仕事の軸は「お客様の満足度ドリブン」。大手SIerからバトンズへ転職し、サービスを次のステージへ進化させ続けるエンジニアのトップランナーへ。
2018年7月に大手SIerからバトンズへ転職し、現在では開発組織をリードするポジションとしてチームからの信頼度も厚い山村文人。バトンズ入社までのキャリアや入社後のドラマ、エンジニア組織の風土や仕事をする上でのポリシーなどを語ってもらいました。
※こちらのインタビューは2023年6月13日時点のものです。現在の配属・業務内容とは異なる可能性があります。
まずは新卒で入った会社のことを聞かせてください。
大学で情報学科にいたので、IT系の企業と営業色が強い企業の両方を就職活動でターゲットにしていました。結果的に内定をいただいたのが、入社した大手SIerを含めたIT系の企業複数社。大学生の時は就職先を選ぶ基準がまだ定まり切ってなかったので、会社としての歴史が長くて事業もしっかりしており、グループ全体で数千人という社員がいる安定感と、社会人およびエンジニアとしての基礎力を身につけたいと考えて進路を選びました。
前職はどんな環境でしたか?
社会人、そしてエンジニアとしての骨格がしっかりと形成された10年間でした。配属された部署に恵まれたこともあり、優秀な先輩方から存分に知識を吸収できたんです。当時の上司や先輩方が、エンジニアとして、そして社会人として非常に優秀な上に、面倒見が良いという奇跡とも言える環境でした。
前職での印象的な出来事は?
ちょうど27歳くらいの頃、いわゆる「大炎上プロジェクト」に参画することになりました。大規模案件にも関わらず、リリースが近い中で品質が全く安定しない非常にハードな状態の案件でした。今思えば、人生で初めて150%くらい頑張ったかもしれません。でも正直、楽しかったんですよね。僕の中で仕事=お給料をもらうものだったんですけど、このプロジェクトを通して、自分の仕事が誰かの助けになったり、全力を出し切ることで誰かの役に立つ実感を得られたのがすごく糧になりました。
環境も良くてやりがいもある。そんな中で転職を考え始めたきっかけを教えてください。
先ほどお話ししたプロジェクトが落ち着いてきて抜けられる状態になった時に、ちょっと燃え尽きてしまった感がありました。何か新しいことがやりたい。そこで僕に与えられたミッションは、元の部署に戻って「社内に新しい技術を取り入れていくための調査・実証」をすることでした。これもとても楽しかった。新しい技術を学び続けるってやはり技術者として良いものですよね。でも、大企業だったので「絶対この技術を使った方がいいのに!」と思っても、導入には時間がかかりました。ここで葛藤が生まれたんですよね。学んだのに、実務で使えない。ここで学んだ新しい技術を使って、エンドユーザーがたくさんいるような、多くの人の役に立つサービスを提供したい。徐々にそう考えるようになっていきました。イチから社会やエンドユーザーの役に立つサービスを自分たちで作り上げたい、という気持ちが強くなり、ベンチャー企業に興味を持つようになっていきましたね。
バトンズを知ったきっかけは?選考は当時どんな感じでしたか?
エンジニアの紹介に強い人材紹介会社経由で日本M&Aセンターの事業部のひとつだったアンドビズ事業部(バトンズの前身)を紹介されました。まだ分社化前の2018年前後だったと思います。同時に何社か面接を受けている中で、バトンズからは断トツで熱意を感じました。最初の面接で役員の宮竹さんと営業の宮原さんが対応してくださり、選考に出てくださった方々がみんなキラキラした目で必死にロマンを語ってくれたんですよね。僕はそこまでエモいコミュニケーションが好きなタイプではないと自分では思っていたのですが、めちゃくちゃ心を打たれました。目指す夢に惹かれた、というよりバトンズの「人の魅力」にハマったんだと思いますね。
入社したあとはどうでしたか?
2018年7月に入社し、当時は日本M&Aセンターの社員として入社するので、入社式はスーツ着用でした。大きな会議室に日本M&Aセンターの営業マンが数百人でぎっしり座っている中で入社の一言を発表するのですが、選考時のイメージとは全く違い、正直驚きましたね。バトンズが間借りしているエリアへ移動し、やっとベンチャーだなという感覚が湧いてきて、「やることしかない」「絶対成長させてやる」と心が燃えたことを今でも覚えています。
ご入社はアンドビズからバトンズへリニューアルするタイミングでもありましたね。
2018年10月リリースを予定していましたが、当時は僕と朽木さんと杉本さんという3名しかエンジニアがいない状態でした。2人は、相当大変な中でバトンズをローンチさせた戦友ですね。生まれたてのバトンズは、システムでマッチングさせる機能などが間に合わなかったので裏側はほぼ人力。カスタマーセンターの力を借りてやっとサービスが提供できる状態でした。
バトンズの潮目が変わった瞬間を感じる出来事はありましたか?
現代表の神瀬さんの入社ですね。それまでは暗中模索、言い換えるとカオスでした。プラットフォームを運営したことのある人がいませんでしたから。2019年4月に正式に入社してくださったのですが、それからはSEOやマーケ、商品企画など実践的に色々なことをゼロから教えてもらいました。スタートアップなので朝令暮改も何度もありましたけど、本当に吸収することしかなくて、全てを面白いと感じていました。
山村さんから、今のエンジニアチームはどう見えていますか?
人としてきちんとした人が多く、各チームとコミュニケーションが上手に取れているので開発がスムーズに進んでいます。「技術力・プロダクト開発力・ビジネス貢献意識」と3つの柱がプロダクトチームにはあり、メンバーによって強みはバラバラです。しかし、お互いに補い合って高めあう組織文化が根付いているのでチームとしてバランスがとても良い。組織として足りないところを自発的に埋めようとしてくれていますし、一人ひとりが考えようとしてくれます。みんな自主性が高いので、足りない部分がどんどん少なくなっている印象ですね。
僕は、エンジニアが能力を発揮できる環境づくりにこだわっています。なるべく気持ちよく働けたり、不要な工数をかけなくて済む環境づくりを意識していますね。日々の開発業務の中では目の前の「チケット」を消化することに集中してしまいがちではあるのですが、自分のこの開発が将来の何に繋がるのか、ということが見えるように組織課題を共有することも大切にしています。その中で生まれたのが「エンジニア モニタリング会議」です。性能指標や生産性指標、リリース後の機能がどれだけ使われているかの事業貢献度などを共有して、現在地点を理解しながら、未来に向けた議論をしています。事業計画も共有しているので、未来にみんなの目線を揃えた上で、このクォーターはみんなでこれをやろうと話したり、来月自分は何をするかを考え、週次のタスクに落とし込む。クォーター・月・週で振り返りを行うことで、自分の開発が未来のどこに繋がっていくのかを意識できる場にしています。
山村さんが仕事をする上で大事にしていることを教えてください。
「目的ドリブン」で働きたいです。技術者なので、新しい技術を使って思いついたことをすぐにやりたくなってしまう自分もいますが、いつも目的に立ち返り、お客様の満足のために何をすべきなのかを冷静に考えるようにしています。「お客様の満足度ドリブン」ですね。あと、やる理由は大事にしています。なぜ今、これをやるのかの背景を理解し、価値を感じて仕事をしていきたい。他のチームとのコミュニケーションも好きですし、たくさん会話して、今後もより良いものを作っていきたいですね。
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