見出し画像

ザグレブからプーラまでは友人が運転する車で6時間ぐらい。水着を下に着て行こう!と言われた。途中で泳ぎ休憩を入れるらしい。

この日のメンバーはクロアチア人の友人J、Jの義兄、その友人で某大学の教授(通称:おっさん、日本人)、私、私の友人、の5名。

ザグレブを出て、田舎道を走り、アドリア海が見えてきた。海って青いなと思わず言ってしまう青さ。

画像1

ここで泳ごう!と、岩場。
飛び込んでいく友人たち。
飛び込んでみた。無理無理無理。
足つかないどころか、水深不明。
そうか、私は立ち泳ぎができないのか。
プーラでは毎日海へ行く予定なので、町で浮き輪を買うことにした。

泳いでる中でも、おっさんがずーっとクロールしてる。後で聞くとクロールしかできないらしい。
だからずっとクロールでうろうろしてる。
そして、おっさん、コンタクトを海に落としたらしい。

「今日は祝日で店がやってないから明日の午前中に、minの浮き輪とおっさんのコンタクトを買いに行こう」
ずっと運転もしてくれ、もてなしてくれ、優しいし、本当にありがたい。泳げなかったり、コンタクト落としたり申し訳ない。

「ところで何でコンタクト落としたんですか?」
「目を開けて泳いでたからだよ。Jがコンタクト付けてても目を開けて大丈夫って言ってたから…」
「No…」

まとめると、薄めだったら多少大丈夫という意味だったのに、おっさんは全力で目を開けてたらしい。

海の後はランチタイム。このピザMサイズ…

画像2


ここから1時間ぐらいでプーラに到着。小高い山を越えるときにまた海が映えてとても綺麗だった。魔女の宅急便もしくは紅の豚っぽい景色。

画像9

おっさんは「あまり見えてないけど、日本っぽい景色だね」と言ってた。

友人たちは叔母さん宅へ、私たち日本人たちは友人のお母さんが貸してるアパートへ。そのお母さんがアーティストで、部屋中、作品があっておもしろかった。

画像3
画像4
画像11
画像5

郵便受け、高くない?

——

泊まってた宿から徒歩5分のところで朝市がやってた。もちろん、毎日通った。

ザグレブのドラツ市場より小規模だったけど、それでもいろんな野菜やフルーツ。隣の建物内に肉やチーズが売ってた。あと、海に面してるので魚も売ってた。

英語が通じる店と通じない店がある。金額も聞き取れないので性善説を信じてコインを並べて、さぁ、代金分取ってくれ…というスタイルで買い物をした。

香辛料リースがかわいい。

画像6
画像7
画像14

このトマトの隣のハーブ、ディルがヨーロピアンな味を出しているような気がする。

パン屋では、素朴な紙に入れてはい!と渡されるスタイルで、クロアチアの街並みもあり気分は魔女の宅急便。

食パンを買うことにした。1斤の値段を聞き間違えて、意外と高い!と思い、半分にしてもらった。でも、支払いは日本円で200円ほど…ん?1斤でも400円だったのでは…

1斤買えば、完全な魔女宅スタイルでうきうき帰れたのでは…と、後悔しながら、ホクホクのちょっと小さめ半分食パンを抱えて帰る。

とうもろこしが売ってた。茹でて食べようと買い込む。このとうもろこしがヤバい代物だったのはのちにわかる。

宿に戻り朝食をいただく。
キッチンには調理器具が揃っていて自炊もできる。チーズ削り機まであった。

画像8

とうもろこしを茹でる。ちょっと白っぽいけど、クロアチアだもの、素材が良いんだもの、美味しいに決まってる!と思いかぶりついて、言葉を失う。味がない…というか、不味い。

健康のために我慢して食べる系のものだ。草の味がする。

あまりの不味さにびっくりして、友人は焦り、牛乳を使いコーンポタージュにしてみた。不味さが際立っただけだった。

午後に海に遊びに行く時に迎えにきてくれたクロアチア人の友人にとうもろこしを食べてもらう。

「これ、ふつう?」
「うん、普通のとうもろこしの味だよ」

この友人のととうもろこしへの味覚が正常だとすれば、日本のとうもろこし、世界に誇っても良いのかもしれない。

茹でたとうもろこしは捨て、混乱して作ったコーンポタージュもさよならして、気を取り直して海へ出かけた。

画像10
画像12

美しい。

画像13

浮き輪について。売店に赤ちゃん用のカニ浮き輪(腕につけるやつ)を発見。滞在中、一番お世話になったアイテムかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?