Tさん

学校の怪談で育った民

Tさん

学校の怪談で育った民

最近の記事

息子は前世モーレツ社員だったかもしれない

息子は電車や車といった車輪がついているものが大好きである。絵本やYoutube動画も、おもちゃも電車と自動車関連。線路脇で電車をながめたり、すれ違う車のメーカーと車種を覚えたりと四六時中息子のオタ活は忙しい。 そんな息子が3歳の頃、「僕はJRに乗って東京の会社で仕事してたんだ」と言った。 電車が好きだからJRは知っていたにしろ設定がリアルすぎる。郊外から通勤していたのだろうか。 何の仕事してたの?と聞くと、「勉強とかパワーとか考えたこととか色んな事して働いてたの」だそうだ。

    • 好きな怪談

      自分が好きな怪談をあげてみる。 何度も見える飛び降り  窓の外を見ていると、突然黒い影が上からばさっとよぎった。落ちていくモノと、目が合ってしまった。飛び降りだ。 人が落ちていったのだ。しかし、自分以外フロアで働く人達は気づいていないようだ。 自分の心臓はバクバクと脈打っていたのに対し、あまりに平然としたフロアで、半信半疑になり、そういえば、衝突音がなかったなと、恐る恐る窓の下を見ると、落ちたはずのモノはなかった。 「寝不足かな、変なものを見てしまった。」 先輩に白昼の事

      • 赤い紙青い紙の怪談

         学校のトイレは怪談の宝庫である。トイレの花子さん、便器から出る手、そして赤い紙青い紙である。トイレで用を足した後、紙がなくなり、タイミングよく「赤い紙がいい?青い紙がいい?」と声がし、「赤い紙」を選ぶと血まみれで死亡、「青い紙」を選ぶと血を抜かれ蒼白になり死亡、どっちを選んでもデッドエンドである。  これを回避する方法はない。拭かずに出ていくのみである。 しかし、新たなフォークロアとなるよう、決め台詞も考えてみよう。 「ガキじゃねーんだ、てめえの尻くらいてめえで拭うさ」

        • 埼玉弁の告白選手権

          ケンミンショー的なものでも、ご当地美女特集でも、方言で愛の告白を言わせるのはキラーコンテンツとして息が長い。 しかし、私の出身である埼玉なんて方言はあるようでないし、ネット検索するといつの時代の言葉だ、というような、無理矢理埼玉の方言と言われているものをひっぱりだして偽造された例文が掲載されている。実際の埼玉の方言は、武蔵野弁、群馬弁、茨城弁、山梨弁がまざり薄まって形作られていると思われる。 そこで、出身者の体感で、私が考える埼玉方言を使った告白例文をあげていこうと思う。

        息子は前世モーレツ社員だったかもしれない

          口裂け女にちゃんみな美人を聞かせたい

           アーティストちゃんみなの「美人」を聴いて泣いてしまう。彼女自身の経験を元にした曲だそうで、彼女が配信した楽曲の感想には、自身の音楽よりも、容姿に対するコメントが多いという事に対する違和感と、針のように長く、鋭利な刃物のように他人を、そして自らも傷つけるように発展してしまったルッキズムに対する彼女の叫びが、多くの人の心を揺さぶっている。  現代に限らず古来より人々は容姿に苦悩していた。怪談には容姿にまつわるものが多い。「私キレイ?」で有名な口裂け女は正に日本のルッキズムが化

          口裂け女にちゃんみな美人を聞かせたい

          聞いたら夜中に来てくれる系の怪談について

          都市伝説、オカルト、怪談系のYouTubeチャンネルが好きだ。楽しみにしていた、コヤスタのシンジラレナイハナシ第3夜にて、角由紀子さんが語った、「オカムロさん」という怪談が気になった。  オカムロさんが夜中に首を刈りにくるという話だが、この話を聞いただけで、聞いてしまった者の元に、話のように夜中現れて首を刈りにくるという。回避方法もあり、「オカムロ」と3回唱えると去るという。この手の怪談は他にもあり、有名どころだとカシマさんがあるが、四肢を奪いにくるので、コンボで来たら胴体し

          聞いたら夜中に来てくれる系の怪談について