逆境を超えてゆく者へ
日本が結構逆境を迎えているということで、この本をお勧めしたい
新渡戸稲造とは1984年から2007年まで、五千円札の肖像画に使われていた人です
新渡戸稲造は教育者であり、『遠友夜学校』を私財で設立して無償で教育を提供したり、国際的な問題の世界平和に尽力した人です。
特に有名な著書が『武士道』で、世界中に読まれている本です。
先人からの学びは活かしたほうがいい
新渡戸稲造さんの経歴を見ると、彼がいかにすごい人物かがわかる。日本のお札の肖像画になるような人なので、只者では無いわけです。
結局人は100年も生永得ることはできず、毎度毎度同じ過ちを犯してしまいます。なので、先人がつまづいたり教訓になった出来事はあらかじめ知っていれば生きる知恵になります。『転ばぬ先の杖』とはこのことでしょう。
新渡戸稲造(著)の『逆境を超えてゆく者へ』では、逆境とは何かから始まり、逆境の時はどういう行いをすべきなのかや、逆にうまくいっている時にはここに注意したほうがいいという注意点を教えてくれる本です。
逆境にある人は、もう少しつま先立ちをして前を見たほうがいい
稲造氏曰く、逆境の時に一番やってはならないことは『ヤケを起こす』ことである。
やけを起こした場合、人は堕落してしまう。やけを起こす人は目先のことしか考えていない。そういう人は自暴自棄になったり悪事を働いたりする。一歩引いて冷静に考えてみれば乗り越えられない困難というのは無い。
社会は決して無情では無い
いろんな場面で社会というのは人の屍を超えて行くものだと感じる人は多いのではないだろうか。
確かにそう思わされる部分も多いが、やはり世の中の大半は情けがあると信じるべきである。
全力で努力する人は、遅かれ早かれ逆境から浮かび上がる。重荷を背負ってこれに耐えるものは、世間が必ずどこかでこれを認め、いつか報われる時が来る。もしかしたら死後かもしれないが。
やるべきことをしっかりやるしかない
この本を読んで、思うことは自分にできることをしっかりこなして行くということだ。
ゲーテの至言『急がず、休まず』
徳川家康『人の一生は重荷を負うて遠き道をゆくがごとし』
というのがある。急いで何かをこなすのはしんどいしすぐ辞めてしまうかもしれない。ただ過去の偉人でさえもこのように悟っているのだ。重荷を背負って遠い道のりを私たちは歩いているのだ。その過程で逆境になろうとも、休んではいけない。
ぜひ逆境を超えて行く者へ 新渡戸稲造(著)を読んで見てください!
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