都内・駅チカの森あります
青空が広がりカラッとした心地よいこの季節、
爽やかな風、ちょっとまぶしい太陽の光、
もっともっと感じたい!この心地よさ。
家に閉じこもっているのはもったいない、
どこか行こう~と、そう思い立って気楽に行けるのが、東京都多摩市の『遺跡庭園 縄文の村』です。
都心から電車に揺られ40~50分ほど、駅から歩いて5分というアクセスが自慢です。
『遺跡庭園 縄文の村』は、縄文時代の集落であった多摩ニュータウンNo.57遺跡に盛土をして、当時の多摩丘陵の景観を復元したものです。
その庭園は、カヤ、クルミ、クリなどの50種類以上の樹木とカタクリ、ゼンマイ、ワラビなどの草花を植栽して、当時の植生を再現しています。
その豊かな植生によって、チョウなテントウ虫などの昆虫、その昆虫に誘われてやってくる野鳥の姿もみられます。
トップ画像の、土器と竪穴住居の看板が入口の目印です。
さあ、行きましょう。
入って間もなく木々が生い茂り、周りの街並みが見えなくなりました。
ここはもう縄文の村ではなく、森という雰囲気です。
数千年前の縄文時代は、どこもこのような森であったのですよね。
普段見慣れた木々も、縄文時代からの営みが繰り返されているのだと思うと、何だか愛おしく感じられたり、不思議な気分になってきます。
木にかけられたプレートには、その特性や使い方などが書かれているので、え~そうだったの、なんて感心しながら次々見て回ります。
縄文時代の家3軒を見比べ
縄文時代前期と中期の2軒の竪穴住居が復元され、中期末の敷石住居(床に大きく平たい石が敷かれているもの)が1軒移設、復元されています。
縄文時代は、駅チカより水チカが人気です。
何はなくとも水が欲しい!
自然のひと時を満喫したら、”縄文繋がり”ということで隣接する『縄文の村 展示ホール』へ。
昨年秋、江戸東京博物館で開催された「縄文2021―東京に生きた縄文人―」には多くの人が訪れ、初めて縄文土器や土偶を見た人も多かったようです。
この展示ホールからも出張していました。
「縄文2021~」でも人気を博した多摩ニュータウンのビーナスはさすがの存在感です。
踊ってる?
一つ一つみんな違って、みんなユニーク。
こんな顔のついた土器もあります。
自然いっぱいの縄文の森で、
このような想像力豊かな土器や土偶が生まれたとは、とても不思議です。
森の生活には、いったいどんなことが繰り広げられていたのでしょうか?
縄文時代に興味がある人はもちろん、
そうでない人も、
森で縄文人と同じ空気を思いっきり吸ってみませんか。
最後まで読んでいただき有難うございました☆
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