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とある臨床現場の症例

サッカー部に所属する腰痛の高校生の話。

高校3年生、
サッカー部、ゴールキーパー
レギュラー

既往:横突起骨折

訴え「腰が痛い」

・腰背部の筋、緊張高い
・両股関節伸展ROM −5°   制限あり
(鼠径部・大腿前面に伸張痛あり)
・神経症状なし
・尻上がり兆候+

キック動作: 股関節より腰椎の伸展優位


股関節伸展制限で腰椎の伸展の代償が大きいか?


〈 介入 〉
・リラクゼーション
・股関節伸展運動の促通
・股関節伸展ストレッチ


介入2,3週後
・股関節伸展ROM10°へ拡大。
・「キックがしやすくなった」

一方で大腿遠位前面に伸張痛+
→大腿四頭筋などの二関節筋の伸張ストレス?


股関節、膝関節前面の筋・軟部組織のストレッチ・リラクゼーション実施

大腿前面痛は消失

だがしかし腰痛は軽減せず…。
腰背部の筋緊張も未だ高い状態。
低周波も併用しながらの介入もしているけど、なかなか悩ましいところです。

慢性痛的な観点から考えても
もう少し深堀りしていかないとです。


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