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難聴のこと

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感音性難聴のため、補聴器をつけています。
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新たな音の世界

新たな音の世界

 10年ほど前のこと。

 補聴器のきこえに慣れてきたころ、きこえてきた音たち。

 特に、わたしの印象に残る3つは…

 ひとつめは、炭酸水の「シュワーッ」の音。

 はじめてきいたとき、ものすごく、胸が弾んだ!それからは、炭酸水を飲む前に、グラスを耳元に寄せ、微かな音を楽しむようになった。泡が弾ける「ぷつぷつ」もゆっくりと味わう。頬に当たる「ぷつぷつ」が、冷たくて、気持ちがいい。

 「シュワ

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補聴器を10年使ってみて

補聴器を10年使ってみて

 わたしは、両耳40〜65dB(デジベル)、中度の感音性難聴だ。高音域ほどきこえにくい。

 感音性難聴は、脳内の内耳や中枢の聴神経に障害がある場合に起こる。薬物療法が難しく、そのため、補聴器などで聴力を補い、生活する人もいる。

 10年前、わたしは日常生活での会話にも困るようになり、補聴器をつけ始めた。 それから、耳掛け式の補聴器をずっと使用している。今の補聴器は2代目だ。

 補聴器使用10

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