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縄文から始まる⁉

先月のことになりますが、旅行雑誌のるるぶから「るるぶ縄文」が発売されました。
北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産登録されて早一年。
最近ではTV番組でも特集が組まれ、ついにガイドブックにも登場です。

大好きな〝縄文〟がついにメジャーになる⁉
店頭に並ぶその姿を見てみたいと、酷暑の中を地元の本屋さんへ足を運びました。
インターネットで情報が得られるようになってから、ガイドブックのコーナーを覗くのは随分のご無沙汰です。

久方ぶりのそのコーナーは、時勢を反映してか地域のグルメや近場の行楽地のガイドブックが増えているようです。
〝美味しいパン屋さん巡り〟〝ワンちゃん同伴カフェ巡り〟〝お土産いっぱい工場めぐり〟等々。

るるぶのコーナーには、ざっと100種類ぐらいが並んでいるでしょうか。
「日帰り温泉」「ユニバーサルスタジオ」「四国八十八カ所」「ペットとお出かけ」などの目的別のものが多くなったようです。
「両国三十三カ所」とニッチな分野にも進出しています。

さて、縄文は…と端から探していきますが、無い、ありません。

店員さんに聞くと、「お取り寄せしますか?」っと。

店頭に並ぶのは売れ筋だけで、今後入る予定もないとのこと。
それではと、もう一カ所の書店を訪ねますが、そこでも同じ答えが。
「両国三十三カ所」より売れる可能性が少ないとは…ちょっとトーンダウン。

ということで、結局アマゾンで購入しました。

表紙は当然ながらるるぶ仕様


中をちょっと覗いてみましょう。
最初のカテゴリーは、
「ようこそ、縄文の世界へ!」

集落、すまい、縄文人、食事、土器、土偶等のページがあり、コンパクトにまとまった内容はちょっとした入門書代わりになりそうです。

縄文が明るい雰囲気で描かれています♪

国宝の火焔土器を初め、縄文土器の誕生から終焉までの流れがざっと表されています。

迫力満点な火焔土器

土偶は〝謎多き人形〟として、女性なの?何で壊れているの?人間以外もあるの?など素朴なQ&Aから国宝までが、一通り網羅されています。

国宝土偶はいつ見ても神々しい!


次は「縄文TOPICS]
るるぶ定番のグルメ特集とグッズの特集です。

縄文グルメも、やはりラーメンと
カレーライスが多いです。
スイーツって聞くと、
なぜか美味しそうに感じてしまいます。


次はいよいよ本丸の「世界遺産」
北海道と北東北の遺跡群

出土した土器や土偶の情報もしっかりあります。

最後は縄文スポットマップ

会いにいきたい土偶や土器がたくさん!

〝縄文〟がギュギュと詰まったガイドブック。
この一冊を手にしたら、〝縄文〟に全くに興味がなくとも、土器や土偶を見たい!遺跡を訪ねてみたい!となりそうです。

今回は〝世界遺産の縄文遺跡〟としての〝縄文〟ですが、
もっともっと広がって、
〝るるぶ中部高地の縄文〟〝るるぶ火焔土器〟〝るるぶ土偶〟、
更には
〝るるぶ日本の古代遺跡〟〝るるぶ弥生〟〝るるぶ古墳〟などと、
文化遺産や歴史ツーリズムが盛りあがるような、そんなるるぶができると嬉しいですね。


ここから始まるかも⁉るるぶ古代シリーズ(仮名)
それもこれも、るるぶ縄文の売り上げと、旅行人口が増えるかどうか次第でしょうか。


最後まで読んでいただき有難うございました。


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