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【キャリコン受験記②】養成講座の授業〜実技は絶望感で幕を閉じた〜

今回は養成講座について記載をしていきます。
私は2〜5月に学科を通信講座(e-Learning)で受講し、6〜8月の土曜に実技を通学(10回)で受講しました。

テキストが一式届く!

養成講座の申し込み後、ハローワークへの申請から1か月後に合わせて、テキストが一式郵送されてきました。
学科と実技までなので、それなりの量です。
学科で4冊、応用で2冊はあったかなと思います。

キャリコン試験の教科書とも言える、「キャリアコンサルティングの理論と実際」も一緒に送られて来ました。

【学科】動画をコツコツ視聴

私の養成講座では、学科の通信講座ほリアルタイムではなく、自分の都合に合わせて動画視聴するスタイルでした。
1回あたり70分の授業を5〜15分ほどに分けてくれているので、隙間時間でコツコツ進めやすかったです。

私は平日に子どもが寝てから、1時間〜1.5時間ほど勉強していました。いつもなら、ダラダラスマホタイムだったので、生産性は高まったと思います笑
たまに休日に夫が子どもを連れて出掛けてくれることがあり、そのタイミングで進めたりもしました。
とはいえ、年度末、結構忙しかったのもあり、夜勉強するのは疲れもあって、なかなか頭に入りにくかったです。特に金曜には使い物にならずでした。

【学科】とにかく範囲が広い!

学科では、たくさんの理論と提唱者が出て来ます。
精神分析やキャリア発達、選択性理論など。
話としては面白いものの、たくさん出てくる理論も理論家もごっちゃになるし、途中から一体、何人出てくるの?と思ってしまうほど。
正直、理解するというよりとにかくこなす…という感じになっていました。

この理論が何なのか、どう使うのか、何の役に立つのか、この時は全然分かっていませんでした。もちろん意味があるからやってるんですけどね笑
ここで学んだことが、腹落ちするのはまだ先。
この時は「ふーん」という感じでしか見てませんでした。

理論家が終わると、能力開発の知識や労働法関係、労働市場、学校キャリア教育、メンタルヘルス等など。
とにかく幅広い分野の学習があります。
企業や学校関係なとで、関わった分野がある人は易しいと思いますが、触れてない人には覚えることだらけだと思います。私は仕事柄、労働法やメンタルヘルス、人事に関することは知ってることが多く、そこは助かりました。

学科では、中間テストがあり、修了試験もありました。
(オンライン提出で採点結果も戻ってきます)

修了試験で学科は終わり。
6月からいよいよ実技の通学が開始になります。

【実技】通学開始!座学よりワーク、課題が多い

6月から8月頭まで、毎週土曜に通学が始まります。
トータル10回。
私のクラスは20人ほど。定員MAXで多めだったようです。
年代は20代から60代まで幅広かったですが、40代が多かったかも。

とにかくロールプレイングが増えます。
クライアント役、キャリアコンサルタント役、オブザーバー役(第三者的に見る人)に分かれて、とにかく練習練習。
カウンセリングの基本を学び、学んだところから即実践。
毎回、授業の開始時点で隣の人との簡易ロープレ、授業でもロープレ、グループワークなど、実技がほとんど。代表してみんなの前でカウンセリングのロープレをすることも。
毎回とても濃い授業でした。

また、課題として、職務履歴書の作成、職業調査をしてまとめてくるもの、レポート、授業内で皆んな前で短時間のロープレをやりそれを逐語に起こしてくるのが1回、個別に相談者役を見つけてカウンセリングを実施し、その中の一部を逐語に起こしてくるのが1回。前半〜中盤はかなり課題が多かったです。

学科を終わらせておいて、本当に良かったと思いました。

そして、最後は修了試験。
本番の試験さながらに養成講座が用意したクライアント役の人(キャリコン有資格者)を相手にみんなの前で15分のカウンセリングをします。カウンセリングが終わると口頭試問という試験官から、面接についての質問を答えるところまで。

これは試験と言いつつ、合否はありません。
欠席せずやりさえすれば、養成講座の受講終了の要件としてはOKです。出席率が8割を超え試験を受ければ、養成講座の費用の50%が戻ってくる仕組みです。

【実技】ボロボロだった修了試験

実は仕事で、長年社員の面談をしていた私。
誰かに学んだのではなく、独学でした。
クライアントと話すことや人前で話すことに緊張は無く、最初は何となく上手くやれていました。
なので、前半にみんなの前でやったロープレは当時としては、上手くできていました。
でも、考えて上手くできていたのではなく、感覚でした。
これはキャリアコンサルタントとしては失格。
キャリアコンサルタントは、全て意図的にカウンセリングを進めなければいけません。

感覚で面談をしてきた私にとって、カウンセリングの技法や知識が増えるほどに、理解が追いつかず、実技の授業が進むに連れて、カウンセリングがうまくできなくなって行きます。

そして迎えた修了試験。結果はボロボロでした。
もともと解決思考が強く、これが修了試験のカウンセリングでも出てしまいました。相談者の価値観などを引き出すことなく、なんなら今の仕事が何なのかも分からないまま、15分で解決をしてしまうという、ビックリな結果に。
キャリコンが目指す、相談者の自律と自立の支援とはほど遠い結果になりました。

実技の授業のほぼ終盤でこの状況。
どうしたらいいのかも分からず、絶望感を持ちながら、養成講座の実技授業が終わりました。

ここから、筆記試験まで3か月弱、実技面接まで約3か月、もがき苦しむことになりました。

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