自分の身体を大切に〜カウンセリング編②〜

　2023年7月頭。
　カウンセリング第2回目。

　その前に、末の妹とランチをした。

　ロコモコ丼セットを食べながら、話す。この妹は、とてもがんばり屋さんだ。無理ばかりしている。それなのに、いつもわたしに、「おねえちゃん、がんばりすぎんといてよぉ」と言うのだ。その言葉、そっくりお返ししたい。似たもの同士かもしれぬと、気がついたのは最近だ。顔の作りは同じようでも、妹は小柄で若く見られる。どうしてもうらやましく、思ってしまう。

　カウンセリングで、幼い頃の気持ちが出てきていて、ふと、この妹はどうだったんだろうと、初めて思った。体の弱い真ん中の妹が、どうしても優遇されやすかったから、末の妹だって、苦労しているはずだ。それで、思い切って、訊いてみた。そうしたら、妹は話す前から、泣き出してしまった…あぁ、わたしは焦って焦って、しどろもどろになる。

　「しんどかったんだねぇ。気づかんかったわ。ごめん、ごめんねぇ。」

　気づいたら、わたしも泣いていた。ポツポツと、妹は話し、わたしはうんうんときいた。いつもはきけない話をきけて、よかったと思った。わたしも、自分のさみしかったことを話した。これからは、もっと、末の妹と話がしたい。

　最後に、人参ジュースで乾杯した。「いくわよっ」まさに、そんな気分だった。ふたりとも笑顔になっていた。

　それから、カウンセリングへ向かう。もう2度来ているのに、道に迷って、そんな自分に呆れつつ、なんとか時間に間に合い、胸を撫でおろす。

　この日のカウンセリングでは、今のこと、これからやってみたいことを中心に話した。今のことでは、noteのことや、パートの面接のこと。やってみたいことは、子どもに関わる仕事について。

　先生に話すのが、楽しくて楽しくて、時間をオーバーしてしまった。これからは気をつけないと。その日の宿題は、これからチャレンジしたいこと、やってみたいことをまとめることだった。

　家に帰ってから、宿題にすぐに取り組む。とても楽しくできた。そうしてなんなく、A4の紙一枚、びっしり書けた。そんな自分に驚く。具体的にいくつか紹介すると…

自分を大切にする。自分が体験したことを、言葉にして、想いを込めて、誰かに伝える。自分専用の本棚を手に入れる。子どもに関わる仕事を始める。読み聞かせや朗読を楽しむ。自分にラブレターをかく。海へ行く。noteに詩とイラストをひとつにした記事を投稿する。

　7月末のカウンセリング第3回目。

　午前中、自分への誕生日プレゼントで、覚王山日泰寺に寄り、絵本のお店メルヘンハウスに行く。自分用に、いろいろ買い物もでき、楽しくて、うれしくて、足取りも、心も軽い。

　この日も、やってきた宿題について、先生に話した。1番やりたいことは、自分が体験したことを、言葉にして、想いを込めて、誰かに伝えること。自分の今までの経験を無駄にしたくない、と強く思っていた。幼い頃のことが、まだ消化されていなくて、悔しくてしょうがなかった。

　それから、最近のことも話した。前回のカウンセリングを受けてから、コロナにかかり、その後も体調不良が続いて、つられて精神的にも落ち込み気味になっていた。ようやく調子が戻ってきたところ。

　そんな日々だったが、どうしても自分の誕生日あたりに、朗読記事を投稿したくて、声があまり出ないくせに、チャレンジしていたのだった。自分へのプレゼントとして、どうしてもそれをやり遂げたかった。なんとか、カタチになり、自己満足だが、とてもとても満たされた。

　やってみたいことがたくさんあること、また、すでに、いくつかは取り組んでいることを、先生は褒めてくださった。単純なわたし、照れる。褒められて、ただただ、うれしい気持ちになる。浮かれついでに、カラオケにも行った。わたしは、うれしいときも、ストレスが溜まっているときも、声を出したくなるみたい。

　次の宿題は、達成感のあった日の日記。これは書けるかなと、少し心配になった。けれど、それは杞憂だった。気がついたら、 A4の紙、裏表にびっしりと書いていた。あふれるほど出てきたので、またそんな自分に驚いた。楽しい。宿題をすると、元気になれる。

　先生、なんておっしゃるかな。また、一緒に喜んでくださるかな。ワクワクする。わたし、まるで小さな子どもみたいだ。

　気づいたら、次のカウンセリングの日がとても楽しみになっていた。

　続きます。

※一年ほど前の話です。カウンセリングを卒業し、ようやく書こうと思いました。しばらく続く予定です。けれど、書くのに気力がいるので、のんびりになりそうです。また、カウセリングの内容にも触れますが、あくまでわたしの場合です。参考程度になさってください。よろしくお願いします。