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2023ドラフト展望

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2023年ドラフト結果

2023ドラフトも無事に終了しました。
指名選手は以下の通りになりました。

1位 草加 勝(亜大) 投手 右投右打
2位 津田 啓史(三菱重工East) 内野手 右投右打
3位 辻本 倫太郎(仙台大) 内野手 右投右打
4位 福田 幸之介(履正社) 投手 左投左打
5位 土生 翔太(茨城アストロプラネッツ) 内野手 右投右打
6位 加藤 竜馬(東邦ガス) 内野手 右投左打
育成1位 日渡 騰輝(

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2023ドラフト直前〜投手入札〜

いよいよドラフト会議前日を迎えました。
佐々木の米国留学もあり、様相が変わってきた今年のドラフト。今回はドラフト展望のまとめを書いた日から今日に至るまでの情報を考慮に入れた上で、中日に取ってほしいドラフト戦略について書いていきたいと思います。

まずは入札1位。
12日のスカウト会議では1位候補を14名に絞ったという記事が記載されました。

メンバーを予想すると高校生では前田(大阪桐蔭)、横山(上

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2023ドラフト展望~まとめ~

今回はドラフト全体の展望について書いていきます。

まず最初の1位入札について。
執筆時点では確定的な情報は出ていませんが、8月のスカウト会議では大学生投手が豊作である事に言及していました。

甲子園大会が開催中であったにも関わらず、記事には高校生への言及がありませんでした。現時点で佐々木麟太郎の進路が未確定、なおかつ佐々木への熱心さも感じられない事を踏まえると、1位指名は大学生投手が濃厚になるで

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2023ドラフト展望~独立リーグ編~

2023ドラフト展望~独立リーグ編~

今回は独立リーグの選手について。

まずは投手から。
BCリーグでは土生翔太(茨城)、入江空(栃木)、太田大和(武蔵)の3投手。
日本海リーグでは大谷輝龍(富山)、四国アイランドリーグでは椎葉剛(徳島)が気になりました。
この中では土生、太田は完成度が高く、早い段階で実戦投入が出来るとみてます。それに対して入江、大谷、椎葉の3名はいずれも速球派。素材型ではありますが、3名とも大卒で社会人も経験して

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2023ドラフト展望~社会人野手編~

2023ドラフト展望~社会人野手編~

今回は社会人野手について。

今年の目玉的存在といえるのが、度会隆輝(ENEOS)。
高校時代から名の知れた選手で、父は元プロ野球選手。
高卒ながらENEOSのレギュラーに定着し、昨年の都市対抗ではなんと4本塁打と類まれな打撃センスを披露しました。外野手ではありますが、今年からセカンドやサードにも挑戦しているとの事。内野も出来ると判断されるのであれば1位指名の可能性は高くなりますし、外野専任だとし

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2023ドラフト展望~社会人投手編~

2023ドラフト展望~社会人投手編~

今回は社会人投手について。

今年の目玉は松本健吾(トヨタ)。
150キロを超すストレートとスプリットを中心にカウント球のカーブ、カットと多彩な変化球も持っています。フォームも癖がないうえに制球のレベルも高く、完成度の高さはトップクラス。上位指名確実と言われた昨秋に比べると今年はあまり目立っていませんが、それでも中日の3位までには残っていないかもしれません。確実に獲得したいのであれば2位で指名する

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2023ドラフト展望~大学生野手編~

2023ドラフト展望~大学生野手編~

今回は大学生野手について。豊作と言われる大学生投手と比べて小粒な印象がある今年の大学生野手。

上位候補の筆頭は上田希由翔(明大)。
1年時から出場しており、安定感ある打撃が持ち味のサード。守備ではサード以外にもファーストや外野も出来るユーティリティー性も持ち合わせています。高校日本代表との壮行試合では特大ホームランも放っており、慣れてくればホームランの期待は持てるのかなと。
左のスラッガーで地元

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2023ドラフト展望~大学生投手編~

2023ドラフト展望~大学生投手編~

豊作と言われる今年の大学生投手。

その中で目玉は左腕の細野晴希(東洋大)と右腕の常廣羽也斗(青山学院大)。
細野は150キロを超えるストレートに加え、キレのいいスライダー、スプリットで三振を奪う本格派。四死球の多さが気になる所ではありますが、指に掛かったボールの威力はプロのローテーション投手と遜色ない力を持っています。
常廣は肘を柔らかく使うフォームからストレートにスライダー、カーブを混ぜ、フォ

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2023ドラフト展望~高校生野手編~

2023ドラフト展望~高校生野手編~

今回はスラッガーとショートが目立つ高校生野手について。

今年の野手の目玉は佐々木麟太郎(花巻東)。
彼に関しては今更説明はいらないでしょう。
補強ポイントである左のスラッガーに合致しますし、守備位置がファーストに限られる可能性が高いとしても狙いにいく素材である事は間違いありません。
また彼を指名して大成させる事が出来れば、外国人野手の補強を外野かサードに絞ったり、ピッチャーにリソースを割けるメリ

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2023ドラフト展望~高校生投手編~

2023ドラフト展望~高校生投手編~

今回は高校生投手について。
例年と比べ、素材型が目立つ印象を受ける今年の高校生投手。

今年の目玉は前田悠伍(大阪桐蔭)。
下級生から活躍しており、実績は申し分なし。140キロ後半を記録するストレートに加え、三振が取れるチェンジアップは超高校級。制球も良く、早い段階から実戦投入が出来る完成度、そして技術の高さは他の候補と比較しても抜きんでています。1位指名は確実。何球団が指名に動くかが楽しみですね

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2023ドラフト展望 ~今年の補強ポイント~

2023ドラフト展望 ~今年の補強ポイント~

お久しぶりです。
シーズン中は一切更新出来ませんでしたが、今年もドラフト関係については更新していきます。まずは補強ポイントの確認から。

・先発投手
小笠原は奮闘していますが、大野雄大が故障で長期離脱。途中加入のメヒアは好投が続きましたが、故障離脱しました。
ただその後に続く投手がなかなか現れず、調子が上がらない涌井を8月まで起用したり、不調の柳、高橋宏を2軍に落とせない状態が続いています。
それ

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