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【ショートムービー】漂流ポストと恐竜ポスト


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文通が好きな私は手紙とかポストとか、郵便局に関係するものへの感度が高いらしく、たまたま見つけた「漂流ポスト」

東日本大地震をきっかけに設置された亡くなった人への手紙を投函、送れるポストだ。

書くと気持ちが整理される。わかる。でも、目的がなく書くのは難しい。ただ自分のためだけに書くのは難しい。日記は自分との約束になるので、これまた難しい。文通なら送るがゴール、noteなら投稿するがゴールのように、他者が関わるゴールがある方が実行がしやすく思う。亡くなった方への思いを書いた手紙の送り先というゴールを用意してくれる漂流ポストはありがたい。

他に手紙関連の東北応援のプロジェクトでは、宮城の栗駒コトリさんで「手紙ガチャ」が始まったらしい。売上金は寄付される。近々、このガチャに手紙送ろうかなと思ってる。


さて、漂流ポストについて調べていると、東日本大地震から10年なので、渋谷アップリンクで特別上映(舞台挨拶付き)がやっていた。たまたま、このタイミングに見つけて不思議な縁を感じ、観に行くことにした。

「三郎さん!漂流ポストって映画観に行くよ!」
「おぅ。」

渋谷の繁華街を抜けたところにあるミニシアター。カフェで腹ごしらえ。フィンランドのトントゥがいた。舞台挨拶10分+上映30分。

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最後の5分ぐらいから、泣いた。手紙の一行で泣いた。三郎さんも泣いてた。生身の人間なのだから、いつまでも続くはずがないのに、近ければ近いほどずっと続くように感じてしまう人間関係。

めんどくさがらず、大切な人とのコミュニケーションの時間と向き合おうと思った。ばばーずからの電話もめんどくさがらず出よう。三郎さんの小難しい話も逃げずに聞こう。

良い映画だったねと話しながら帰る。

「ストーリーもわかりやすくて良かったね。」
「うん。俺、途中まで、どこで恐竜が出てくるかドキドキだったよ。」「ん?…なんで?」
「恐竜ポスト観に行こうって誘われたからさ。」
「…ん?」

<発音してみてください>
ひょーりゅーポスト
きょーりゅーポスト

あ、本当だ、似てる。天然余韻ぶっ壊しメーカー三郎さんのポスト勘違いで完結した。涙あり笑いありの1日でした。


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この漂流ポストをきっかけにショートムービーが再ブーム。最近、2時間の映画から集中力が足りなく遠退いていた。ショートムービー10-30分はちょうどいい。おすすめは気分がふわっと明るくなるvalidation(承認)
https://youtu.be/IIBzU9V_p8w

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