3. 移動
飛行機は定刻出発。
隣の席には学生らしき青年が座る。ドリンクと食事のサービスのあとに声をかけてみた。(普段の自分ではあまり考えられない行動!ひとり旅だから?)
聞いてみると同じくインドへ向かうとのこと。最終目的地はネパールのようだが、とりあえずアーグラーに行くらしい。
インドは初めてみたいなので、オレが先輩風を吹かせていろいろ説明したけど、一人で数回半年レベルの旅行を繰り返している強者で、海外旅行に関しては彼の方が大先輩だった。
あんまり押し付けがましく説明するのもアレなんで、程々に会話する。
中国に到着。
やっぱ、北京の新空港は人がいなく、ムダに広い。
あまりにも暇だったのでお土産屋に入って店内を物色した。
パンダのぬいぐるみと京歌劇の面は興味があったが、まだ“行き”ということで諦める。
だって、今からインドに行くのだから。帰りに機会があったら買おう。
あーあ、あと一時間半暇だ、何をしよう。
北京国際空港で出発を待つ。
20時20分出発。そういえば20時20分にE08に行けばいいんだっけ?20分出発で少し前に行かなければいけないんだっけ?
なぜか自信がなくなり、iPodで聞いていた落語を途中で席を立つ。
E08に着きしばらく落語の続きを聞いていると行きの飛行機で一緒だった彼のもとに女の子二人組が何か相談してるいるのが見えた。
ああ、オレの方ではないのか…少し寂しい。
19:55に搭乗案内。やっぱり20分発だった、よかった。
飛行機に乗る前にトイレに行き(あまり飛行機の中ではトイレに行かないようにしている、だって面倒くさいじゃん)飛行機に乗り込むこととする。
席は46Hだったがその席には知らないおばちゃんが…
半券をアテンダントに見せ、おばちゃんには席を移動して貰う。
最初は日本人だと思っていたけどチャイニーズみたい。
隣の娘ふうの人としゃべっているんだけど、非常にうるさい。
何とかしてほしいよ、まったく。
まるで京都で見たおばちゃんのよう。(以前、京都駅から大原にバスで向かう際、おばちゃん同士がうるさく会話しているのをよそ目に熟睡し、大原について目覚めたときにまだ会話をしていた。何をそんなに話すことがあるのだか。おばちゃんとは不思議な生き物である。)
その先には、何やら危険な咳き込みをしている人いるし、最悪。
食事のサービスの時間が来た。
何かベジの食事の配り方に問題があった模様で、なかなか配膳が進まない。(ベジ希望の人はあらかじめ確認がなされていたようであったが…)
ついにオレの番になったが「チキンorインディアン?」インドに行くのだからもちろんチキンを選択した訳だが、それでチキンは終了の模様。
隣のおばちゃんがチキンを所望するもない模様で、チキンしか食えない言っている気がする。(中国語はわからないが)
しょうがない、敵に塩を送るつもりでチキンを譲ることにした。
いちおうThank you は言ってもらったが、娘とのおしゃべりは止む気配がない…
Arrival Cardが配られた、よくわからん。
(地球の)歩き方とだいぶ変わってきているし、PIO/NRIって?まぁ、なんとか適当に記入を済ませ、寝に入る。
座席が硬くしばらく座っているとお尻が痛い。何度も目が覚める。
隣のおばちゃんたちは相変わらずしゃべり続けている。
ナニもんなんだろ?寝る気配はないし、たまに機械で脈を測りだすし、携帯は開くは、いったい何者なのだろうか?
若干キモいです。
もう少しでインドに着くよ…何もしなかった1日目終了。