聞いて近付けても、不安やパニックの感覚は掴めそうで掴めない。 思春期で鬱や拒食症を患ったからこそ、心を支える立場になりたくて、養護教諭や看護師を目指しました。 経験したからこそ知っていることがあって、苦しかったからこそ「本当は誰かにして欲しかったこと」があったし、病んだことのない人よりは相手の今に近付くことができると思うから、苦しんでいる人の支えになりたくて。 そんな気持ちから看護師と養

        • 作詞/詩 「うわがき」

          「うわがき」 「忘れないでね」なんて、言ってなかったことにならないかな 「忘れてよね」なんて言って、無かったことにならないかな 今はもう言いたくても言えない立場だけど 私の事を全部忘れてくれたら もう1度あなたの前で好きと叫べるのにな 最後に2人だった時を思い出す すがりついて呟いた私の 「忘れないでね」なんて、言ってなかったことにならないかな 我に返って手離して あなたに 「忘れてよね」なんて言って、無かったことにならないかな 今はもう知っていても意味のない他人だ

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        はじめまして、はじめました。

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          人生の⑦拒食症と私 これからもずっと「元拒食症」だから。

          皆が皆そうだとは思いませんが、拒食症って「食べるのが嫌」「食べない!」みたいな印象があると思うのですが、意外と食欲があって「食欲と闘ってる」人も多いと思います。 私はそのタイプでした。 痩せたいからこそ、食べるのを我慢しているからこそ、逆に食事への執着心やこだわりや憧れも強いと言うか。 本当は食べたいけど食べるのを我慢しているものが沢山あって… 私は食べたいもののことを考えている時間も長かった。 私は嘔吐しないタイプでしたが、「吐いてでも食べたい」と思うものもあった

          人生の⑦拒食症と私 これからもずっと「元拒食症」だから。

          人生の⑥拒食症と私 思考は拒食症

          私の一個人の意見ですが「拒食症が完全回復するのは半数以下」とも言われる理由は思考にあるのではないかと思います。 体重が戻っても、思考は拒食症のまま。 私は食べられるものが増えたし、体重管理もそこまで徹底しなくなりましたが、「重さへの執着」はなかなか治らず、重さが軽いスナック菓子ばかり食べていました。(いや、カロリーが重いわ) ただ、スナック菓子生活も長くはありましたが、これも一時的なもので、徐々に食べられるものも増えて普通に食事もできる様になり、定期的に体重計に乗っても

          人生の⑥拒食症と私 思考は拒食症

          人生の⑤拒食症と私 軽快の兆し

          そんな私の症状に軽快の兆しが見えたのは、家に通い続けてくれたカウンセラーさんのおかげです。 重さへの執着に対し、「秤と体重計を隠す」という方針を決めてくれました。 すっごい嫌でしたが、隠されてしまったのでそれに対応するしかなく… 「絶食」を選択できるほど、私の食欲は死んでなくて。 何も測ることが出来なくなっても、目分量で今までの食事量くらいを食べていました。 測ることが出来なくなると、摂取量の調整が難しくて、少し多めに体に入っていたんでしょうか、不思議なことに体重が

          人生の⑤拒食症と私 軽快の兆し

          普通の「痩せたい気持ち」に混ざって「病的な痩せたい」気持ちが時々顔を出すと、まじ秒で気付かないと命取り。モグラ叩き。笑

          普通の「痩せたい気持ち」に混ざって「病的な痩せたい」気持ちが時々顔を出すと、まじ秒で気付かないと命取り。モグラ叩き。笑

          作詞/詩 「夏の後味」

          「夏の後味」 息が上がる ちょっとその毛先の速さに追いつかない りんご飴の次に始めたい そしてそのまま 口の中 甘いままで終わりたい 最後に残したい味は 決まってる 声を溶かして 息を重ねて あなたに私を混ぜたら しっかり馴染むかな 色が流れて 夏を飾ったら ほら心の奥をなぞって ずっと覚えていて 音が上がる ちょっと恋しすぎて心が追いつかない かき氷の後に始めたい そしてそのまま 舌の上 熱いままで終わりたい 最後に含みたい熱は 決まってる 胸を溶かして 指を重

