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DVやモラハラの背景について語っていきます

自己紹介


ページをご覧くださりありがとうございます。
現在2人の子どもを育てながら在宅ワークをしているプチと申します。

私は10年以上夫からモラハラを受けてきました。
しかし、当時はDVやモラハラの概念がなかったので
何が当たり前かわからず、修行のような日々でした。

ある時から体の震えが止まらなくなり、夏なのにブルブル震える始末。
心のSOSが体にも出てきたと自覚せざるを得ませんでした。

様々な葛藤の中、たくさんの人の支えを借りて夫と住まいを別にすることができました。

今はとても心穏やかに日々を過ごしております。

ずっと抱えていた違和感

私が夫のもとを離れ、早数年が経ちます。

今でこそモラハラという言葉は認知が高くなっていますが、私が一緒に暮らしていた頃にはそのような言葉は一般的に知られるものではありませんでした。

旦那イライラなんて似たようなエピソードはどこの家にもあるのに、何か違う。
些細なことと割り切ろうとしても深く深く憂鬱な気持ちがずーっとある。

そりゃ元々は他人だったんだもん、嫌なことも我慢もあるよね〜
親でも兄弟でも喧嘩するし。

でも、なんか違うんだよな。
親子喧嘩もしてきたし、兄弟喧嘩で本当に頭にきたことも数知れず。

だけど、徹底的に打ちのめされて
内臓に鉛を沈められたような、
孤独感とか絶望感にずっと漂っている感じって、
なんだろう。

それが何か?
言葉にできないもどかしさ。
気持ち悪いから分析したいと思っても、
せわしない毎日で気づいたらまた別の鉛を抱えてる。

モラハラがわかりにくい理由


モラハラの厄介なところは、
白黒がはっきりわかりにくいところ
だと思います。

白黒わかりやすいのは例えばいきなり殴りかかってきたり、わざと人の物を壊すような行為があった場合。
ただむしゃくしゃしてやったという理由なき理由であれば、殴ったり壊したりした人が悪いですよね。


白黒わかりにくいのは例えば、夕飯後食器を洗い忘れて、翌朝洗い物から始まった場合。

「食器をそのままにしていて翌朝夫が不機嫌になった」

というストーリーは共通でも、この出来事が
1、健全なパートナーシップの間で起こったものか
2、モラハラのある状態なのか
で、見える景色が全くかわってきます。

      ↓↓↓↓↓↓

1、健全なパートナーシップ間で起こった場合
単純に自分がやり忘れていた場合、
「もー次から気をつけてよ(ため息)」
なんてグチグチ言われても、
「あーやっちゃった、ごめんね!><」
と謝って、朝ごはんにオマケのタコさんウィンナーでも添えたら
「まぁいっか」で終わるような話ではないでしょうか。

2、モラハラのある状態で起こった場合
では、モラハラのある状態で夫から
「洗い物そのままだけど。なんで?」と言われたら。

その瞬間、起きた直後でも頭が覚醒して身体中の血管がブワッと逆流するような気持ちになります。

どうしよう、やってしまった、なんて言おう、やばいやばい、、
口が乾いて、発する一言を頭の中でぐるぐる考え出します。
自分の発する一言でその場をうまく切り抜けられるか、ものすごい罵声に変わるかがわかっているから。

自分の不注意であったこと、
以後気をつけることを伝え、
コーヒーでも入れるから待ってて
なんて声かけしながら、
すぐに片付けに取り掛かる姿勢を見せることが正解、
と判断し、体も一気に緊張状態になります。


女性は話をして気持ちを発散する生き物です。
なので、ママ友が集まると楽しい話もするけれど、
「聞いてこんなことがあったの〜!」
と話して聞いて共感し、安心してまた自分の居場所に戻っていくものです。

ここで1の健全パートナーシップさんが
「聞いてよ、昨日の夜食器洗うの忘れててさ、朝から旦那が不機嫌だったのよ〜
 まぁ私が悪いんだけどさ、こっちだって疲れて忘れてただけなのにさ」
なんて話し始めたとします。

2の夫がモラハラのママがすかさず
「えー!うちもなんだけど!」

さらに他のママも、「うちも似たようなことあってさぁ」と話に入ってきます。

すると2の夫モラハラのママは、
「そっか、やっぱどこの家庭でもあるよね。しんどいけど、他人と暮らすってことはストレスも付き物だよね」という風に解釈します。


事実はどちらも同じ。
だけど、背後にある行間が全然違います。


1と2の決定的な違いはなんでしょうか。
それは「対等なパートナーシップがあるかどうか」です。

DV・モラハラという言葉を知る


冒頭にも書きましたが、私が夫と一緒に暮らしていた間、モラハラなんて言葉は知りませんでした。
オリンピック選手や政治家になるっていうことと同じくらいDVなんて他人事で、自分の人生には関係のないものだと思ってました。

だけど、「それはDVだと思うよ」とある時第三者から言われた時に、初めてその単語が自分事として認識されました。
同時にこれは普通の状態じゃなかったんだと思うと、自分が悪いわけじゃなかったと安堵感で涙が止まらなかったです。

我慢しなければならない限界がもう、
全然わからなくなっていました。
頑張りが足りない、甘えている。
100点を目指して達成できても
すぐに120点を設定される。
もっともっとやらなきゃ認めてもらえない、、、

そんな気持ちでずっと辛かったけど、これは世間的に普通の範疇を超えた暴力であるという視点を持てたことが大きな転機になりました。


それからも紆余曲折あったわけなのですが、自分の状況はざっくりわかったけど、

・そもそもモラハラってなんなの?
・治るの?
・どう対応したらいいの?
・それって遺伝?
・なんで私?
・子供への影響は?

私の頭の中に数々の「???」が出てきて、自分の身にに何が起きているのか、正体が知りたくなりました。
色々なセミナーなどにも参加し、その後NPO法人レジリエンス主催のファシリテーターの資格を取りました。


夫から離れた直後は本当に心が傷だらけで、ふとした瞬間蘇った記憶に囚われて長時間経っていたことも何度もあります。
私の経験したこと、学んだことはきっと誰かのお役に立てるんじゃないかと思ってはいましたが、書こうとする度辛い気持ちが蘇り、まとめるまでには時間が必要でした。

その間に世間ではだいぶ理解が浸透してきている感があり、過去の私のような状況にいる人たちが少しでも情報を受け取りやすくなっていることは本当に良い流れだと感じています。

モラハラに限らず、不均衡なパワーバランスのパートナーシップは心にも体にも大きな負担を強います。
こんなことがあったというエピソードはもちろん色々とありますが、
モラハラや大きな意味での暴力というのはそもそもどういうものなのか、目に見えなくて雲をつかむような相手の輪郭が少しでもわかれば、一歩冷静になって自分の状況を俯瞰できると思うんです。


一緒に暮らす上での「コツ」とか、私自身が「ほっほ〜ぅ」と思った目からウロコの話などをお伝えしていきたいと思います。


伝えたいことがたくさんありすぎて、自分の文章力が稚拙すぎて、なかなか筆がすすまないかもしれませんが。
自分や同じように苦しんだ方の体験も織り交ぜながら客観的な視点をお届けしていきたいと思っています。

その他、日々感じていることや子育てについても発信して行けたらと思っているので、どうぞ宜しくお願い致します^^

最後に。


「あなたのお気に入りはなんですか?」
1日ほんの1分でもいいので、
親でも夫でも子どもでもなく、
自分のことを考える時間を作ってみてくださいね♪ ^^

図1

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