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【修行旅】星の巡礼道カミーノ ポルトガルの道⑦

9月15日 モス〜ポンテベドラ  28km

起きると、ヨーロッパの時間に身体が順応してきたからか、
単に疲労が溜まってきたからなのか、
6:00を少し過ぎていた。目覚ましをかけずとも日本と同じような生活になってきた。

7:30からアルベルゲの1階に併設されているバルが開くと聞き、
少し迷いつつも、寒かったのでそこで一杯頂いてから出ようと決めた。

Cola-Caoというホットチョコレートとトーストサンドを注文し、身体を温めた。

アルベルゲでマメを潰したので、痛みが緩和されたからなのか、
スイスイと歩ける。
1日目、2日目と同じくらいのスピードで歩けている気がした。

登り坂が続く。
思えば、カミーノの道だけかもしれないが、スペインに入ってから石畳の道が極端に減ったように思う。
石畳の道は、マメのある足には異常に負担になる。だから、舗装されているか、もしくは土だけのスペインの道はありがたかった。

野良犬に襲われたり、高低差の激しい丘をゼイゼイ言いながら上り、下りしながら、レドンデラの街を通過し、アルカードという町にたどり着いた。

アルカードの到着前から少しずつ海が見えており、海の青さ、山の緑、屋根のオレンジが見事なコントラストを作り出していた。
路地裏一つとっても絵になるような町であり、いつかこの町に戻ってきて、ゆっくり歩いて周りたいと思った。

そろそろお昼時だったので、バルでボカディージョを食べてから、そのまま通過し、一気にポンテベドラを目指した。

山の中を歩きながら、徐々に家が増えてきて、街に入った。
壁の落書きが多いが、その絵も教会やビールなどが描かれており、これもまたテキトーな絵や文字が描かれる日本とは異なる風習や文化だと思った。

こういった絵でも、文化や町のシンボルを誇りに思っているのが伝わってくる。

アルベルゲに着いてから、少し町並みを散策してみたが、かなり大きい町のようで、教会がいくつもあった。

海の近くにある街のため、大きな川が流れる。

また、闘牛場などもあり、結構大きな街のようだった。


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