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ときメモGSシリーズを布教してみよう


⚠ネタバレを含みます


ときメモGirl's Side(以下ときメモGS)とは株式会社KONAMIが出した歴史のある乙女向けゲームです。一般的に想像されている、男の子キャラクターと両想いになる、というのが最終エンディングとなります。

ときメモGSシリーズには4作品ほど出ていますが、それぞれの舞台は同じ街、はばたき市で過ごす高校生活の3年間が描かれています。

GS2のみ羽ケ崎学園(以下はね学)、他のシリーズははばたき学園(以下はば学)に通う主人公目線で始まります。どちらも名門校ですが、はね学よりはば学の方が頭がいいイメージがあります。(作中のキャラ達の発言に基づき)

それぞれの学園には語り継がれる恋の伝説があり、2のはね学は人魚姫と青年の灯台伝説、他作品のはば学は離れた彼と教会で再び巡り合える、という物です。

教会伝説は、シリーズによって少しキーポイントが違い(灯台伝説は海)、1はオーソドックスに教会、3は教会と周りに咲くサクラソウ、4は教会と風車と鐘の音になります。

既に主人公は最初に出会う男の子キャラクターと、小さい頃に会っているというところから入学式が始まり、卒業までに思い思いの青春を過ごすことになります。彼らはメインヒーロー、王子枠などと呼ばれています。

1の王子枠はマイペース系、2の王子枠は圧倒的不器用ツンデレ系、3だけは特殊で兄弟の2人、情に厚いヤンキー(兄)と不思議おちゃらけ(弟)、4は昔からずっと主人公を思い続けている世話焼き系(選択肢により少しだけ性格に変化があります)。
このようにメインヒーローの彼らだけでもこんなに個性あふれるイケメンが出揃っているのです。

攻略キャラクターの数は総勢43人、女友達やライバルの子達を入れるとさらに多いです。この中からどのキャラを選んでもいいなんて悩みますね。どこからプレイしてみようか悩んでるのであれば、舞台とキャラクター、ストーリ性などを見て選んでみるのは如何でしょう。

舞台は上記で書いた通りなので、キャラクターやストーリー、各プレイスタイルについて主観を元にまとめてみました。(GS1のみ未プレイなので実況などを見た感想になります。もちろん実況から入るのも手です。)尚、全てSwitchにてプレイできます。1.2.3も移植されているのでダウンロード版を購入すればお手軽に遊べちゃいます。

GS1は初代とも呼ばれていて、まさに原点という感じです。他のシリーズの基礎となった作品で、ゲーム性はここから大きくは変わっていません。全てのシリーズが1に基づいているので、1作品プレイすれば操作や仕様に困ることはありません。
まさしく王道、少女漫画がそのまま乙女ゲームになったような感じと行ったところでしょうか。キャラクターの性格なども、幼い頃に読んだ少女漫画雑誌を彷彿させるようで、『こういうポジションのイケメンキャラ居たな』という感想。
後に出てくる女子キャラクターと、男の子を巡ってライバル関係になることもあります。それも昔読んでワクワクしていた少女漫画とよく似ていて、親しみやすいシリーズとなっています。
どのシリーズにも言えますが、ときメモGSは女の子キャラクターもとにかく魅力的で攻略できないのが惜しいくらいです……。
私のお気に入りキャラクターは姫条まどかです。褐色関西弁イケメンで女好きキャラですが、本命の子にはタジタジしちゃうところがあります。早くプレイしたいですね。
王道を楽しみたい、少女漫画の世界に入りたかったあの頃の夢を叶えたい、という方にはGS1からのプレイがオススメです。

GS2は初代とはガラリと雰囲気が違い、海の近いはね学で物語が始まります。全体的にしっとりとした空気感が漂う中で、所々含まれるコメディ成分を楽しみながらプレイしました。
GS2のタイトルにSecand Kissと含まれるだけあって、キスが鍵になります。必ず誰かと事故チューをしますが、そのキャラとエンディングを迎えなくても勿論大丈夫です。むしろキスをするとしないでエンディング分岐があるくらいです。
こちらも女子キャラクターとライバル関係になりますが、GS1より敵意が少なめになります。GS1のライバル達は負けん気が強くアプローチも直接的な強くて可愛い印象でしたが、GS2では仲良くなる(好感度が上がるのが早い)のもあって遠慮気味にアプローチしてきます。どちらも個性があってすごくいいですね。
男の子たちも1に比べて重たい過去や背負ってる物がある印象です。それも踏まえて、GS2からセリフの伏線が多くなってきている気がします。
私のお気に入りは断然ハリー(針谷幸之進)です。立派なバンドマンになる夢を見る彼の悩みに共感できつつ、笑うとハリネズミみたいになる(主観)彼が大好きです。
設定やストーリー、ライバル関係も楽しみつつ、コメディ要素を見たり男の子たちとライバルの関係性も気になる、という方にはうってつけですね。

