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娘とふたりで台湾へ〜4日目最終日〜


 2月29日。今日は日本に帰る日。

 朝ご飯をホテルで食べ、荷物をパッキングする。11時にチェックアウト予定。娘、まだ疲れが取れず、もう少し寝ると言う。10時過ぎ、わたしは、ひとりで出かけることにした。もう少しだけ、コンビニで両替をしておきたいし、スーパーでお土産も買いたい。

 「母、くれぐれも気をつけて」娘が言いたいことは、わかる。わたしは、筋金入りの方向音痴。「大丈夫大丈夫」と言って、張り切って部屋を出て、エレベーターがある方とは反対に歩き出して、途中で気づいて、頭をかく。

 ホテル出て、歩く。爽やかで、気持ちがいい。今日の最高気温24度の予報。一度行った場所だからと、自信満々だったのに、コンビニに着かない。道に迷ったみたいだ。でも、日本にいても迷うから、あまり緊張はしなかった。わかるところまで戻り、地図を見る。もう一度、やり直し。けれど、また、迷った。もう一度、やり直しのために、戻る。これで、ダメなら、ホテルに戻ろう。情けないけど。

景福宮

 途中、大きなお寺があったことを思い出し、反対方向に歩いていたことがわかり、なんとかコンビニに着いた。手早く、銀行のATMで両替をし、スーパーへ向い、お土産も買い、ホテルへ。なんとか、チェックアウトの10分前に部屋へ辿り着いた。娘、とても心配したらしい。あまりにも急いでいて、連絡することも忘れていた。申し訳ない。

台湾のレシートは宝くじ付き

 チェックアウトを済ませ、スーツケースをフロントで預かってもらい、今度はふたりで出かける。もう馴染みになってきた、雙城街夜市辺りへ。お目当てのカンフー茶のお店で、タピオカ入りのカンフー茶を飲み、買い物をする。ホームセンターのようなお店は、量り売りのお菓子がずらりと並んでいて、昭和時代の駄菓子屋さんを思わせる。

お菓子がずらりと並ぶ

 ハンバーガーを、公園のベンチに座り、ゆったり食べた。ガジュマルの木々に囲まれている。そよそよと風が吹いていてきて、木陰にいると涼しく、心休まる。

ガジュマルの木の下で

 その後、商店街で、娘がTシャツを買いたいと言い、じっくりと服を見せてもらうことにする。「このデザインのこの色がいいな」お店の人にそれを出してもらおうと話しかけるも、うまく通じない。そうしたら、日本語が話せる台湾人の方が通訳をしてくれた。その方は、ご自分が服を買ったあと、わたしたちが日本人だと気がついて、ずっと様子を見ていてくれたらしい。困ってるようなら、助けてあげようって思ってくれたんだろうか。

 その方は、日本がお好きで、時々日本に旅行されるらしい。Tシャツのデザインは決まったが、色がなかなか決まらない娘。お店の方とその方とわたしの3人で、娘に似合うおすすめの色を言い合って、おかげさまで、娘によく似合う服を買うことができた。「ありがとう」と言うと、「その服は台湾製だから、中国製と違うからいいよ!」その笑顔が素敵だった。

娘とお揃いのねこキーホルダー
わたしはマンゴーかき氷
娘は小籠包
それぞれ一番美味しかったもの
台北のポストカード


 帰りの飛行機は予定通りに飛び、季節風の影響もあり、2時間半でセントレア中部国際空港に着いた。近いって、感じた。

 台湾、また行きたいな。



娘作


最後に…
すぐに不安になったり、うっかりしたりするわたしに、いつもいつも「大丈夫大丈夫」と笑顔で言い続けてくれた娘。頼もしくなったなぁ。もう、わたしの力は必要ないって、しみじみと感じました。うれしいです。本当にありがとう。

こんなに長く一緒にいることも、こんなにたくさんの笑顔を見たのも久しぶりで、たくさんたくさんおしゃべりもして、本当に楽しくうれしく、素敵な旅になりました♪


後一回だけ続きます…



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