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【映画レビュー】『キャロル』宝石のようなメモリー

『キャロル』を見て

1952年、ニューヨーク。ジャーナリストになる夢を持ってマンハッタンに出て来たテレーズ(ルーニー・マーラ)は、クリスマスシーズンのデパートの玩具売り場で臨時アルバイトをしている。テレーズにはリチャードという恋人がいるが、なかなか結婚には踏み切れないでいる。そんなテレーズの前にある日、娘へのクリスマスプレゼントに人形を探しているキャロル(ケイト・ブランシェット)が現れる。エレガントで洗練された美しさを持ち、裕福そうなのにどこかミステリアスな雰囲気を醸すその女性に、テレーズはたちまち心を奪われる。

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香水は脈の打つ場所にと説くキャロル。検索可能な些細な知恵も、好きな人から教われば宝石のようなメモリーとなる。

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