GS3はW王子枠という特殊なポジションもあって、ストーリーもずば抜けて深刻です。1人1人のキャラクターの過去の重さはGS2の方が圧倒的なのですが、W王子の過去がとにかくどう転んでも重たいのです。
彼ら二人を救うにはエンディングを見届けるか、一切仲良くならないの2つしか道はありません。過酷です。
更にGS3には三角関係ルートというのも存在して特定のキャラ二人の好感度を上げていくと3人友情グループが生成されます。このあと、どちらかのキャラクターだけとデートを重ねていくと地獄を見ます。
移植された1、2、3には二人の男の子(組み合わせは何処でもいい)と仲良くなると地獄の選択を迫られる親友ルートというのもありますが、三角関係ルートはその上を行く地獄です。
そして3からはお助けキャラ(男の子の好感度や個人情報などを教えてくれる)は友達の女の子二人になります。ライバルになる心配をしないで女の子達と仲良くなれるのは魅力ですね。(ちなみに1のお助けキャラは弟の尽くん、2に至っては隣の家に住んでるという遊くんでした。どこから情報得たんだ……?)
私の推しキャラは桜井琥一のアニキです。上記で説明したとおりW王子枠、また、サムネの右上にいる彼です。ヤンキーで弟思い、こんなの好きにならないはずがない。アニキは沼です。
どんな地獄でも受けてやんよ……!って方にはぜひGS3をオススメします。感動の嵐なのでハンカチは必須です。

GS4は全シリーズのいいとこ取りをした、いい意味で現代の乙女ゲームを体現した作品になります。
4は我々の精神力を試される親友ルートは、今のところ実装されていません。安心して色々なキャラクターとデートすることができます。
ただし、4ではマリィガーデンという新システムが加わりました。そこで、主人公と特定の攻略キャラクター3人をガーデンに入れると仲良しグループが生成されます。
3のような三角関係ルートなどはありませんが、攻略のやり方によっては一部近い状態が見られます。エンディングの告白の分岐にもなるので、ゲームシステムの大きな違いはこれになりますね。
マリィガーデンができたことによって、パラメーターをとにかく上げてデートさえしまくれば彼が迎えに来てくれる、ということは無くなりました。卒業式までにガーデン内の白い台の上に彼を鎮座させ続けないといけません(一部告白ルートを除く)。
また、学食時のシーンが追加されたことにより、関係性や好感度によって会話が変わるなど細かい変化もあります。デートスポット、ホタルのすみかでは彼の内なる本音が聞けたりと、とにかく主人公と彼の関係性に目が離せません。
それだけでなく、従来のお助けキャラの女の子達と仲良く慣れたり、仲良し複数人グループを作れたりと、とにかくいいとこ取りしているのがGS4なのです。
攻略キャラクター達も比較的主人公に最初から優しいので、乙女ゲーム初心者の方はぜひGS4から初めて見てください。私のお気に入りは七ツ森実くんです。顔がとにかくタイプでした。

最後に、GSシリーズには先生キャラクターもいて、なんと攻略できます。ハッピーエンドが迎えられるのです。

1はとにかく厳しい冷徹教師、2はふわふわ掴めない過去重天才教師、3は熱血好きな言葉は教育な教師(3の中でも攻略最難関)、4は初恋キラー全員好きになってまう髪結んでる系教師。と、とにかく色鮮やかです。

皆様も1度ぜひプレイしてみてください。買うのはハードルが……って方はぜひ実況動画をオススメします。私はジャック・オ・蘭たんの動画を2週目している最中です。そして、GS2隠しキャラである真嶋太郎の元に走り込んでいます。

皆様良きはばたき市民ライフを!

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