27歳大企業を辞めて、今思うこと

どうしてもこの会社に入りたい、そんな思いがあって大学4年間はほぼ就活を意識して送っていました。

幸も不幸も、インターンシップがほぼ全通。
その結果、マスコミ就活のくくりはあったものの新聞もテレビも広告も大きな企業はほぼ受けました。
絞れなかったのです。全部内定もらってやろうくらいの気持ちでいたのかもしれません。

ただ、就活というのはあまくなく。
結果は、第一希望の某テレビ局の最終面接の一つ手前で不合格。他はマスコミでいいところまでいった会社もいくつかあったものの最後の最後つめきれず全て落としました。NTTや楽天は最終面接で、マスコミへの気持が捨てきれず第一希望ではないと豪語したところまんまと不合格。

自分の趣味である人生設計の話をして、おもしろいと思ってくれた人材会社の役員さんが合格を出してくれて入社を決めました。

この会社はとてもいい先輩に恵まれて仕事も楽しかったです。法人営業で広告を売っていました。

ただ、マスコミへの想いが拭えずに、某テレビ局を再受験。結果、合格して数年働くことになります。

しかし、そこでの先10年の働きに私のしたいが叶えられそうになかった。そして、私にはもう1社行きたい会社があった。だからそのもう1社である出版社に中途採用で受けました。見事同格。

大企業の某テレビ局をやめて、会社の知名度としてはがくっと下がりましたが某出版社に入社しています。

27歳で大企業を辞めました。その会社が大きいだけに、自分としては今の会社はそれほど大きくないと思います。ただ、読者の方にとっては、「結局転職先も大企業じゃん」そう思うかもしれません。

私としては大きな船を降りたという感覚があります。大企業は、広い世界が見えて、最もいい自分の理想を妄想すると、素敵な世界があるとは思います。一方で、自分の足場を見てみると案外窮屈であるのが実体験でわかりました。なので、大企業からベンチャーへいく同世代をみるとなんとなく気持ちはわかります。

大企業を辞めて、会社名を言っても理解されなかったり、なんでやめたのもったいない、と何度も言われます。が、ここで結果をつくる、足場の仕事を楽しいものにするという思いで今日までやっています。

10年後、やっぱり大企業にいた方がよかったかもと思うかもしませんが、大企業をやめてここ2年は本当に人生が違った形で豊かになった、と思っています。正解だったかなと。人生の帰路では誰しも迷うはずです。個人的には自分の直感も時に大切ではと思います。それではまた。

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