          作詞/詩 「夏の後味」

          人生の④拒食症と私 大嫌いがキッカケ

          大学病院に行く事になったのですが、本当に主治医が嫌いでした。 患者が座る椅子と結構距離を空けて置かれた長い机を前に、一切何も話さず電子カルテで記録している女性を横に置き、一切動く事なくダルそうに話をするハゲたおじさんが主治医でした。 ま じ で 嫌いでした。 患者の話を聞こうとしないというか…興味がなさそう…むしろ鬱陶しく思ってるように感じて、その上威圧的。 「はい体重測ってー〇〇キロねーまた減ったー?このままじゃ入院だよー?ちゃんと食べてねー、はーいまた今度ー。」

          人生の④拒食症と私 大嫌いがキッカケ

          人生の③ 拒食症と私 骨への憧れ

          痩せ続けると体もずっとだるくてお風呂だけで筋肉痛… 情動も不安定になって骨のような足に憧れるようになりました。 食べないと脳に栄養が行かなくて頭回んないから、「骨になりたいとかおかしくね?」とか「痩せすぎやろ」とか「流石にお風呂で筋肉痛やばくね?」とか自分で考える余裕もないし、他人にそう言われたって「えーっと…何おっしゃってるんです?」みたいな…「誰が何と言おうと私が正解なの!」でした。 どんどん視野が狭くなって、体重計の数字と体の細さを極める事しか見えなくなってました

          人生の③ 拒食症と私 骨への憧れ

          人生の②拒食症と私 重さへの執着

          私の通っていた幼少中エスカレーター式の学校は、受験して入るタイプの学校だったのですが、結構特殊で大人びた性格の人たちが勢揃いしているような環境でした。 中学は最高に過ごしやすかった、まじで青春とはあの時期を言うんだと思うわ、青い春。 普通の教科以外にも好きな勉強を好きな人達とできる感じで、とっても大人な世界だった。 両親もその学校出身だったので、多くの人が経験していることらしいのですが…私もやっぱり直面したのは「ギャップ」でした。 本当全てに関して、中学までと違っていて

          人生の②拒食症と私 重さへの執着

          作詞/詩 「雪溶け」

          「雪溶け」 朝が冷たくなったねと 抜け出せない眠りの中 次は何て言う?と 遅刻の言い訳探すのです 時々確かめるように私をかたどる その掌が愛おしい 横で覚めていく瞼を見れた方がキスする係 あなたは寝たフリ 私は見ぬフリ 顔の端が笑ってく 息に色がつく季節 二度寝と寝返りばかりで 昨日ドアの外で集めた冬は溶けてしまったね 真夜中逃げ出した私が残したシワを たぐり寄せては目を開ける 夢に落ちていく様子を触れた肌で交換しよう あなたを枕に 私を布団に 息の音が変わってく

          作詞/詩 「雪溶け」

          作詞/詩 「kissは夢」

          「kissは夢」 片耳だけ布団に埋めて 浮いては沈むあなたを聴いて 私に気付いて欲しいけど ここで目が合ったことはないから 今日もまた夢で終わる ねだられてないのにら尽くしたくなると思ったら そろそろ危険? 私からすると 喜んだよね  私からすると それだけの関係と言うのは嘘になる それだけ好きだったから 片側を違う人にして 揺れては進む2人を魅せて 私に気付いて欲しいけど ここで目が合ったこともないから 今日もまた夢で終わる  貸してもないのに返して欲しいと思った

          作詞/詩 「kissは夢」

          作詞/詩 「肌」

          「肌」 あなたにとっては はじめまして  私にとっても はじめまして どこを取っても 初々しい 期待はしないで欲しいけど 見た目は覆せると思う だから一度試してみない? 何色の感触がする? 目をつぶって触れてみて ヒントは 肌色じゃないよ 瞼を上げる前に 息で教えて あなたにとっては いい話で 私に とってもいい話で 誰にとっても 得しかない  自信あるなんて嘘だけど 途中で飽きはしないと思う だから長く続けてみない? 何色の味だと思う? 目を閉じて含んでね ホン

          作詞/詩 「肌」

          作詞/詩 「見栄っ張り」

          「見栄っ張り」 笑ったらこぼれちゃいそうな程 好きなあなたが 走ったら落としちゃいそうな程 愛の気持ちが あなたのリズムにつられて速さを変える あなたの鼓動に追いついて重なり合う あなたのためなら 嫌いなコーヒーだって飲めるし 大好きな砂糖も我慢する あなたの前では いつもと違ういつも通りを見せて 止まったら溶けてしまいそうだし  好きで私が 泣いたら薄まってしまいそうだし  好きな気持ちが あなたと悩んであちこち指を指しては あなたと並んで歩いては影を混ぜて あ

          作詞/詩 「見栄っ張り」