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昔、経営していた工場の機械を踏む音がタンタンと聞こえていたことから、私は祖母を「たんばあちゃん」と呼んでいた。ちなみに祖父はじいちゃんも付かず「たん」、おじさんは「たんおじ」だ。


大人になるにつれ、親しみが増し、たんばあちゃんが「たんばば」と進化した。やらかした時は、「あのババア」とも呼ばれている。

現在は、私の母(以下、ママ)と仲良く毎日けんかしながら信州で過ごしている。ママは紆余曲折あって信州に戻ってきて「田舎はいやだー」と言っているが、結局のところ、86歳ぐらい&63歳ぐらいのばばあーズになっても元気で母娘で暮らしている2人はしあわせそう。

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たんばばの特徴は、小顔・頭が小さい・天然クルクルパーマ、そして、少女のような声。この可愛らしい高音ボイスはとても85歳には思えない。若い時にウグイス嬢をしていたほど、響き、目立つ声だ。なんで誰にも遺伝しなかったのだろう(残念)。

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そして、たんばばの可愛い高音ボイスが様々な珍事件を巻き起こしている(現在進行形)。代表的なのが、家の前の通りで行われる井戸端会議だ。

たんばばの「声」

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「ここだけの話だけどさ~」


たんばばの声だけは、家の中にいても聞こえる。ここだけの話にはなってない。家の中でも声が響くので電話で話すとママに丸聞こえ。内容によっては電話後にママからの苦言があり、何か言われるのが嫌なので、固定電話の子機をもって庭で話したりもする(たんばばに携帯渡しているのですが…なぜ…)。ちなみに、最近この子機は、庭で紛失したらしい。

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