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色んなニット

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ニットをわかるための色々です。専門的すぎない、ギリギリ日常的に役立つ内容です。
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2021年2月の記事一覧

「ノルデックセーター」「ロピーセーター」(ニットの名前の由来〜クラフトニット③)

「ノルデックセーター」「ロピーセーター」(ニットの名前の由来〜クラフトニット③)

前回までで、私たちがよく耳にする「アランセーター」、「フェアアイルセーター」というのは
❶“それぞれアラン諸島とフェア島がルーツのクラフトニット(工藝ニット)“のことであり、
❷“定番ニット(セーター)の1ジャンル(種類)のとしての一般名称でもある“
という説明をしました。
また、「アラン編み」「フェアアイル編み」という編み方も世界中で広く知られ、ニットの定番の編み方として一般名称化してます。

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「ガンジーセーター」と「フィッシャーマンズセーター」。ニットの名前(ニットの名前の由来〜ハンドクラフトニット④)

「ガンジーセーター」と「フィッシャーマンズセーター」。ニットの名前(ニットの名前の由来〜ハンドクラフトニット④)

時期も時期なのでそろそろクラフトニットの話はやめようと思うのですが「ガンジーセーター」だけ最後に触れます。

「フィッシャーマンズセーター」というジャンルを聞いたことあるかと思いますが、その名の通りもともと漁師さんが作業用に着てたセーターです。

現在の感覚でいくとニットのセーターが漁にでるときの作業着ってなに?ですが、、

昔はナイロンだ、ポリエステルだ、撥水加工だ、ラバー(コーティング)だ、ゴ

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『フェアアイルセーター』とシングルジャカード(ニットの名前の由来〜クラフトニット②)

『フェアアイルセーター』とシングルジャカード(ニットの名前の由来〜クラフトニット②)

前回、「アランセーター」を題材に
「ある地域で生まれた民藝品としてのクラフトニットが地場産業として成功し、世界中に広まった結果、ニットのジャンルの一つとなって世界中で個人の編み手にはもちろん、アパレル製品として当たり前に模倣されている」
という説明をしました。

●固有名詞の「アランセーター」、、、、アイルランドのアラン諸島で編まれたアラン編みのハンドクラフトニット

●一般名詞の「アランセーター

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