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〔子育て論〕『我流』で失敗する人、『オリジナリティ』で成功する人。

 まだ子育てを初めて2カ月ほどの超初心者ですが、教員という職業の経験をベースにすると『学校教育×子育て』で見えてくるものがありました。成功する時は人によってそれぞれ違いますが、失敗する時って共通点や法則があることが多いです。肌で感じた成功と失敗を書きます。

  僕の場合、授乳のタイミングにしろ、赤ちゃんとの接し方にしろ、お風呂の入れ方にしろ、失敗する時は『我流(自己流)』でした。何となくよく分かっていないんだけど、それとなくやってみるって感じです。

 これって、授業の仕方も似ています。教育って基本”再生産”です。自分が受けてきた授業をそのまま再生産するのがほとんどなんです。正確に言うと、それしか知らないからそれしかできないんです。昔は、へたくそな授業をすると、不良たちが『なんだこのくそつまんねぇ授業は!』とか平気で言ってくれたし、真面目な子でもさすがに寝たりするので目に見えて分かるので、”困り感”があって、自分で勉強するようになります。

 ただ、最近の子どもはそうゆうことを言わないし「とりあえず黙って時間が過ぎるのを待てばいいや」くらいなので、授業をしている方が何となくできちゃっている感じがして、そのまま突っ走ってしまうのが多いです。

 子育ても一緒で、自分の親から聞いた話、自分が親から受けてきた教育をそのままやってしまうから結構失敗するんじゃないでしょうか。その時代、その環境、そのタイミング、その子どもだったからこそフィットしただけで、必ずしも我が子にフィットするかどうかは分からないという感覚、スタンスを持っているか、持っていないかで、子育てのストレスはたいぶ違うと思います。

『我流』と『オリジナリティ』の違いって、『我流』は自分の感覚のみ、自分の経験のみ、自分の視野の範囲に入っている知識のみでやろうとすることで、『オリジナリティ』は、あらゆる人の経験や知識、知恵を知った上で、自分の感覚や感性を混ぜて、アップデートしていくことじゃないかなと、ふと昨日思った次第です。

 実は以前、ベテランの先生に「今の若い子は育児書ばかり読んでいてダメよ。もっと自分の目の前の子どもがどうなのか見て、判断しないと」と言われた時、半分納得、半分違和感がありました。

 育児書を無視して、自分の感覚だけでやっていったら、迷子になる気がして、それって『我流』で進めた結果、最終的には自分の子育て論に固執して、後で失敗だったと分かっても、自分を守るために、正当化して暴走したり、壊れたりしてしまう人が多いんじゃないかなと。

 つまり”バランス感覚”ってすごく大切だな、と感じたわけです。何事も過ぎるのは足りないよりも毒って言いますし、偏り過ぎると大抵良いことありません。その辺をもう一度、見つめ直して、柔軟性を持ってやっていきたいと思います。

 ちょっと真面目な話になってしまいましたが、多様な”考え方”や”価値観”を知っておくことは損ではないと思うので、何かの役に立てば幸いです。今日は、健康診断ついでに久々のサウナに行こうかなと思っています。さらに時間が合えば、映画『るろうに剣心 最終章 The final / The Beginning』も観れたら最幸です。

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