見出し画像

短距離との共通点!?

陸上クラブのコーチとなって、長距離以外の種目を学ぶ機会や触れる機会もあり、短距離の世界をもっと知りたくなった。2年前から週に1度だけ練習に参加させてもらっている。

2019年度を振り返る。練習に参加し始めて2年目の冬季練習の時期がきた。2018年の記憶から大変きついイメージがあった…。長距離は、短距離とは違いあまり、シーズンオフがはっきりしてないので、一年の練習の流れは全く違う。

冬季練習

昨年度の冬季練習を振り返って、大きな気づきがあった。ある日、短い距離をたくさん走るメニューで、具体的に50m×10本×2セット。
これは根性練習なのか…本数を聞いただけで気持ち負けしそうだった。しかもレスト(休憩)がかなり短い設定だった。心の中で、"週に一度の30歳過ぎたマスターズ選手にはきついメニューだな"と呟いた(笑)。一緒に練習している周りのメンバーは、中学生から大学生くらいの歳なのだ。
少しネガティブな気持ちもありつつ、自分に気合いを入れてスタートした。やはり、歳下の子たちと走るので、体力と走力は負けても、気持ちの持ち方は負けないように…という変な意地?みたいなものもあった。まぁ、学生たちと同じメニューをするだけですごい!と鼓舞して、一体どのくらいきつくなるのか?という好奇心に変えて走る事にした。

共通点に気づく

コーチからも前向きなアドバイスがあり、練習はスタートした。1セット目が終わった休憩(セット間は少し長めに休む)の時に、コーチから1セット目のフィードバックとスタートの構え方のアドバイスがあった。そして心の中で、"1セット目はタイムもそんなに落ちなかったけど、2セット目は落ちるのかな?落ちても良いからがんばろう"と思った。
2セット目は、アドバイスの通り低い構えを意識した。するとびっくり、1セット目よりタイムが上がった。自分でもびっくりしたが、スタートの意識でこんなに変わるのかと思った。1セット目より体は疲れてるはずだけど、タイムが上がった。走り方(スタートの構え方)でこんなに変わるという発見があった。
そして、"この練習は本数を走る中で楽に速く走れるフォームやスタートの構えを探す練習なのか"と気づいた。
本数を重ねる中で、頑張るというよりも楽に走れる感覚を探す感じになった。(タイムも落とさず)
初めたくさんの本数を走りタイムが落ちる中で頑張る根性練習かと思ってたのに、全く違った。
途中でこれは長距離やマラソン練習と似てる感覚だ!と思った。現役を振り返って、本数が多い練習や距離が長い練習では、どうやったら楽に走れるか?ということを考えてきた。
短距離を練習する前は、短距離は力一杯走るイメージだったけど、結局は楽に速く走る点では一緒なのかと改めて実感した瞬間だった。

短距離の練習は始めて2年だけど、今までの長距離の練習のイメージや考え方などが自分の中にあるから、それと重ねてイメージして練習できる。そして、似ているところと全く違う新鮮なところ、両方あって面白いと思う。

・たくさんの本数の中で楽な走り方を探す短距離。
・長い距離を走る中で楽な走り方を見つけていく長距離。

・長距離も短距離もリラックスして走ること。

始めた頃は短距離を全く別物と思っていたが、他にも多数の共通点を感じる。

結局、走ってると様々な発見が今もありそれが面白いから走っているんだなと改めて思う。大会で◯番になりたい!◯◯秒で走りたい!という目標・目的は2番目か3番目。だからこそ、良いんだろうなと思う。今は趣味だから、目標・目的より、色んな気づきや新しい感覚を感じられることが面白いと思う!!

#陸上競技 #マスターズ陸上 #短距離 #長距離 #共通点 #趣味 #発見



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。共感していただいだり、楽しんでいただけましたら、とても嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m